清水のトレードについては週内にでも正式な発表となるのでしょうから、ロッテファンとして出来ることは那須野と新沼の来季に夢を馳せることぐらいでしょう。
しかしながら穏やかになろうと努めているロッテファンの気持ちを逆なでするようなニュースが、相次いで報じられています。
大嶺兄弟「祐太」「翔太」でワン・ツー計画 (11/3 スポーツニッポン)
ロッテは球団初の日本人兄弟選手となる大嶺兄弟の登録名を「祐太」「翔太」にするプランが浮上した。
ドラフト3位で大嶺の弟、八重山商工・翔太を指名。
チーム内には既に渡辺、橋本、田中の同姓選手が2人ずつ所属。
加えて同1位でトヨタ自動車・荻野を指名し、同姓が5組に増える。
混乱を避けるための「祐太」「翔太」案だ。
球団関係者は「兄はチーム内で祐太と呼ばれているしファンに覚えてもらうにはいい」。
94年ドラフト1位・大村三郎は大村巌がいたため「サブロー」、西岡も07年に「TSUYOSHI」で登録した経緯があり、飛躍の期待も込められている。
背番号は投手の祐太が「2」ということで、内野手の翔太にはバレンタイン前監督の「2」を検討。
瀬戸山球団社長は「長男が1で次男が2というのは面白いアイデア。本人の希望を聞いて決めたい」と話した。
田中雅以外の田中って誰よ、育成の田中崇は戦力外にしたよね、もしかして横浜からもらうのは那須野じゃなくて田中健二朗なのかしら、という突っ込みはさておき、個人的には登録名を変更するのは好きではありません。
TSUYOSHIはもちろんのことサブローですら反対をしていましたし、祐太なんて登録をしてしまえば木村や下敷領の立場がなくなります。
大嶺祐、大嶺翔がベタすぎると考えるのでしたら大嶺兄、大嶺弟でよいと思いますし、漫才師じゃあるまいし「祐太・翔太」もないでしょう。
また大嶺弟の背番号2も前監督を崇拝するファンの猛烈な反発を食うことが必至であり、また大嶺弟にとっても無用なプレッシャーを与えることにもなりかねず、無駄な災いを自ら招くことに他なりませんので、これだけはやめた方がよいと思います。
もしかしたら球団としてはライトスタンドに翻る「2」のフラッグを封印することが目的なのかもしれませんが、悪いことは言いませんから2は数年は塩漬けにした方が無難でしょう。
文句なくドラフト1巡目で入団をしてきた野手か、メジャーバリバリの外国人選手、次に背番号2を背負うのはそういった選手であるべきだと考えます。
強大な打撃力の金泰均、千葉ロッテが関心示す (11/3 中央日報)
日本のプロ野球千葉ロッテマリーンズが最近フリーエージェントの公示が出された金泰均(キム・テギュン、元ハンファ)の獲得に乗り出した。
韓国プロ野球の釜山(プサン)ロッテジャイアンツと千葉ロッテマリーンズの球団オーナーを務めるロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン)副会長が韓国選手獲得の必要性を強調し、金泰均獲りに関心を示しているという。
千葉ロッテが金泰均を狙う理由は2つに要約される。
千葉ロッテの打線は長打力に欠ける。
今シーズンは22本塁打を記録したサブローを除き、20本塁打を超えた打者はいなかった。
マウンドが崩れた上に打線の力まで落ち込んだ千葉ロッテは今年パ・リーグ5位になった。
マーケティングからも大きな効果を期待できる。
金泰均はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での活躍ですでに日本で相当な知名度を持っている。
千葉ロッテは李承(イ・スンヨプ)が活躍していたころに韓国の放送局から相当な中継権料を得ている。
韓国と日本の双方に根を下ろしているロッテにとって韓国代表チームの4番打者金泰均は相当に魅力的だ。
このため千葉ロッテは積極的な投資を進める見通しだ。
2004年の李承に提示した2年5億円に匹敵する契約が飛び出す可能性もある。
金泰均は「チャンスがあれば大きな舞台に立ちたい」と日本進出を優先目標に上げている。
金泰均は3日から12日まで元の所属チームのハンファと優先交渉を行う。
4年60億ウォンの呼び値がかかる金泰均をハンファが獲得する確率は低い。
13日からは海外の球団、国内7球団との契約が可能になる。
国内球団では右打者獲得が切実なLGが目を付けている。
ロッテが金泰均に興味を示していることは既に報道をされていますが、まあ韓国系新聞のニュースとは言っても、いくら何でも贔屓の引き倒しのような内容です。
56本塁打を放った李承と同列に語ること自体がおかしく、WBCの韓国チームの4番であっても日本でその名を知っている野球ファンは多くはないでしょう。
しかも2年5億なんてのはお話にもならず、清水を放出した上で韓国の選手を大枚をはたいて獲得をした日には、それこそロッテファンの暴動が起きてもおかしくはありません。
それだけの投資が出来るのであれば中南米から選手を引っぱってきた方が確実ですし、シコースキーの年俸ダウンなどは笑い話になってしまいます。
記事中の辛副会長とは重光ジュニアのことなのでしょうが、チームに韓国選手を迎え入れたいとの意向を持っているとの話は納得感がありますが、それでも3000万とも言われる外国人選手補強費に上積みをして2年1億2000万ぐらいか、奮発をしても1億5000万が限界と考えるのが妥当であり、大松よりも高年俸などは許されるはずもありません。
言い値とは言っても韓国で4年60億ウォン(5億円弱)であるのでしたら、金泰均は日本でのプレーは諦めた方がよいでしょう。
何にせよ球団に望むことは、ファンや選手、スタッフを惑わすような言動をしないで欲しいということです。
とにかく野球に集中が出来る環境を整えることが球団の役割であり、使命でもあります。
金がないので話題でと考えているのでしたら見当違いも甚だしく、穏やかな気持ちで来季に臨めるよう黒子に徹する瀬戸山球団社長らであってもらいたいです。