オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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いや、店内で

2009-11-22 01:36:40 | 独り言

せっかくの3連休の初日は快晴と天気には恵まれたものの、休日出勤であった私には関係のない話です。
しかし明日、明後日と天気が悪いらしいことを考えればそうも言ってはいられず、何とか有意義に過ごす残り2日間にしなければなりません。

その休日出勤ですが、やや遅めの昼食に出た後に、差し入れを買うためにミスタードーナッツに入りました。
久しぶりだったこともあっていろいろな種類のドーナッツに目移りがして、あれもこれもと手を出しているうちに20個近くをトレイに乗っけてしまい、まあいいかと思ってレジに向かったのですが、機械的な応対を義務づけられているのであろう店員さんが衝撃的な言葉を口にします。

お持ち帰りでしょうか?

喉元まで「いや、店内で」との言葉が出かかりましたが、言った本人もばつの悪そうな表情をしていましたので、からかうのはやめておきました。
ただ「はい」と答えるまでちょっと間があったために、お互いに苦笑いとなってしまい、商品を渡されて満面の笑顔で送られることとなったのは悪い気分ではありませんでした。
もし「店内で、なんてわけねーだろ」と言ったらどうなっただろうなどとは思いつつも、大阪ならともかく東京ではしらっとした雰囲気になったのだろうと、言わなくてよかったです。
今週を皮切りに5週連続の休日出勤となりますので、またミスタードーナッツに寄ってみようかなと、そんなことを思った一シーンでした。

 

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2009年通信簿 36 黒滝将人

2009-11-22 00:16:42 | 千葉ロッテ

36 黒滝将人 投手 21歳 年俸510万円

【2009年成績】 E 11試合 0勝2敗0S 防御率4.82 18回2/3 23被安打 2被本塁打 4与四球 2与死球 16奪三振

まさに三島の道を歩みつつある、と言ってしまっては両人ともに失礼にあたるかもしれませんが、ルーキーイヤーが一番輝いていたという尻すぼみ状態に陥っています。
同期の大嶺に大きく差をつけられてしまった黒滝の、失地挽回のための戦いは来季も続きます。

2軍戦で見た黒滝は、いかにも故障をしそうな無理のある投球フォームに見えました。
右肘をボールを持つ手と水平な高さまで上げるのも独特な感じですし、さらにはその肘を思いっきり引きつけることで逆に左肩が入りすぎてしまい、上半身と下半身がばらばらな動きをしているためかコントロールも安定をしていませんでした。
体のねじりを利用して力強いボールを投げようとしているのかもしれませんが、あれでは肘に負担がかかりすぎる割には効果がないように思います。
むしろ腕を下げて腰の回転を活かしたサイドハンドにした方が面白いかもしれません。

黒滝の場合も他の投手と同様に、育ち盛りなのですから数多く投げさせることが成長のためには必要です。
ただあのフォームですと多くを放らせるのは躊躇をしたくもなりますし、本人が一番投げやすいフォームが最適なのかもしれませんが、来季から2軍の投手陣を任される成本コーチがどういった判断をするのかが注目をされますし、黒滝の来季の主戦場がイースタンなのかフューチャーズなのか、はたまたシリウスなのかによって今後の行方が決まりそうです。
北の黒滝に南の大嶺、そんなフレーズが千葉マリンで言われるよう、その土台を作る2010年であって欲しいです。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 510万円 → 480万円 (▼6%)

 

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山田でいいじゃん

2009-11-21 01:17:35 | 千葉ロッテ

やれ瀬戸山球団社長や石川球団副代表のコネでの獲得だと揶揄する声も聞かれますが、何はともあれロッテのユニフォームを着ることになった選手は素直に応援をしたいです。
中継ぎとして期待をされる山田にはシコースキーの穴を少しでも埋める活躍に、チームでは里崎に次ぐ1軍での出場経験を誇る的場には若手投手の育成への貢献に期待をします。

ロッテが山田らを獲得 (11/20 スポーツ報知)

ロッテは20日、入団テストを行った2選手、独立リーグ、四国・九州アイランドリーグの福岡に所属していた山田秋親投手(31)(元ソフトバンク)、ソフトバンクを戦力外となった的場直樹捕手(32)の獲得を発表した。
背番号は山田が「48」、的場は「67」。
登録名を「秋親」とする山田は「ソフトバンクでは苦しんだので、新たな一歩という意味合いを込めた。このチャンスをものにしたい」と話した。

ただ山田が登録名を「秋親」にするのは、サブローやTSUYOSHIですら拒否反応を示していた私としては面白い話ではありません。
過去を捨てて一からやり直すための踏ん切りと考えればいいのかもしれませんが、先祖代々受け継いだ山田という名字をもっと大事にしてもらいたいのが正直なところです。
この考えは日本史好きであるがゆえの個人的な嗜好ではあるのですが、そもそも一般の人が読めるかどうかが不安ですし、逆に言えば背中を見ずとも読めるぐらいの活躍をしてもらえれば文句のつけようがなくなりますので、是非とも秋親には頑張ってもらいましょう。
ちなみに長宗我部フリークであることもあって、ちょっと親近感があることは確かです。

一方の的場は背番号の発表を遅らせて33を背負わせるものと思っていましたが、これまでの実績を考えれば67は意外な感があります。
これでは2軍の壁を望まれているようにも見えますし、ある意味で屈辱とも言えるこの措置をバネにして的場が田中雅らを脅かすような存在感を見せてくれるかもしれません。
斉藤に引っぱられたとは言っても最優秀バッテリー賞を受賞した実績もありますし、以前の福澤のような存在になってくれればと思います。
もちろん本人はレギュラーを獲るぐらいのつもりでいるでしょうから、あくまで私の個人的な希望です。

