オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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暴動が起きるぞ

2009-11-03 20:21:10 | 千葉ロッテ

清水のトレードについては週内にでも正式な発表となるのでしょうから、ロッテファンとして出来ることは那須野と新沼の来季に夢を馳せることぐらいでしょう。
しかしながら穏やかになろうと努めているロッテファンの気持ちを逆なでするようなニュースが、相次いで報じられています。

大嶺兄弟「祐太」「翔太」でワン・ツー計画 (11/3 スポーツニッポン)

ロッテは球団初の日本人兄弟選手となる大嶺兄弟の登録名を「祐太」「翔太」にするプランが浮上した。
ドラフト3位で大嶺の弟、八重山商工・翔太を指名。
チーム内には既に渡辺、橋本、田中の同姓選手が2人ずつ所属。
加えて同1位でトヨタ自動車・荻野を指名し、同姓が5組に増える。
混乱を避けるための「祐太」「翔太」案だ。
球団関係者は「兄はチーム内で祐太と呼ばれているしファンに覚えてもらうにはいい」。
94年ドラフト1位・大村三郎は大村巌がいたため「サブロー」、西岡も07年に「TSUYOSHI」で登録した経緯があり、飛躍の期待も込められている。
背番号は投手の祐太が「2」ということで、内野手の翔太にはバレンタイン前監督の「2」を検討。
瀬戸山球団社長は「長男が1で次男が2というのは面白いアイデア。本人の希望を聞いて決めたい」と話した。

田中雅以外の田中って誰よ、育成の田中崇は戦力外にしたよね、もしかして横浜からもらうのは那須野じゃなくて田中健二朗なのかしら、という突っ込みはさておき、個人的には登録名を変更するのは好きではありません。
TSUYOSHIはもちろんのことサブローですら反対をしていましたし、祐太なんて登録をしてしまえば木村や下敷領の立場がなくなります。
大嶺祐、大嶺翔がベタすぎると考えるのでしたら大嶺兄、大嶺弟でよいと思いますし、漫才師じゃあるまいし「祐太・翔太」もないでしょう。
また大嶺弟の背番号2も前監督を崇拝するファンの猛烈な反発を食うことが必至であり、また大嶺弟にとっても無用なプレッシャーを与えることにもなりかねず、無駄な災いを自ら招くことに他なりませんので、これだけはやめた方がよいと思います。
もしかしたら球団としてはライトスタンドに翻る「2」のフラッグを封印することが目的なのかもしれませんが、悪いことは言いませんから2は数年は塩漬けにした方が無難でしょう。
文句なくドラフト1巡目で入団をしてきた野手か、メジャーバリバリの外国人選手、次に背番号2を背負うのはそういった選手であるべきだと考えます。

強大な打撃力の金泰均、千葉ロッテが関心示す (11/3 中央日報)

日本のプロ野球千葉ロッテマリーンズが最近フリーエージェントの公示が出された金泰均(キム・テギュン、元ハンファ)の獲得に乗り出した。
韓国プロ野球の釜山(プサン)ロッテジャイアンツと千葉ロッテマリーンズの球団オーナーを務めるロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン)副会長が韓国選手獲得の必要性を強調し、金泰均獲りに関心を示しているという。
千葉ロッテが金泰均を狙う理由は2つに要約される。
千葉ロッテの打線は長打力に欠ける。
今シーズンは22本塁打を記録したサブローを除き、20本塁打を超えた打者はいなかった。
マウンドが崩れた上に打線の力まで落ち込んだ千葉ロッテは今年パ・リーグ5位になった。
マーケティングからも大きな効果を期待できる。
金泰均はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での活躍ですでに日本で相当な知名度を持っている。
千葉ロッテは李承(イ・スンヨプ)が活躍していたころに韓国の放送局から相当な中継権料を得ている。
韓国と日本の双方に根を下ろしているロッテにとって韓国代表チームの4番打者金泰均は相当に魅力的だ。
このため千葉ロッテは積極的な投資を進める見通しだ。
2004年の李承に提示した2年5億円に匹敵する契約が飛び出す可能性もある。
金泰均は「チャンスがあれば大きな舞台に立ちたい」と日本進出を優先目標に上げている。
金泰均は3日から12日まで元の所属チームのハンファと優先交渉を行う。
4年60億ウォンの呼び値がかかる金泰均をハンファが獲得する確率は低い。
13日からは海外の球団、国内7球団との契約が可能になる。
国内球団では右打者獲得が切実なLGが目を付けている。

