32 根元俊一 内野手 26歳 年俸2800万円
【2009年成績】 30試合 69打数 3得点 12安打 打率.174 2二塁打 1三塁打 0本塁打 2打点 0盗塁 3四死球 14三振 得点圏打率.100
井口の加入で厳しいシーズンになることは予想をしていましたが、まさかここまで成績を落とすとは思ってもいませんでした。
昨年のブレイクが嘘のような根元の不調ぶりは、根元自身だけではなくロッテの内野陣の将来への不安をかき立てます。
それでも紅白戦でいきなり4打数4安打とアピールをした根元でしたが、井口の壁は厚すぎました。
成績がどうのという以前にセカンドのレギュラーは井口であり、同じスタートラインに立たせてもらえなかったのも仕方がないところではあります。
しかし控えでも地道に頑張っていればチャンスはあったはずで、実際に井口の故障によりセカンドのポジションが空いたところに根元がはまらなかったこと、これは根元が結果を残せなかったことによるものに他なりません。
もちろん手を抜いたなどと言うつもりはありませんし、必死に練習をする姿も見ていますので評価もしているのですが、やはりプロは結果が全ての世界です。
長く続いた2軍でも三振が多かった確実性の低さは改善をしなければなりませんし、やや淡泊にも見える打撃に粘りが欲しいところでもあります。
そして何を置いても根元が克服をしなければならないのが、スローイングであることは言うまでもありません。
何でもないゴロを唖然とするような悪送球を繰り返し、それは2軍でも変わらなかったようです。
このままではイップスとなってあたら有為な才能を潰しかねず、かと言って早坂の台頭により外野へのコンバートもままならず、根元には二塁手としてスローイングの拙さを何とかするしか生き残る道はないと言っても過言ではないでしょう。
そのためにも西村監督、高橋2軍監督には根元を二塁手として使い続けることをお願いしたいですし、間違っても遊撃や三塁で起用をすることはしないでもらいたいです。
あの芸術的とも言えるバットコントロールはロッテの宝であり、その俊足は西村監督の作戦にとっては欠かせない武器ですので、来季は井口をDHに押しやるぐらいの根元の活躍を、そして存在感を見せるシーズンであって欲しいと願っています。
【オリオン村査定】 2800万円 → 2300万円 (▼18%)