ちなみに川越、そしてコーリーとマーフィーの両外国人との契約は難航をしているのか、今日の発表には至りませんでした。
予想をした「この条件でよければ」といったスタンスで球団が臨んでいるのであれば、支配下選手登録の枠の心配は不要かもしれません。
ズレータも同様の可能性があり、決まったら決まったでいろいろと不満の声も聞かれるのでしょうが、断られたらそれはそれでショックだったりもします。
注目の今岡とともに、各選手の動向が気がかりな週末になりそうです。

2010年度選手会役員決定のお知らせ (11/20 千葉ロッテマリーンズ・オフィシャルサイト)

2010年度の選手会役員が次のように決まりましたのでお知らせします。
選手会長 サブロー
副会長 小林宏之、大松尚逸
相談役 井口資仁
■ サブロー選手コメント
「正直、大変大きなプレッシャーを感じています。とても責任のある仕事なので自分に出来るかどうか不安ですが、2人の副会長、そして相談役の井口さんにいろいろとアドバイスをもらって、任務を果たしたいと思います。」

そしてさりげなく選手会役員の改選があったようで、清水の後を継いで選手会長に就任をしたのはサブローです。
私は周りが乗せることで力を発揮するタイプであると見ている里崎を推していたのですが、サブローがロッテに骨を埋める決意をしたようにも見えますので、これも悪くはありません。
そして副会長に名を連ねたことから野手で次を取るのは大松になるのでしょうし、今江や西岡も控えていることからも野手に人は足りています。
問題は小林宏が頭を取った投手陣で、来季で小林宏がメジャーに旅立った後の名前が浮かんできません。
渡辺俊ですと振り子が振り戻ってしまいますし、そもそも渡辺俊も来季で国内FA権を取得しますのでチームを去る可能性があり、そうなると成瀬への期待が高まるのでしょうが、成瀬にはまずはエースの座をしっかりと奪い取ることを優先してもらいたいと思います。
ですから年齢的にも荻野や川崎あたりに奮起をしてもらいたく、かつて愛甲が「次の次(初芝、堀)はいるけれど次(古川、横田)が頼りない」と言っていたような空洞化にはならないよう、OKコンビの復権に期待をしたいところです。
相談役の井口については触れてはならないような気がしますので、言及はしないことにします。

 

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2009年通信簿 35 坪井俊樹

2009-11-20 22:35:04 | 千葉ロッテ

35 坪井俊樹 投手 23歳 年俸1000万円

【2009年成績】 E 13試合 3勝3敗0S 防御率5.64 30回1/3 38被安打 3被本塁打 10与四球 2与死球 25奪三振

同期で1巡目の木村と同様に素材型の投手であり、即戦力としての活躍は難しいとは思っていましたが、2軍でもこの程度の成績しか残せなかったのは予想外でした。
左腕の枠は空いているだけに、木村らと切磋琢磨して成長をする来季の坪井に期待をしたいところです。

春季キャンプでの評判はまずまずで、紅白戦などでのピッチングを見る限りではGWぐらいには1軍から呼ばれることもあるのではと思っていたのですが、2軍でもなかなか出番が与えられないままにルーキーイヤーは幕を降ろしました。
どうしても筑波大出身ということでクレバーな投手というイメージを植え付けられてしまう坪井ですが、実際に研究熱心で対戦をした打者についてびっしりとノートに書いていると聞いていますから、その看板に偽りはないのでしょう。
そうなればやはり経験を積むことが坪井にとっては一番の成長の糧であり、まずはその大きな体を活かした角度のあるボールを武器に2軍で実績を積むことが求められます。

残念ながら私が観戦をした2軍戦では巡り会うことができなかった坪井ですので、先発タイプなのか中継ぎでこそ活きるのかの判断は保留とします。
成績を見れば球威もコントロールも中途半端な感じがしないでもありませんが、一時期は虎の恋人とまで言われて上位指名をも噂をされた素材ですので、自分自身を冷静に分析をしながらじっくりと成長をしてくれることでしょう。
小宮山の同期入団であり、坪井の大学の先輩にあたる小林昭は残念ながらプロでは結果を残すことなくユニフォームを脱ぎましたが、坪井にはその小林昭の分まで頑張って欲しいですし、左腕王国を構成する一員としての姿を早く見せてもらいたいです。


【オリオン村査定】 1000万円 → 900万円 (▼10%) 

 

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じゃあ背番号2は今岡で

2009-11-20 00:07:11 | 千葉ロッテ

 

相変わらずデイリーは飛ばしてくれるなと思っていたら共同通信までもが続報を流しましたので、どうやらロッテが今岡に春季キャンプへの参加をオファーしたことは確かなようです。
ただし今岡がそれを受けるかどうかは別の話で、そこまで思い切ることができるかに注目が集まります。

現役に光!今岡をロッテが来春C招待 (11/19 デイリースポーツ)
今季限りで阪神から自由契約となった今岡誠内野手(35)に、ロッテから獲得を前提にしたオファーが届いたことが18日、分かった。
来春キャンプにテスト生として招待するもようだ。
来季以降も現役続行を強く希望し、11日に合同トライアウトを受験。
しかし即座に他球団の反応がなく、引退危機にあったが、土壇場で起死回生のチャンスをつかんだ。
これが数々の伝説を作ってきた今岡誠の勝負運なのだろうか。
試合に例えるなら、まさに敗戦決定的の九回2死。
2ストライクに追い込まれたところから、起死回生の一発が飛び出した。
阪神球団幹部によると、この日、ロッテ球団が今岡獲得に興味を示し、本人にオファーを入れたという。
オファーは条件付きで、今後の今岡の回答次第で、ロッテが来年2月のキャンプにテスト生として招待するというものだという。
今岡は他球団での現役続行を強く希望しており、状況的にオファーを受けるのは確実とみられる。
今岡を巡っては、阪神を退団して自由契約となった後も、現役選手の練習に配慮しながら、球団施設での練習を続け、汗を流してきた。
今月11日には、甲子園で行われた合同トライアウトを受験した。
国内外の球団の編成担当者が集まる中、鋭い打球を放った今岡は「やることはやったし、あとは見ている人の評価なんで」と全力を出し切り、後は他球団からのオファーを待ち続ける姿勢を示していた。
トライアウト当日は、ロッテを含めた、複数球団の関係者が今岡に興味を示すコメントを残した。
だが、最も強く関心を示していたとされる広島が、翌日の会議でチーム事情などと照らし合わせた結果、獲得を見送ることを決めた。
以降も、今岡はひたすらに他球団からのオファーを待ち続けていたが、反応は鈍く、最悪、このまま現役引退の決断を迫られる一歩手前まできていた。
だが、ここにきて、野球の神様は、ユニホームにこだわり続ける今岡に、チャンスを与えた。
ロッテも獲得を前提にはしているが、あくまでテスト生としての招待。
全ては、そこで今岡が何を見せられるかにかかってくる。
だが、崖っぷちに追い込まれた天才打者が、勝負強さをそのままに、絶好機を得た。
試合はまだ終わっていない。