ロッテが金泰均に興味を示していることは既に報道をされていますが、まあ韓国系新聞のニュースとは言っても、いくら何でも贔屓の引き倒しのような内容です。
56本塁打を放った李承と同列に語ること自体がおかしく、WBCの韓国チームの4番であっても日本でその名を知っている野球ファンは多くはないでしょう。
しかも2年5億なんてのはお話にもならず、清水を放出した上で韓国の選手を大枚をはたいて獲得をした日には、それこそロッテファンの暴動が起きてもおかしくはありません。
それだけの投資が出来るのであれば中南米から選手を引っぱってきた方が確実ですし、シコースキーの年俸ダウンなどは笑い話になってしまいます。
記事中の辛副会長とは重光ジュニアのことなのでしょうが、チームに韓国選手を迎え入れたいとの意向を持っているとの話は納得感がありますが、それでも3000万とも言われる外国人選手補強費に上積みをして2年1億2000万ぐらいか、奮発をしても1億5000万が限界と考えるのが妥当であり、大松よりも高年俸などは許されるはずもありません。
言い値とは言っても韓国で4年60億ウォン(5億円弱)であるのでしたら、金泰均は日本でのプレーは諦めた方がよいでしょう。

何にせよ球団に望むことは、ファンや選手、スタッフを惑わすような言動をしないで欲しいということです。
とにかく野球に集中が出来る環境を整えることが球団の役割であり、使命でもあります。
金がないので話題でと考えているのでしたら見当違いも甚だしく、穏やかな気持ちで来季に臨めるよう黒子に徹する瀬戸山球団社長らであってもらいたいです。

 

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さらば清水

2009-11-03 01:28:38 | 千葉ロッテ

日刊スポーツの信憑度と、あまりに空虚な記事への疑いのどちらを取るべきかに迷っていたロッテファンにとっては不幸なことに、前者に軍配が上がることが確実になってきました。
今日は何ら表面上の動きはなかったものの、次の移動日である金曜日あたりに正式な発表となることが濃厚です。

「横浜・清水直」今週中にも誕生!…那須野、新沼とトレード (11/2 スポーツ報知)

横浜が、ロッテの清水直行投手(33)をトレードで獲得することが1日、明らかになった。
那須野巧投手(27)、新沼慎二捕手(30)との1対2の交換が有力。
先発の軸を求める横浜と、左投手中心の補強を目指すロッテの思惑が一致した形。
交渉は最終段階で、今週中にも発表される。
2年連続最下位から巻き返しを図る横浜が、大型補強に踏み切る。
三浦以外に計算できる投手がいない先発陣が、最大の弱点。
FA権を持つ清水と巨人・高橋尚に狙いを絞っていたが、最終的には通算93勝(85敗)の右腕に一本化した。
今季は6勝7敗だが、02年から5年連続2ケタ勝利を挙げるなど、エースとして活躍。
横浜は清水が国内FA権を取得した昨オフも熱心に調査しており、2年越しの恋人獲得となる。
来季が2年契約の2年目で、年俸も今季の推定2億4000万円から2億8000万円へ変動するが、横浜が肩代わりする。
FA権は行使しない見込みだ。
交換要員は那須野が軸だ。
04年に、契約金の最高標準額(1億円+出来高5000万円)を大幅に超える5億3000万円を積んで獲得した大型左腕も、プロ入り後は鳴かず飛ばず。
それでも、ロッテ側は貴重な左腕として計算している。
さらに、中堅捕手が欲しいロッテ側が新沼を希望。
ただ、横浜も捕手層が薄く、金銭もしくは野手に落ち着く可能性がある。
早期成立を目指し、両球団は詰めの交渉を行っている。

