オリオン村(跡地)

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2009年通信簿 39 田中雅彦

2009-11-27 23:19:50 | 千葉ロッテ

39 田中雅彦 捕手 27歳 年俸1300万円

【2009年成績】 41試合 64打数 13得点 17安打 打率.266 3二塁打 0三塁打 1本塁打 8打点 6盗塁 5四死球 17三振 得点圏打率.188

すっかりと1軍ベンチに定着をすることが出来るようになった田中雅ではありますが、本人の望む捕手としての出番は今季もほとんどありませんでした。
しかし来季は橋本将が移籍をしたことでようやく捕手としての活躍の場が開けるでしょうから、思う存分に躍動をする田中雅に期待をします。

いっそのこと内野手に転向をすべきだとも考えていた田中雅でしたが、ここにきて風向きが変わってきました。
里崎に次ぐ第二捕手の座を斉藤や金澤らと争う来季でしょうから、本人も念願の捕手としてのプレーができることに興奮をしていることかと思います。
フェニックスリーグでも捕手としてマスクを被り続けましたし、球団からの期待も高いはずです。
かなり遠回りをした感はありますが、PL学園や近大といった名門チームでキャプテンシーを発揮してきた力をプロの世界でも見せてくれることに期待をしています。

捕手としての田中雅は、正直なところ未知数ではあります。
数少ないマスクを被った試合では苦労をしながらリードをしていた印象があり、ですから里崎よりは橋本将に近く、タイプ的には投手の良いところを必死に探して配球を組み立てる捕手なのではないかと見ています。
若手に対しては強引な里崎の方がよいのではないかと思いつつも、思い通りにならないときの里崎の態度は若手を萎縮させかねませんので、肩を並べて歩いていける田中雅と組ませた方が結果的にプラスになるのではないかとの気がしないでもありません。
その方が投手も自分で考えることをするでしょうから、成長の一助にもなるでしょう。

田中雅の課題はアマチュア時代から言われていたキャッチングの粗さで、そんなところまで橋本将に似てしまうこともないのですが、捕手としてはかなり重要なポイントです。
肩は言うほど見る機会が無かったので評価は保留としますが、投手から信頼をされるためには守備面での向上は必要不可欠です。
守備機会が少ないながらも野手に守備位置の指示をだしている姿が印象に残っていますので、扇の要としての役割をこなす意識については問題はないでしょう。
むしろ里崎や橋本将のそういった姿はあまり記憶がないだけに、ちょっと新鮮味があります。

打撃ではボールに体をぶつけにいくような粘り強さ、ガッツが身上の田中雅ですし、意外にも俊足を誇りますので、シーズンを通して使い続ければそれなりの結果は残すと思います。
とは言っても里崎が五歩も十歩も先を歩いていることは間違いなく、ベンチが来季以降を睨んだ起用を心がけなければ第二捕手としてベンチを温めるだけの存在になりかねず、また都合よく内野との兼用でお茶を濁されるかもしれません。
それでも斉藤や金澤らとの戦いをしっかりと勝ち抜けば出番は自ずから増えるでしょうから、持ち前の明るさをフィールドで出し続ける田中雅であってもらいたいです。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 1300万円 → 1800万円 (△38%)

 

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それって大嶺の希望なの?

2009-11-27 17:11:42 | 千葉ロッテ

とりあえず連日のように小出しをされていた補強のニュースが一段落をして、ズレータなどの獲得が報じられていないことにホッとしています。
第2回トライアウトを視察した松本スカウトのコメントを借りれば「選手枠の問題から難しい」とのことですから、そろそろ手仕舞いなのでしょう。
コーリーも獲得の方向へとのニュースも流れているようですが、これは誤報だと信じています。
あるとすれば外国人左腕と来春の今岡ぐらいが最後のパイを食い合うぐらいで、何とか角らの育成枠選手がモチベーションを落とさずに春季キャンプに臨むことができそうです。

大嶺、来季背番「11」に昇格へ (11/26 スポーツ報知)