あくまで招待選手扱いのようですから獲得が前提であっても決まりではないのでしょうが、しかしプチトライアウトで開幕投手などの実績がある川越にはケース打撃に登板をさせないままに合格を出したことを考えれば、本人が望めばよほどのことがない限りはロッテ今岡の誕生が濃厚だと思われます。
あとは今岡が屈辱的とも言えるテスト生としての参加を決断するかどうかにかかってくることになりますので、ここ数日で方向性は見えてくるのでしょう。
トライアウト直後に獲得に前向きだった広島は記事中にあるとおり既に撤退をしていますし、一部に噂をされた西武が手を挙げてくれかどうかが最後の砦でしょうから、今岡は必死に情報収集に努めているものと思われます。

ですから参加となれば他球団からのオファーが皆無であることと同義となり、すなわちロッテとしては足元を見た契約交渉ができるわけで、今回の件はそれが目的だと考えられます。
川越らに合格を出しながらも即入団ではなく「できるなら契約をしたい」と石川球団副代表が一歩引いているのも、さほど高くはないと思われるロッテの条件に納得をすればとの考えが透けて見えますので、提示に上積みをしてまでも欲しいというわけではないのでしょう。
これは今岡にも同様で、2月という時期に決定を引き延ばすことで「ロッテを選ばなければ引退」という退路を断った状況に追い込むこと、そういった意図があると考えます。
ブランクがあるだけに一定期間の動きを見た上で評価をして、その評価をベースに年俸を提示して今岡が受け入れれば採用をする、納得をしなければ今岡が断った形になるという、ロッテとしては損のないやり方だと言えます。

しかしこれは今岡ほどの実績を残した選手に対しては非情に過ぎるとの非難を浴びるリスクがあり、仮に堀が同様に阪神のテスト生として参加をすることになればロッテファンが憤るであろうことと同様に、阪神ファンは複雑な心境でこのニュースを受け止めているものと思います。
もちろん本人がボロボロになっても現役を続けたいとの意思を持っていれば外野がどうこう言う話ではありませんが、功労者には功労者に対する処遇というものがあります。
トライアウト直後に石川球団副代表が獲得に否定的なコメントを残していたことを考えれば今岡を望んでいるのは西村監督なのでしょうし、そういう意味ではその希望を叶えてあげたいとは思いつつも、それであれば来春を待たずに掛け値なしの条件を提示をした上で早期に白黒をつけるべきでしょう。
それが今岡のためにもなりますし、また春季キャンプ前に戦う体制を整える意味ではロッテのためにもなります。

今後にどういった展開を見せるかは予断を許しませんが、それでも今岡がロッテへの入団を希望してくれるのであれば歓迎をします。
この際ですから背番号2のロンダリングに協力をしてもらいたいですし、そこまでして現役にこだわるのであれば期待をしてみたいと、そんな気にもなってきます。
もちろん堀との棲み分けなどの問題を抱えることになりますが、一代を成した選手が必死に現役にこだわる姿を間近で見ることは他の選手にとってもプラスになるでしょうし、今オフに顕著である血の入れ替えの締めくくりと考えればよいでしょう。
気になるとすれば支配下選手登録の数で、先のプチトライアウトの合格者5人が全員入団をするとなると67人となり、さらにはズレータにも「条件面が折り合えば入団」との報道もあることから、今岡を加えると69人となってしまいます。
石川球団副代表が角への高評価を口にしながらも「来春の支配下選手登録の最有力候補」と歯切れが悪いのも、このあたりが関係をしているものと思われます。
角を昇格させて70人をいっぱいにしてしまうと他の育成枠選手が絶望の淵に立たされますから、そういった判断をするとも思えません。

何にせよ確実に言えることは最低でも7000万は必要な藤井は年俸的にも支配下選手登録の枠の観点からもロッテが手を出す可能性はない、ということです。
プチトライアウトの合格者から辞退者が出れば話は別ですが、来季のロッテはこれまでに名前の挙がった選手で戦っていくことになるのでしょうから、新人も含めた新顔から1人でも1軍の戦力になってくれる選手が出てくることを、そして既存のメンバーも厳しい練習と堅実なプレーの習得、さらには競争激化により成長をした姿を見せてくれることを期待します。

 

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2009年通信簿 34 木村雄太

2009-11-19 22:06:40 | 千葉ロッテ

34 木村雄太 投手 24歳 年俸1500万円

【2009年成績】 E 21試合 3勝5敗0S 防御率3.96 75回 96被安打 7被本塁打 17与四球 2与死球 44奪三振

ドラフト1巡目での入団とは言いながらも完全な素材型の投手だと見ていましたので、今季に1軍での登板がなかったことは驚くに値しません。
しかし将来の主戦と考えるのであれば1軍のマウンドを踏ませたかったと、それが正直な思いです。