ここまで一般紙を含む複数紙が報道をし、かつ清水が秋季キャンプを切り上げて帰京をしたことを考えれば、清水がロッテを去ることは動かしがたい事実と考えるべきなのでしょう。
選手会長であり、また長きに渡ってエースとして君臨をしてきた清水としては納得のいかないトレードだとは思いますし、同情もしたくなります。
しかし1億6000万の投手が13勝をしただけで2年5億2000万もの契約を勝ち取ったこと自体が傍目から見れば異様であり、そこに至るまでの清水のゴネっぷりを見せつけられもしましたので、成績が伴わなければ放擲をされても当然だと、厳しいようですが自業自得との指摘をされても仕方がありません。
また球団は自らが招いた放漫経営のツケを清水に払わせる形にはなるのですが、そのことで昨年の久保に続いてファンから手厳しい批判を受けることは覚悟の上でしょうし、それだけ球団経営が追い詰められている証左でもありますから、一方的に責めるのも違うような気がします。
つまりは清水は大金を手にする一方でプライドを傷つけられた上にCS出場の可能性がより低いチームに追いやられる結果となり、球団は非難を一身に受ける代償として経費削減を成し遂げるという、両者にとっては痛み分けとも言える結果であるとの見方もできます。

純粋に戦力として考えれば清水が年俸に見合わないことを否定するファンはいないでしょうし、しかしチーム内での存在感などの目に見えない部分での清水の価値は無視できないとの浪花節的な発想も理解ができます。
清水の放出に賛成をするファンは前者を重視し、反対をするファンは後者を重視しているのでしょう。
ただ反対意見の多くは清水を放出することよりも、その交換要員への不満の方が強いようにも思えます。
久保のときと同様にとにかく放出ありきで交換要員は後付け、そんなところが見えてしまうことによる苛立ちと言った方がよいかもしれません。
橋本健もそうでしたが、那須野や新沼が今季に1軍でほとんど実績がないことへの不満、そこに尽きるような気がします。

しかし中継ぎ投手、左腕、捕手が補強ポイントであることに間違いはなく、人選はさておき誤った方向性ではないと思います。
その人選にしても足元を見られても仕方がない理由でのトレードですから、ある程度の妥協が求められるのは当然のことです。
あの横浜ですら評価の低い那須野と新沼であることは分かっている中での指名ですから、そこはロッテの編成部の目を信じるしかありません。
橋本健にしても久保との比較をするからダメダメと思うわけで、純粋に選手として見ればそこまでの低評価は不当とも言えます。
過度な期待はできないまでも那須野や新沼が環境が変わることで芽が出る可能性はゼロではない、そう前向きに考えることも必要でしょう。

自分で書いていて無理矢理感は否めないのですが、不満は言いながらも私にできることはロッテのユニフォームを着た選手を応援することだけです。
肩を壊して輝きを失いつつあるとは言っても那須野は鳴り物入りで入団をした投手であり、5年間の実績で上回ることができる左腕は成瀬と川崎しかいません。
また新沼もことある毎に獲得をしたいと書いてきた捕手であり、野球に対する真摯な姿勢は高校時代から評価をしています。
清水との比較ではなく、単に選手としての那須野と新沼を見つめていきたい、ネガティブな私ができる精一杯の前向きさだと受け止めていただければと思います。

そうは言ってもチーム内に動揺が走ることは間違いないでしょうし、サブローや小林宏らの今後の動向に大きな影響を与えることも確実だと思われます。
いろいろな方面でロッテへの評価が下がることも覚悟をしなければなりません。
それだけの代償を払うのですから球団にはしっかりとしたポリシーを持って経営に勤しんでもらわなければなりませんし、もし那須野と新沼を要求したのであれば相手の都合などは考えずに初志を貫徹する意地を見せて欲しいです。
明らかに妥協の産物としか思えないような結末となった場合は選手にも失礼ですし、そんな弱腰では経営改善などは夢のまた夢でしょう。
今できるベストを尽くす、選手に求めてきたことと同じことを球団にも強く求めたいと思います。

 

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