オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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采配に口を出すな

2009-11-29 22:56:02 | 千葉ロッテ

清水が横浜に移籍をし、また小林宏の守護神への転向で空いた先発枠に誰が入るかにファンが希望を胸に膨らませる中で、石川球団副代表が余計なことを口にしてくれました。
編成担当の職域から逸脱をするこの発言は、広岡元GMが歩んだ破滅への道が眼前に開けたことを意味します。

前ロイヤルズ薮田が生涯ロッテを宣言 (11/29 日刊スポーツ)

前ロイヤルズの薮田安彦投手(36)が28日、「生涯ロッテ」を誓った。
この日、千葉マリンスタジアム内で契約交渉を行い、契約金、出来高なしの推定年俸5000万円で1年契約を結んだ。
07年オフにロッテからFA宣言してメジャーに挑戦したが、ロイヤルズでは2年間で3勝4敗と結果を出せなかった。
今オフFAとなり、国内3球団からオファーを受けた中で古巣を選択。
「FAでアメリカに行ったのに、また声をかけてくれてありがたく思ってる。残りの野球人生はロッテで、という思いはある」と恩返しを誓った。
ロッテ在籍中は小林雅、藤田とともに必勝リレー「YFK」を形成し、05年の日本一に貢献した。
石川晃球団副代表は「中継ぎを厚くというチーム事情があった。3Aではしっかり抑えていたし、ボールの力は落ちてない」と期待した。
チームは今季、7人で先発ローテを回した時期もあったが、来季は5人に減らして分業制を徹底する方針だ。
同副代表は「先発が6回まで投げたら勝利の方程式でいきたい」。
抑えには小林宏が回る予定で、薮田-小林宏の「新YK」リレーが見られそうだ。

どこまで真意を伝えているかは分かりませんが、現場に足を運ぶなど編成としては悪くはない仕事をしているだけに、余計なことまで手を出さない方が身のためです。
来季は先発を5人で回す可能性については何度か書いてきましたので驚きはありませんが、先発の責任を6回までとすることはチームにとっても選手にとっても悪影響しか与えないでしょうし、若手のモチベーション低下にも繋がりかねません。
おそらくは西村監督、西本コーチは気にせずに自分たちの考えるままの起用をしてくれると信じていますが、とにかく先発には120球を目処に最低でも7回を投げきることを命題とさせて欲しいですし、それで疲労が溜まるのであれば結果を残した若手から抜擢をすることで休養を与えるやり方がよいと考えます。
しっかりと試合を作る軸を中心に回す一方で適度に他の投手にチャンスを与える、口で言うのは簡単で実際に難しいことは分かっていますが、やるだけの価値はあるでしょう。
先発を7人から5人に減らすことが分業制の徹底になるわけではないのでチャンチャラおかしい記事ではあるのですが、ニッカンだけに気がかりではあります。

肝心の藪田ですが、年齢的にロッテが最後になるのは当たり前だという突っ込みはさておき、メジャー移籍の際も球団が一定の理解を示したのは確かですから、他球団から同等のオファーがあったかどうかは分かりませんが、ロッテに戻ってきたのは必然だったのかもしれません。
まったくダメダメではないでしょうから中継ぎの層が厚くなることは間違いありませんし、長年培った経験を若手に教える役目も担って欲しいです。
小野になるかと思っていた投手陣最年長の座を奪うことになりましたし、外様ではないので気兼ねなく中堅や若手に接することができるでしょうから、コーチ兼任ぐらいの気持ちでいい意味でのベテランの存在感を示してくれることを、そして同い年の川越とともに味のあるピッチングを見せてくれることを期待します。

 

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藪田の頑張りでYOKの結成を

2009-11-29 00:22:42 | 千葉ロッテ

ちょっとぶり返しながらも順調に下がりつつある熱とはうらはらに、藪田の年俸はどんどんと上がっていきます。
当初の3000万+出来高から4000万、そしてついには5000万との報道がされています。