2軍の成績を見ればやや物足りない感じはありますが、使われ方を考えれば仕方がないところではあります。
シーズン序盤は先発として起用をされたものの、他の投手と同様に60球程度で交代をさせられては伸びるものも伸びません。
このあたりは多すぎる投手への登板機会を増やすための配慮だったのかもしれませんが、行き過ぎた平等主義が結果的に全員を不幸にしていると言わざるをえません。
こいつと見たら打たれても使い続ける、そうやって育てていくものだという考えを2軍ベンチが持ってくれなかったことが残念です。

ロッテを希望してプロ入りを遠回りした木村ですから、心情的にも応援をしたい投手です。
秋季キャンプでは後半から主力組に合流をしましたから、成瀬しかいない先発左腕としての期待を西村監督がかけていることは間違いないでしょう。
社会人出身ながらも体が出来きっていない感があるために無理をして故障をされても困るのですが、今はとにかく投げ込むこと、それしかありません。
「チームYU」の長男である木村が一番出遅れていますので、来季は見事なプロ初勝利を挙げる姿を千葉マリンで見られるよう願っています。


【オリオン村査定】 1500万円 → 1200万円 (▼20%)

 

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ドラクエのロト三部作がやりたい

2009-11-19 16:22:02 | ゲーム

ドラゴンクエストVI 幻の大地

スクウェア・エニックス


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ドラクエの天空シリーズの第三弾、幻の大地がDSで発売となります。
導かれし者たち、天空の花嫁の前二作はともに途中で投げ出してしまっただけに今回もコレクションで終わりそうな気配が濃厚ですが、既に予約をしてしまいました。
まさにシリーズものの罠、あるいはメーカーの思うつぼなのでしょうが、分かっているのにやめられないのですから仕方がありません。

こうなると次回はロト三部作、ドラクエⅠ~Ⅲの発売をどうしても期待をしてしまいます。
私はドラクエⅢでこの世界に足を踏み入れ、その面白さにはまって中古屋でⅠとⅡを手に入れて、エンディングでの話の繋がりに感動をしたことが昨日のように思い起こされます。
ゲームシステムで言えば天空シリーズの方が進化をしているのでしょうが、ストーリーはロト三部作の方が深かったと思いますし、のめり込み方も半端ではありませんでした。
もちろん当時はテレビゲーム自体が珍しくて新鮮であったからこそだったのでしょうし、思い出は実際よりも美しく記憶をされているものではあるのですが、なぜにスクウェア・エニックスが順番をずらしてロト三部作の発売を後回しにしたのか、おそらくは真打ちは最後に登場をするべきだと考えているのだと勝手に想像をしています。

個人的にはWiiよりはPS3、DSよりはPSPを評価しているのですが、ことドラクエについては美麗なグラフィックを必要としないだけにDSでのリメイクが最適と言えます。
ドラクエの弱点とも言える教会でしかセーブができない点を改良した上で、それ以外は当時のままで再現をしてくれるロト三部作を、やや低迷の兆しが見え始めたDSのキラーソフトとして来春にも発売の発表がされることを期待します。

 

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守護神コバヒロ

2009-11-19 01:35:12 | 千葉ロッテ

懸案だった来季の守護神があっさりと決定をしました。
西村監督が指名をしたのは小林宏で、本人もやる気を見せているようです。

ロッテ小林宏が抑え転向 (11/18 スポーツニッポン)

最近2年は先発で不振が続いていたロッテの小林宏が18日、来季から抑えに転向することを明らかにした。
今季途中に構想は固まり、既に西村監督から伝えられていた。
この日、西本投手コーチにあらためて通達されて了承したという。
17日にはシコースキーの退団が確実になった。
リリーフ投手としてプロで頭角を現し、今季も6年ぶりに救援登板している小林宏は「やりがいはある」と新たな役割に意気込んだ。

短いイニングであれば140キロ台後半のストレートを投げることができますし、フォークが完全復活とならずとも1試合平均で8個の三振を奪っている小林宏ですから、守護神としての適性はチームでは一番と言ってよいかもしれません。
状況は昨年に私が推していた久保と似通っていますし、リリーフで1軍デビューを果たしたことから原点回帰ということにもなります。
気がかりは打たれると弱気の虫が表情に表れることと下半身の攣り癖ですが、後者については秋季キャンプで鍛え上げたのであろうと思うことにします。
再来年のメジャー挑戦を視野に入れる小林宏としてはこれまでの先発としての実績に抑えの経歴を加えることは悪い話ではありませんし、チームにとっては内や伊藤を次の守護神に育成をするための時間を稼げることになりますので、両者にとって無難な選択と言ってよいでしょう。

ちょっと気になるのは「今季途中に構想は固まり」の部分で、前監督も含めたベンチの方針が何らかの理由で実現できなかっただけなのか、あるいは既に来季の監督を視野に入れた西村監督(当時ヘッドコーチ)の腹案であったのか、もし後者であれば右頬だけをゆがめる笑いを送ることにします。
何にせよ春季キャンプ前に決めたことはナイスな判断だと考えます。
これで小林宏も迷いなく開幕までの調整ができますし、荻野らの中継ぎ陣も自分の立ち位置をしっかりと把握をした状態でキャンプを迎えることができるでしょう。
先発の枠が1つ空くことで若手にとって明確な目標ができたことも、きっとプラスに働くと思います。
とにかく自分が何をすべきかを頭と体で理解をすることが課題でもありましたので、西本コーチとも相談をした上で早期に決着をさせた西村監督を評価したいです。

テストに参加した川越らと契約へ (11/18 スポーツ報知)