ロッテの大嶺祐太投手(21)が来季から背番号を「11」に変更するプランが25日、浮上した。
11番は03年からつけていた神田義の退団で空き番号になっていた。
日本ハム・ダルビッシュ、西武・岸らエース級投手の代名詞といえる背番号に、球団関係者は「背番号については話し合っている」とし、大嶺の11番については「前向きに検討している」と明言。
今季プロ初完封を挙げるなど成長した151キロ右腕は、入団前から希望していた数字を背に、4年目の飛躍を狙う。
大嶺にとって11番は愛着のある番号だ。
当時・中日のエースだった川上憲伸(現ブレーブス)にあこがれ、硬式野球を本格的に始めた八重山ポニーズで使用。
八重山商工でも、甲子園出場前で無名だった2年生までつけていた。
プロ入り後は新人投手では81年愛甲(ロッテ)以来の背番号1をつけているものの、11番は大嶺本人が「ロッテの父」と慕う池田育成コーチが71年から6年間つけていた番号でもある。
当初、今秋ドラフト3位の実弟・翔太内野手(18)=八重山商工=と「兄が1番、弟が2番」の計画もあったが、最終的には本人の希望が通ることになりそうだ。
今季は昨年の2勝を上回る5勝を挙げた。
秋季キャンプでは連日の投げ込み、走り込みの成果で、3キロ減の80キロに体を絞り、22日のプロ・アマ交流戦(東京D)では、大学代表の中軸から3者連続三振を奪った。
「今オフは速球を磨いて、もう一度150キロを出せるようにしたい。直球主体の攻める投球ができれば」と来季を見据えていた。
“エースナンバー”を背負い、初の2ケタ勝利を狙う。

漫才コンビの誕生がなくなったであろうことは朗報ですが、大嶺が背番号11を希望していたとは初めて聞きました。
ただダルビッシュや岸だけではなく池田コーチの名前まで出すなど無理矢理感は否めず、普通に考えれば来年のドラフトに向けて斎藤に用意をする番号のラインアップとして、18と54に高校時代から背負い続けた1を追加したいということだと思われます。
大嶺も入団時に1を希望したはずで、もしかしたら神田がつけていたことから遠慮をしたのかもしれませんが、何を勘違いしたのか清水が「大嶺が俺を越えたら18をやる」と言い出したときにも「自分は1がいいので」と言っていたことからも、今回の動きは球団主導と見るのが妥当でしょう。
もし大嶺にその気があれば、22日の斎藤とのやりとりに「18が空いているし、よければ1をあげるよ」ぐらいは言ってもおかしくはなく、本人にとっては寝耳に水かもしれません。

個人的には背番号を変更することは好きではないので、大嶺には1を背負い続けて欲しいです。
斎藤も主将に就任をしたことで1との縁が切れて10を新たな番号としてスタートをすることになりますし、プロではエースナンバーである18でよいと思います。
と言いますか、今年の新入団選手発表会もまだなのに来年に向けた動きが露骨すぎで、自由獲得枠があるわけでもないのに誠意のオンパレードはうざったいです。
これはある意味でドラフト戦略の幅を自ら狭めていることに他なりませんので、はしゃぐ石川球団副代表を横目に「1巡目候補の有力な1人」と口にする冷静な松本スカウトが頼りですし、2年連続して日和るイメージを植え付けないよう徐々に方針転換の可能性を示唆する動きも必要でしょう。
最有力候補として考えている、それだけで充分だと思いますし、足繁く通いさえすれば誠意は充分に通じます。
大豊作と言われる来年のドラフトを戦略ミスで痛いことにならないよう、自制をお願いしたいところです。

 

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インフルエンザ

2009-11-27 16:20:36 | 独り言

巷で話題のインフルエンザに取り憑かれたため、2日ほどお休みをしていました。
歳のせいか、はたまた最近の発熱癖のおかげかは分かりませんが、熱も38度7分とさほど高くはならず3日目にして38度を切りましたので、無事に山は越えたと思っています。
ただ熱が下がっても社会復帰がすぐに出来ないのがインフルエンザの辛いところで、暫くは自宅軟禁が続きそうです。
佳境に入りつつある仕事を途中離脱したことが気がかりであり、また出社後の山積み状態の作業を考えると別の意味での熱が出てもおかしくはありません。

さて幸か不幸かあれだけ連日のように報道をされていたロッテの補強の話題も沈静化をしていたようで、浦島状態にはならずにすみました。
小林雅が巨人に入団をするらしいですが興味はありませんし、むしろコーリーも獲得の方向との記事の方が気になります。
ロッテネタもおいおい復帰をしますので、よろしくお願いします。

 

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