ロッテ復帰の薮田が会見「西村監督の胴上げを」 (11/28 スポーツニッポン)

3季ぶりにロッテに復帰する薮田安彦投手が28日、千葉マリンスタジアム内で入団会見を行い「大好きなロッテのユニホームを着て、また日本一のファンの前で投げられるのはうれしい。西村監督を胴上げしたい」と古巣での活躍を誓った。
年俸5千万円の1年契約を結び、背番号は未定。
再び救援の軸として期待される薮田は「もう一度、結果を出して、自分のポジションを勝ち取りたい」と意気込みを新たにした。
薮田は2008年に米大リーグ、ロイヤルズへ移籍。
今季終了後、フリーエージェント(FA)となった。
2年間のメジャー通算成績は43試合で3勝4敗、防御率7.14だった。

一部に伝えられたシコースキーへの来季の年俸提示が5000万でしたから、見るからに藪田とシコースキーとを両天秤にかけた上での獲得という感じがします。
単なる偶然なのかもしれませんが、そういった印象を多くのロッテファンに与えたことは好ましいとは思えず、毎度のことながら球団の情報管理能力の低さには呆れてしまいます。 
図ったように巨人への入団がほぼ決まった小林雅も5000万らしいので、そのあたりを横にらみしたのかもしれません。

横にらみと言えば背番号も同様かもしれず、今日の会見で発表にならなかったのは意外でした。
おそらくは新人の背番号もほぼ内定をしているものと思われ、空いている番号から選ぶのであれば先延ばしにする必要はなく、何か別の思惑が働いているようにも見えます。
藪田に20を与えるつもりであれば今日にでも決めたでしょうから、球団としては別の番号をつけさせるつもりなのでしょう。
しかし巨人が小林雅に30を用意するとも伝えられていることから、巨人は外様にかつての番号を用意するのにロッテは日本一の功労者である藪田に別の番号を与えるとは何て冷たいんだと言われることを、そんなことを恐れているのかもしれません。
ですから巨人が昨年に大活躍をしながらも今季は結果が残せなかっただけで西村から30を剥奪して小林雅に与えることになった場合には、外聞を気にするのであればロッテも1軍はおろか2軍ですら結果を残せていない服部に泣いてもらうしか選択肢がなくなるような気がします。
巨人のように実力主義で容赦ない措置を是とするのか、あるいはあくまで挑戦者の1人として扱うのか、球団の決断が注目をされます。

ただ藪田としては結果を残して自分のポジションを勝ち取ると言っていますので、背番号にもこだわりはないのかもしれません。
もちろん20を背負えるのであれば嬉しいでしょうが、自分の意思でチームを去りながらも出戻りで若手から番号を奪う気まずさもあるでしょう。
メジャーでも別の番号をつけていましたから、与えられたものを気にせずに受け入れてくれるような気がします。
何にせよ金泰均もそうでしたが、建前でも実力主義を口にしてくれることは非常に清々しいですし、ロッテを好きと言ってくれれば応援にも力が入ります。

藪田には言葉どおりに勝ちパターンで起用をされる中継ぎのポジションを、名前や実績ではなくピッチングの内容で奪い取ってもらいたいです。
先日も書いたように奪三振率の推移を見れば球威の低下が懸念をされますが、そこはベテランの老練な投球術でカバーをすることもできるでしょう。
小林宏の守護神への転向で気持ちも吹っ切れたであろう荻野と、勤続疲労からの回復が期待をされる川崎とともに、YFKからYOKの結成が見てみたいです。
伊藤や内、上野らの若手に胸を貸すぐらいの藪田であって欲しいですし、その藪田を力で追い越す若手でもあってもらいたいです。
そのためには冷静に今の力を見極め、情に流されずに起用をすることが必要であり、西村監督と西本コーチがどういった手腕を振るうのかが楽しみになってきました。
YOKだけではなくIやUやHなどのいろいろな頭文字が踊る来季が待ち遠しい、そんな今日この頃です。

 

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