ロッテの石川球団副代表は18日、この日までテストを行っていた3選手、オリックス、ソフトバンクからそれぞれ戦力外通告を受けた川越英隆投手と的場直樹捕手、山田秋親投手(元ソフトバンク)について「契約したいと思っている」と述べた。
石川副代表は同じくテストに参加した元巨人のブライアン・コーリー投手、今季ブルージェイズで登板したビル・マーフィー投手の獲得にも前向きな見解を示した。
そしてプチトライアウトの結果ですが、ほぼ予想どおりの選手の入団が決まったようです。
ズレータが外れたのは意外でしたが、ある意味で出来レースと言ってもよいでしょう。
ようやく投手の数が減ったところへ4人も増えることは複雑な心境であり、支配下選手登録に限れば昨年と同じ頭数で来季を迎えることになるのですが、清水やシコースキーのリリースを考えれば実績のあるベテランを採用したい考えも分からないでもありません。
彼らを若手と競わせるという起用を徹底するのであれば好結果を生むこともあるでしょうから、西村監督と西本コーチの手綱捌きに期待をしたいと思います。
あとは本西や秦のようにロッテのテストに合格をしながら日本ハムを選んだ二の舞にならないよう、合格を出したのですからしっかりと確保をしてもらいたいものです。

 

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2009年通信簿 33 橋本将

2009-11-18 22:13:29 | 千葉ロッテ

33 橋本将 捕手 33歳 年俸7500万円

【2009年成績】 94試合 252打数 19得点 59安打 打率.234 14二塁打 0三塁打 2本塁打 27打点 0盗塁 33四死球 80三振 得点圏打率.246

FA権を行使せずに里崎とガチの勝負をすると意気込んだ割には、不振を極めた里崎の後塵を拝する結果に終わった今季の橋本将でした。
残念ながら捕手としての底を見せてしまったシーズンでもありましたし、明日にも横浜へのFA移籍が決まりそうです。

数字を見てちょっと驚いたのですが、実は出場試合数としては昨年とほとんど変わりません。
もちろん昨年に比べれば捕手としての出場は激減をしているのですが、DHとして打撃を期待されての出番が意外にも多かったようです。
しかしその三振の多さが物語るように、今季の橋本将は持ち前の選球眼の良さを活かしての好球必打に徹することが出来ず、ただバットを振っているだけの感がありました。
里崎とともにどこかやる気のないようにも見えたのは色眼鏡かもしれませんが、この覇気の無さは捕手としての橋本将にも影響をしていたように思えます。

とにかく橋本将がマスクを被れば盗塁はフリーパス、そんな印象すら与えてしまった弱肩に、腕だけで捕りにいく雑なキャッチングなど、守備面では嫌になるほど橋本将の悪い面を見せつけられてしまった2009年であったと言えます。
リードでは外角一辺倒は里崎にお株を奪われたものの、やはり橋本将ならこのリードと言えるような特徴を見せることはできませんでした。
もちろん橋本将らしい、投手が投げたいボールを要求するという里崎とは違った面を見せはしましたが、果たしてそれが結果に結びついたかどうかは微妙なところです。
これはある意味で橋本将が自分の考えでリードをすることを放棄したとの厳しい見方もできますし、あれだけ里崎が不調でもベンチが里崎を使い続けた理由なのかもしれません。

来季は横浜へのFA移籍が確実であり、そういう意味では橋本将にとってはその方が良いのかもしれません。
もちろんロッテに残留をして欲しかったことに変わりはありませんが、しかし成績に見合わない条件の提示をしたり、あるいはレギュラーを確約することができなかったことは言うまでもなく、また田中雅や金澤らのことを考えれば強制的な世代交代もありとの考えもできます。
何にせよ横浜・橋本将の2010年が捕手としての正念場のシーズンとなるであろうことは間違いありませんので、今度こそ早々に怪我でリタイヤをするという不甲斐ない姿を見せずに、結果がどうなっても満足のできるシーズンとなることを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 7500万円 → 6500万円 (▼13%) ※11/10にFA宣言

 

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シコースキーとの別れ

2009-11-18 00:22:10 | 千葉ロッテ

既に退団との噂が流れていましたので驚きはありませんが、残念なことに違いはありません。
シコースキーとの2度目の別れは、ロッテとの永遠の別れになることでしょう。

シコースキーがロッテ退団へ (11/17 スポーツ報知)

ロッテのブライアン・シコースキー投手(35)の今季限りでの退団が17日、確実になった。
ロッテが独占的に交渉できた期限の15日までに条件面で折り合わず、球団はこの日、交渉を打ち切ると発表した。
シコースキーは来季、メジャー復帰も視野に入れているが、日本でのプレー続行が基本線。
18日からは国内の他球団と交渉したい意向だ。
今季のシコースキーは中継ぎと抑えをこなして55試合に登板し8勝5敗15セーブ、防御率2.19。
日本での8シーズンの通算成績は376試合で35勝28敗25セーブ、防御率は3.15。
今季の年俸は7500万円。

抑えに転向せずに中継ぎのままであれば1点台の防御率でシーズンを終えたでしょうし、こういった話にもならなかっただろうと悔やまれますが、今となっては詮無いことです。
ローズがそうであるように年齢も考えてダウン提示をしたのが受け入れられなかった、そんなところではないかと思います。
ある意味で経費削減の対象となってしまったシコースキーであり、しかしながら絶対に手放してはならないと考えていただけに、惜しくもあり悲しくもあります。
リリーフ陣で一番結果を残したシコースキーが解雇となるのは来季への大きな不安材料ですが、こうなったら若手の出番が増えることに期待をするしかありません。

