オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2009年通信簿 32 根元俊一

2009-11-17 23:31:14 | 千葉ロッテ

32 根元俊一 内野手 26歳 年俸2800万円

【2009年成績】 30試合 69打数 3得点 12安打 打率.174 2二塁打 1三塁打 0本塁打 2打点 0盗塁 3四死球 14三振 得点圏打率.100

井口の加入で厳しいシーズンになることは予想をしていましたが、まさかここまで成績を落とすとは思ってもいませんでした。
昨年のブレイクが嘘のような根元の不調ぶりは、根元自身だけではなくロッテの内野陣の将来への不安をかき立てます。

それでも紅白戦でいきなり4打数4安打とアピールをした根元でしたが、井口の壁は厚すぎました。
成績がどうのという以前にセカンドのレギュラーは井口であり、同じスタートラインに立たせてもらえなかったのも仕方がないところではあります。
しかし控えでも地道に頑張っていればチャンスはあったはずで、実際に井口の故障によりセカンドのポジションが空いたところに根元がはまらなかったこと、これは根元が結果を残せなかったことによるものに他なりません。
もちろん手を抜いたなどと言うつもりはありませんし、必死に練習をする姿も見ていますので評価もしているのですが、やはりプロは結果が全ての世界です。
長く続いた2軍でも三振が多かった確実性の低さは改善をしなければなりませんし、やや淡泊にも見える打撃に粘りが欲しいところでもあります。

そして何を置いても根元が克服をしなければならないのが、スローイングであることは言うまでもありません。
何でもないゴロを唖然とするような悪送球を繰り返し、それは2軍でも変わらなかったようです。
このままではイップスとなってあたら有為な才能を潰しかねず、かと言って早坂の台頭により外野へのコンバートもままならず、根元には二塁手としてスローイングの拙さを何とかするしか生き残る道はないと言っても過言ではないでしょう。
そのためにも西村監督、高橋2軍監督には根元を二塁手として使い続けることをお願いしたいですし、間違っても遊撃や三塁で起用をすることはしないでもらいたいです。
あの芸術的とも言えるバットコントロールはロッテの宝であり、その俊足は西村監督の作戦にとっては欠かせない武器ですので、来季は井口をDHに押しやるぐらいの根元の活躍を、そして存在感を見せるシーズンであって欲しいと願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 2800万円 → 2300万円 (▼18%)

 

コメント (15)

いらっしゃい、金泰均

2009-11-17 00:50:38 | 千葉ロッテ

大型契約を結んだ金泰均が来日をし、入団会見を行いました。
韓国での会見とは違って非常に前向きな、そして好意的な感じで受け止めています。

ロッテ・金泰均が会見「成績残してメジャー」  (11/16 サンケイスポーツ)

ロッテが獲得したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表の4番、金泰均内野手(27)が16日、千葉市内のホテルで入団会見し「日本に多くいるいい投手と対戦することで自分のレベルも上がる。日本でしっかり成績を残してメジャーに行きたい」と米大リーグを最終目標に掲げつつ抱負を述べた。
日本行きの経緯については「WBCで好結果を残し、挑戦を決めた」。
ロッテには、かつて所属していた李承ヨプ(巨人)から話を聞き、好印象を抱いていたという。
昨年は韓国プロ野球ハンファで本塁打王。
同席した西村監督には4番候補に挙げられ、意欲を示しながら「状況に応じて、本塁打であったり安打であったり、チーム打撃をする」とも話した。
背番号はハンファでつけていた「52」を選んだ。
■ ロッテ・金泰均内野手
 「これまでも4番を任されてきたが、本塁打だけではなく、安打も放ってきた。両方を意識しながら、4番をつかんでいきたい。日本の野球でも成功したいが、その後はメジャーに行きたい」
■ロッテ・西村徳文監督
 「4番候補の一人。変化球に対応できる意味でもいい選手。既に日本の投手を映像で見ている、と。守りもうまい。若いから、ロッテで長くやってもらいたい」

日本を踏み台に、みたいな見出しをつけているスポーツ紙もありますが、メジャーに挑戦ができるぐらいの活躍を3年間でしてくれるのであれば望むところです。
惜しまれつつもメジャーに移籍をする、そんな金泰均であれば言うことはありません。
何だかんだ言いながらも日本に骨を埋める気配が濃厚な李承のようになるかもしれませんし、先のことを考えても仕方がなく、今はロッテの金泰均を応援するだけです。

瀬戸山球団社長の失言などは忘れたかのように4番への挑戦とチームバッティングの姿勢を見せる金泰均に、期待感をにじませながらも4番候補の一人でしかないことを口にする西村監督と、両人ともに大人の会見となったことがとても嬉しく、まずは「つかみはOK」です。
また背番号が52となったことは意外でしたが、李承のときも喜多から36を剥奪した前歴があるので驚きはなく、むしろ塀内が16を選んだことの方がビッグニュースです。
もっとも剥奪だけに大きな番号への変更は聞こえが悪いですし、2はアンタッチャブル、4は荻野、11は川越、14は大谷、18はハンカチ王子の予約済みですから、球団としても塀内としても16しか選択肢がなかったのが実状でしょう。
野手らしくない番号を背負った塀内が来季にどういったプレーを見せるのか、あっさりと再来年には33に衣替えをするような気がしないでもありませんが、とても楽しみです。

しかし清田の背中を押してくれた長野、金泰均にロッテの好印象を植え付けてくれた李承と、ロッテに後ろ足で砂をかけたような両人の意外な行動には複雑な心境ではあります。
別に憎くてロッテを選ばなかったわけではないのでしょうから当人たちとしては意外でも何でもないのかもしれませんが、どこか後ろめたいところがあったのかもしれません。
もしそうであればこれで気持ちも晴れたでしょうし、来季は清田vs長野、金泰均vs李承のガチンコ勝負が見られれば盛り上がることでしょう。
もちろん舞台は交流戦の千葉マリンや東京ドームであり、イースタンのロッテ浦和やジャイアンツ球場でないことは言うまでもありません。

 

コメント (18)