藪田の獲得で消えたと思っていた川越が、あっさりと翌日に入団を決めました。
まるでブロガーをおちょくるかのようで、いやいや逆にネタを小出しにしてくれることに感謝をしなければならないのかもしれません。
ロッテ、オリックス戦力外の川越を獲得 (11/24 サンケイスポーツ)
ロッテは24日、今季オリックスから戦力外通告を受けた川越英隆投手(36)の入団を発表した。
背番号は「46」に決定した。
川越は「また野球が出来るという喜びを感じています。川越を獲ってよかったと思っていただけるように与えられたポジションで必死に投げたいと思います」と抱負を語った。
さらに「ロッテは元々、好きな球団。今まで敵として戦ってきてファンの応援を含めた雰囲気が羨ましかった。ああいうところでやってみたいという思いがありました。とても魅力のある球団に入団できて本当に嬉しいです」と喜びのコメントをした。
川越はオリックス時代の2005-07年に3年連続で開幕投手を務めた。
昨年から中継ぎに転向し、今季は24試合で0勝1敗、防御率4.83。
10月に戦力外通告を受けていた。
まるで熱病にでも罹ったかのように誰も彼もがロッテ愛を口にするのには喜びよりも、むしろ気味悪さすら感じてしまいます。
ましてや他球団からの移籍選手にそんなことを言われた日には、腹の中では「ロッテは(組みしやすくて)好きだった」とでも思っているのではないかと勘ぐりたくもなります。
とは言いながらも好きといわれれば頬が緩んでしまうのが弱いところで、何の引っかかりもなく応援をしてしまう単純さは悪いことでもないでしょう。
被打率が.349という吉井や小宮山ばりなのが気がかりではありますが、ベテランとしての味のあるピッチングを披露してもらいたいものです。
育成1位・山室の入団が決定 (11/24 スポーツ報知)
ロッテが育成ドラフト1位で指名した青学大の山室公志郎投手(22)=183センチ、82キロ、右投左打=の入団が24日、決まった。
支度金100万円、年俸240万円で契約した。
高校時代の輝きからすれば育成枠選手としての入団は悔しいであろう山室ですが、大学時代は故障ばかりでろくに投げられなかったのですから仕方がありません。
本人もそれを分かっていて底辺からの浮上を力強く宣言してくれているようですし、元気のあるところをアピールしてもらいたいです。
150キロのストレートを投げる資質を持った選手はロッテには希少ですし、お約束のようにコントロールがダメダメなのもロッテらしいとも言えますので、愛着がわいてきます。
今年は開催をされるのかが微妙な感じもする新入団選手発表会ですが、是非とも1日でも早く山室を自分の目で見てみたいです。
11月も終わりに近くなり、補強もさすがにこれでピリオドを打つのではないかと思いますし、そうあってもらいたいです。
ベテランの右腕は藪田と川越でお腹いっぱいですからコーリーは不要ですし、今岡やズレータも必須とは思えません。
あとはマーフィーでもバスケスでも構いませんので中継ぎ左腕を加えれば支配下選手登録は67人で、残りの3枠を山室や角らで争うのであればモチベーションも上がるでしょう。
さらには西村監督らの首脳陣が白紙の状態で選手を見極めること、名前のある選手であっても結果が伴わなければ出番がなくなるような競争原理が働くチームに仕立て上げてくれさえすれば、意外にも面白い戦いぶりを見せてくれるのではないかとの期待が高まってきました。
開幕までの残り4ヶ月間でどこまで狸の皮を数えさせてくれるのか、その手腕に期待をします。