それにしてもレオンを彷彿とさせるような、そんな不憫なシコースキーではあります。
まずロッテでは中継ぎの軸として頑張りながらも監督交代の余波でリリースをされてしまい、移籍をした巨人でも70試合に登板をして防御率は3点台、7勝14ホールドの大車輪のピッチングを披露をしながらも戦力外の憂き目となりました。
メジャーで3勝をマークした後に所属をしたヤクルトでも2点台の防御率と結果を残しながらも解雇となり、そして2度目のロッテでも似たような終幕を迎えたことになります。
人間性に問題があるようにも思えませんし、しかしながら長くても3年でチームを転々としている姿を見ると、代理人に問題があるのかもしれません。
いずれにせよこれだけの実績がある投手ですから既報の横浜だけではなく、アッチソンを失った阪神やボーグルソンを手放したオリックスあたりも興味を示すような気がします。
ロッテがダウン提示をしたことでハードルが低くなり、現状維持どころか微減でも日本で野球を続けることを決断するシコースキーかもしれず、そうなると悔しさが倍増をすることになりますので、できれば1億ぐらいでどこかと契約をしてくれればと思います。
とにかくシコースキーに伝えたい言葉は「ありがとう」「頑張って」であり、ついでに川崎の背番号を49に戻したい気分です。

そうなるとプチトライアウトに新たなテスト生が加わっても何の不思議もなく、的場に続いて今度は台湾出身の林彦峰が浦和に合流をしました。
24歳の右腕で184センチ、95キロと堂々たる体格をしています。
球団公式サイトではフィリーズ傘下マイナーと紹介をされていますが、今年の春にリリースをされて今季は台北市成棒隊なるチームに所属をしていたようです。
マイナーリーグでもシングルAが最高で、これまたコントロールが課題の投手のようですから、おそらくは育成枠での契約になるのでしょう。
それでも台湾ナショナルチームに選ばれたこともあるようですから、若いですし期待をしたいと思います。

これで支配下選手は62人ですから、プチトライアウトから5人程度の合格者が出るかもしれません。
西村監督のズレータを評価するコメントもありますから外国人選手ではコーリーとズレータ、日本人では川越と山田と的場が有力のような気がします。
何にせよテストは明日が最終日、誰がロッテのユニフォームを着ることになるのかが楽しみです。

 

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2009年通信簿 32 根元俊一

2009-11-17 23:31:14 | 千葉ロッテ

32 根元俊一 内野手 26歳 年俸2800万円

【2009年成績】 30試合 69打数 3得点 12安打 打率.174 2二塁打 1三塁打 0本塁打 2打点 0盗塁 3四死球 14三振 得点圏打率.100

井口の加入で厳しいシーズンになることは予想をしていましたが、まさかここまで成績を落とすとは思ってもいませんでした。
昨年のブレイクが嘘のような根元の不調ぶりは、根元自身だけではなくロッテの内野陣の将来への不安をかき立てます。

それでも紅白戦でいきなり4打数4安打とアピールをした根元でしたが、井口の壁は厚すぎました。
成績がどうのという以前にセカンドのレギュラーは井口であり、同じスタートラインに立たせてもらえなかったのも仕方がないところではあります。
しかし控えでも地道に頑張っていればチャンスはあったはずで、実際に井口の故障によりセカンドのポジションが空いたところに根元がはまらなかったこと、これは根元が結果を残せなかったことによるものに他なりません。
もちろん手を抜いたなどと言うつもりはありませんし、必死に練習をする姿も見ていますので評価もしているのですが、やはりプロは結果が全ての世界です。
長く続いた2軍でも三振が多かった確実性の低さは改善をしなければなりませんし、やや淡泊にも見える打撃に粘りが欲しいところでもあります。

そして何を置いても根元が克服をしなければならないのが、スローイングであることは言うまでもありません。
何でもないゴロを唖然とするような悪送球を繰り返し、それは2軍でも変わらなかったようです。
このままではイップスとなってあたら有為な才能を潰しかねず、かと言って早坂の台頭により外野へのコンバートもままならず、根元には二塁手としてスローイングの拙さを何とかするしか生き残る道はないと言っても過言ではないでしょう。
そのためにも西村監督、高橋2軍監督には根元を二塁手として使い続けることをお願いしたいですし、間違っても遊撃や三塁で起用をすることはしないでもらいたいです。
あの芸術的とも言えるバットコントロールはロッテの宝であり、その俊足は西村監督の作戦にとっては欠かせない武器ですので、来季は井口をDHに押しやるぐらいの根元の活躍を、そして存在感を見せるシーズンであって欲しいと願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 2800万円 → 2300万円 (▼18%)

 

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いらっしゃい、金泰均

2009-11-17 00:50:38 | 千葉ロッテ

大型契約を結んだ金泰均が来日をし、入団会見を行いました。
韓国での会見とは違って非常に前向きな、そして好意的な感じで受け止めています。

ロッテ・金泰均が会見「成績残してメジャー」  (11/16 サンケイスポーツ)

ロッテが獲得したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表の4番、金泰均内野手(27)が16日、千葉市内のホテルで入団会見し「日本に多くいるいい投手と対戦することで自分のレベルも上がる。日本でしっかり成績を残してメジャーに行きたい」と米大リーグを最終目標に掲げつつ抱負を述べた。
日本行きの経緯については「WBCで好結果を残し、挑戦を決めた」。
ロッテには、かつて所属していた李承ヨプ(巨人)から話を聞き、好印象を抱いていたという。
昨年は韓国プロ野球ハンファで本塁打王。
同席した西村監督には4番候補に挙げられ、意欲を示しながら「状況に応じて、本塁打であったり安打であったり、チーム打撃をする」とも話した。
背番号はハンファでつけていた「52」を選んだ。
■ ロッテ・金泰均内野手
 「これまでも4番を任されてきたが、本塁打だけではなく、安打も放ってきた。両方を意識しながら、4番をつかんでいきたい。日本の野球でも成功したいが、その後はメジャーに行きたい」
■ロッテ・西村徳文監督
 「4番候補の一人。変化球に対応できる意味でもいい選手。既に日本の投手を映像で見ている、と。守りもうまい。若いから、ロッテで長くやってもらいたい」

日本を踏み台に、みたいな見出しをつけているスポーツ紙もありますが、メジャーに挑戦ができるぐらいの活躍を3年間でしてくれるのであれば望むところです。
惜しまれつつもメジャーに移籍をする、そんな金泰均であれば言うことはありません。
何だかんだ言いながらも日本に骨を埋める気配が濃厚な李承のようになるかもしれませんし、先のことを考えても仕方がなく、今はロッテの金泰均を応援するだけです。

瀬戸山球団社長の失言などは忘れたかのように4番への挑戦とチームバッティングの姿勢を見せる金泰均に、期待感をにじませながらも4番候補の一人でしかないことを口にする西村監督と、両人ともに大人の会見となったことがとても嬉しく、まずは「つかみはOK」です。
また背番号が52となったことは意外でしたが、李承のときも喜多から36を剥奪した前歴があるので驚きはなく、むしろ塀内が16を選んだことの方がビッグニュースです。
もっとも剥奪だけに大きな番号への変更は聞こえが悪いですし、2はアンタッチャブル、4は荻野、11は川越、14は大谷、18はハンカチ王子の予約済みですから、球団としても塀内としても16しか選択肢がなかったのが実状でしょう。
野手らしくない番号を背負った塀内が来季にどういったプレーを見せるのか、あっさりと再来年には33に衣替えをするような気がしないでもありませんが、とても楽しみです。

しかし清田の背中を押してくれた長野、金泰均にロッテの好印象を植え付けてくれた李承と、ロッテに後ろ足で砂をかけたような両人の意外な行動には複雑な心境ではあります。
別に憎くてロッテを選ばなかったわけではないのでしょうから当人たちとしては意外でも何でもないのかもしれませんが、どこか後ろめたいところがあったのかもしれません。
もしそうであればこれで気持ちも晴れたでしょうし、来季は清田vs長野、金泰均vs李承のガチンコ勝負が見られれば盛り上がることでしょう。
もちろん舞台は交流戦の千葉マリンや東京ドームであり、イースタンのロッテ浦和やジャイアンツ球場でないことは言うまでもありません。

 

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シコースキーの退団は決まりか

2009-11-16 00:01:30 | 千葉ロッテ

契約交渉が難航をしていると伝えられていたシコースキーですが、どうやらロッテを退団することが濃厚のようです。
明日から千葉マリンで行われる外国人選手の入団テストに、ズレータだけではなく新たに3人が参加をすることが発表となりました。

ロッテが元巨人コーリーらを入団テスト (11/15 日刊スポーツ)

ロッテは15日、16日から入団テストを行う外国人3選手を発表した。
04年に巨人に所属していたブライアン・コーリー投手(元レッドソックス)と、米大リーグのブルージェイズで今季8試合に登板したビル・マーフィー投手、今季レイズで13試合に出場したクリス・リチャード内野手で、ズレータ(元ロッテ)とともに参加する。

実際にプレーを見てから獲得をするのは悪い話ではありませんが、逆に言えばテストを受けてでも日本でプレーをする機会を望んでいるレベルの選手であるということです。
年俸に比べれば頑張ってくれたバーナムJr.とランビンではありましたが迫力不足であった感は否めず、金泰均で予算は使い切ったといった雰囲気が漂います。

ブライアン・コーリーは2004年に巨人でプレーをした投手で、21試合で1勝1敗の防御率5.48と期待に応えられずに1年で解雇となりました。
その後は2006年から2008年にかけてメジャーで87試合に登板をして4勝4敗、防御率5.01の成績を残していますが、今年はレンジャースの配下の3Aでシーズンを過ごしたようです。
写真をクリックしていただければ今季の成績を見ることができますが、31試合で7勝9敗の防御率が5.34と、メジャーに呼ばれない理由がよくわかるものとなっています。
116回1/3を投げて148安打を打たれているので球威がないものと思われ、23個の与四死球が唯一のアドバンテージであり、来季で37歳の右腕に何を期待するのか、シコースキーの方が若いということも見逃せません。

ビル・マーフィーは28歳の左腕で今季はメジャーで8試合に登板をしましたが、11回1/3を投げて8与四死球と無茶苦茶な結果に終わっています。
それでも防御率が3.18にまとまっているのは奪三振が6個ですからパワーピッチャーであるということなのか、いずれにせよ日本の野球に適合をするかは微妙に思えます。
今季が40万ドルという年俸を考えれば予算オーバーのようにも思えますし、3Aでも45試合で0勝6敗の防御率が7.59で、53回1/3で51奪三振の35与四死球ですから、果たしてテストをする意味があるのかどうかすら疑わしいと言えなくもありません。
ちなみに昨年の3Aでの成績は8勝10敗2Sで防御率は5.32、142回を投げて152奪三振の84与四死球ですから、筋金入りのノーコンのようです。

ちなみに先日に獲得とのニュースが流れ、西本コーチがウインターリーグを視察するとの報道もされたカルロス・バスケスは27歳の左腕で、ノーコンという意味ではマーフィーと双璧と言ってよいぐらいの成績を今季も3Aで残しています。
27試合で1勝1敗の防御率が6.89、31回1/3を投げて36奪三振に26与四死球ですから、マーフィーよりも凄まじいと言った方がよいかもしれません。
ウインターリーグでは13試合で3勝1敗の防御率が0.66と好投をしているようにも見えますが、13回2/3を投げて16奪三振の6与四死球ですから三つ子の魂百までとでも言いますか、わざわざ西本コーチが足を運ぶまでもない気がするような成績です。

クリス・リチャードは35歳の一塁手で、とにかく球団は一塁が穴だと考えているようです。
金泰均、ズレータ、リチャードと野手は全て一塁手であり、今江のケツを叩くことは考えていないのでしょう。
そのリチャードはメジャーで280試合に出場をして34本塁打の実績を誇りますが、今季は僅か13試合で19打数の2安打、打率.105ですからメジャーでは終わった選手とも言えます。
3Aでは100試合で.263の24本塁打ですから悪くはない成績ではありますが、365打数で83三振ですから根元のいいライバルになりそうです。

シコースキーの代わりに中継ぎ右腕としてのコーリーということであれば、その目的が経費削減であることは明らかです。
何せシコースキーよりも年上なのですから、シコースキーのリリースが年齢の不安によるものではないことは言うまでもありません。
またマーフィーとバスケスは補強ポイントである中継ぎ左腕ではあるものの、細かな日本の野球に耐えられるような制球力の持ち主とは思えず、何をポイントに選手を見ているのかが疑問と言うよりは不安になってきますし、チームに少ないパワーピッチャーという点に期待をするしかないでしょう。
そしてリチャードは同じく左打者という点では評価ができますが、年齢的にもバーナムJr.と何が違うのかとも思いますし、これまでの実績が錆び付いていないことを願うばかりです。

何にせよ千葉マリンに川越とコーリーとマーフィーの3投手にズレータとリチャードで、浦和では山田と南の2投手に的場が合流をするようですから、厳しいテストにはなるのでしょう。
この中から磨けば輝きを取り戻す選手がいるのかどうか、育成枠選手のためにも無駄に選手枠を埋めて欲しくはありませんし、一番輝いていたのが同じく千葉マリンに合流をする角だったというオチが待っていたら笑えると言いますか、喜んでいいのかどうか微妙だったりもします。
千葉マリン、あるいは浦和に足を運ばれる方のレポートをお待ちしております。

 

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2009年通信簿 31 渡辺俊介

2009-11-15 22:06:42 | 千葉ロッテ

31 渡辺俊介 投手 33歳 年俸1億7000万円

【2009年成績】 25試合 3勝13敗0S 防御率4.05 144回1/3 144被安打 9被本塁打 46与四球 13与死球 74奪三振 被打率.265

主戦投手となってからはプロ入りをしてから最悪の結果であった渡辺俊ですが、実は昨年よりも数字的にはアップをしています。
防御率も被打率も被本塁打も改善をしながらも勝敗は昨年の真逆に終わったことは、今季の勝負弱さを象徴していると言ってもよいでしょう。

まずまずのピッチングをしながらも勝負所で踏ん張れない、今季の渡辺俊はこの一語に尽きます。
以前から「痛恨の被弾」というフレーズが似合う渡辺俊ではありましたが、今季はシーズンを通して不安定なピッチングを披露してしまいました。
ピシャリと抑えた印象は皆無に近く、立ち上がりにいきなり捕まる、あるいは打たれながらも何とか持ちこたえても結局は中盤に炎上をする、そんなイメージが焼き付いています。
その数字以上に印象が悪いのは、頑張って欲しいときに頑張れない体たらくを見せ続けたことと無縁ではないでしょう。

渡辺俊と言えば左右だけではなく前後で揺さぶるピッチングが身上ですが、今季は揺さぶりたくてもコントロールが悪くて打者に簡単に見送られてしまうケースが目立ちました。
渡辺俊の調子のバロメータである死球は今季もチームトップの13で、まさに数字が物語るような今季の結果です。
打たせて取る投手が四死球の数字を悪くしてしまっては苦しくなるのも当然で、この点の改善がなければ来季も厳しいシーズンとなるでしょう。
WBC出場による調整不足は言い訳にはならず、アンダースローという投法から足腰の衰えは致命的ですから、握力の強化とともに最重要強化ポイントとなります。
クレバーな渡辺俊ですからそんなことは分かっていると思われ、秋季キャンプでの成果が期待をされます。

球威がないだけに誤魔化しのピッチングができない渡辺俊ですから、本来のテンポの良さを取り戻すことが来季への課題となります。
相手に考える余裕を与えずに前後左右で揺さぶる、そういう意味では小野と同様にコーナーを意識し過ぎずにストライクゾーンでの勝負を考えるのもよいでしょう。
四死球を与えて不満げな表情で首を傾げる、そんなシーンを見ずに済む来季であって欲しいですし、捲土重来を期してもらいたいものです。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 1億7000万円 → 1億3600万円 (▼20%)

 

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頑張れ那須野、そして斉藤

2009-11-15 17:27:29 | 千葉ロッテ

清水とのトレードでロッテのユニフォームを着ることとなった、那須野と斉藤の入団発表が行われました。
笑顔の写真を見たかったところではあるのですが緊張もしているのでしょうし、グラウンドで結果を出した上での笑顔を見られればそれでOKです。

ロッテにトレード移籍の那須野ら会見 (11/15 サンケイスポーツ)

ロッテは15日、横浜からトレードで獲得した2選手の入団会見を千葉市内で行い、自由枠で入団しながら伸び悩む那須野巧投手(27)は「来季が1年目ぐらいのフレッシュな気持ちでやりたい」と新天地での意欲を述べた。
背番号は左の好投手を象徴する「47」に決まり「恥じない投球ができれば」と話した。
ロッテには貴重な左腕だけに、西村監督は「先発、中継ぎ両方いける。環境が変わっていいものが出せると思う」と期待を込めた。
来季の年俸は100万円増の2400万円でサイン。
那須野とともに移籍した斉藤俊雄捕手(26)は250万円増の950万円で、背番号は「43」に決まった。

斉藤はともかく那須野の昇給はどうよ、という気がしないでもありませんが、ご祝儀とでも考えればいいのでしょう。
何より気持ちよくロッテでプレーをすることで素質を開花してくれるのであれば、そのぐらいは安いものです。
那須野は現時点で今オフに補強をした唯一の左腕ですから期待は大きいですし、斉藤も橋本将の移籍で二番手捕手を狙うぐらいの気概で頑張ってもらいたいです。
両人が明日から千葉マリンと浦和のどちらに合流をするかで球団の期待度が見て取れますが、どちらであっても暫く練習を休んでいたのですから気負って無理をすることなく、しかし充実の秋季キャンプを過ごしたチームメイトの雰囲気を肌で感じる3日間となればと、そう願っています。

 

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