オリオン村(跡地)

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2009年通信簿 33 橋本将

2009-11-18 22:13:29 | 千葉ロッテ

33 橋本将 捕手 33歳 年俸7500万円

【2009年成績】 94試合 252打数 19得点 59安打 打率.234 14二塁打 0三塁打 2本塁打 27打点 0盗塁 33四死球 80三振 得点圏打率.246

FA権を行使せずに里崎とガチの勝負をすると意気込んだ割には、不振を極めた里崎の後塵を拝する結果に終わった今季の橋本将でした。
残念ながら捕手としての底を見せてしまったシーズンでもありましたし、明日にも横浜へのFA移籍が決まりそうです。

数字を見てちょっと驚いたのですが、実は出場試合数としては昨年とほとんど変わりません。
もちろん昨年に比べれば捕手としての出場は激減をしているのですが、DHとして打撃を期待されての出番が意外にも多かったようです。
しかしその三振の多さが物語るように、今季の橋本将は持ち前の選球眼の良さを活かしての好球必打に徹することが出来ず、ただバットを振っているだけの感がありました。
里崎とともにどこかやる気のないようにも見えたのは色眼鏡かもしれませんが、この覇気の無さは捕手としての橋本将にも影響をしていたように思えます。

とにかく橋本将がマスクを被れば盗塁はフリーパス、そんな印象すら与えてしまった弱肩に、腕だけで捕りにいく雑なキャッチングなど、守備面では嫌になるほど橋本将の悪い面を見せつけられてしまった2009年であったと言えます。
リードでは外角一辺倒は里崎にお株を奪われたものの、やはり橋本将ならこのリードと言えるような特徴を見せることはできませんでした。
もちろん橋本将らしい、投手が投げたいボールを要求するという里崎とは違った面を見せはしましたが、果たしてそれが結果に結びついたかどうかは微妙なところです。
これはある意味で橋本将が自分の考えでリードをすることを放棄したとの厳しい見方もできますし、あれだけ里崎が不調でもベンチが里崎を使い続けた理由なのかもしれません。

来季は横浜へのFA移籍が確実であり、そういう意味では橋本将にとってはその方が良いのかもしれません。
もちろんロッテに残留をして欲しかったことに変わりはありませんが、しかし成績に見合わない条件の提示をしたり、あるいはレギュラーを確約することができなかったことは言うまでもなく、また田中雅や金澤らのことを考えれば強制的な世代交代もありとの考えもできます。
何にせよ横浜・橋本将の2010年が捕手としての正念場のシーズンとなるであろうことは間違いありませんので、今度こそ早々に怪我でリタイヤをするという不甲斐ない姿を見せずに、結果がどうなっても満足のできるシーズンとなることを願っています。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 7500万円 → 6500万円 (▼13%) ※11/10にFA宣言

 

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シコースキーとの別れ

2009-11-18 00:22:10 | 千葉ロッテ

既に退団との噂が流れていましたので驚きはありませんが、残念なことに違いはありません。
シコースキーとの2度目の別れは、ロッテとの永遠の別れになることでしょう。

シコースキーがロッテ退団へ (11/17 スポーツ報知)

ロッテのブライアン・シコースキー投手(35)の今季限りでの退団が17日、確実になった。
ロッテが独占的に交渉できた期限の15日までに条件面で折り合わず、球団はこの日、交渉を打ち切ると発表した。
シコースキーは来季、メジャー復帰も視野に入れているが、日本でのプレー続行が基本線。
18日からは国内の他球団と交渉したい意向だ。
今季のシコースキーは中継ぎと抑えをこなして55試合に登板し8勝5敗15セーブ、防御率2.19。
日本での8シーズンの通算成績は376試合で35勝28敗25セーブ、防御率は3.15。
今季の年俸は7500万円。

抑えに転向せずに中継ぎのままであれば1点台の防御率でシーズンを終えたでしょうし、こういった話にもならなかっただろうと悔やまれますが、今となっては詮無いことです。
ローズがそうであるように年齢も考えてダウン提示をしたのが受け入れられなかった、そんなところではないかと思います。
ある意味で経費削減の対象となってしまったシコースキーであり、しかしながら絶対に手放してはならないと考えていただけに、惜しくもあり悲しくもあります。
リリーフ陣で一番結果を残したシコースキーが解雇となるのは来季への大きな不安材料ですが、こうなったら若手の出番が増えることに期待をするしかありません。

それにしてもレオンを彷彿とさせるような、そんな不憫なシコースキーではあります。
まずロッテでは中継ぎの軸として頑張りながらも監督交代の余波でリリースをされてしまい、移籍をした巨人でも70試合に登板をして防御率は3点台、7勝14ホールドの大車輪のピッチングを披露をしながらも戦力外の憂き目となりました。
メジャーで3勝をマークした後に所属をしたヤクルトでも2点台の防御率と結果を残しながらも解雇となり、そして2度目のロッテでも似たような終幕を迎えたことになります。
人間性に問題があるようにも思えませんし、しかしながら長くても3年でチームを転々としている姿を見ると、代理人に問題があるのかもしれません。
いずれにせよこれだけの実績がある投手ですから既報の横浜だけではなく、アッチソンを失った阪神やボーグルソンを手放したオリックスあたりも興味を示すような気がします。
ロッテがダウン提示をしたことでハードルが低くなり、現状維持どころか微減でも日本で野球を続けることを決断するシコースキーかもしれず、そうなると悔しさが倍増をすることになりますので、できれば1億ぐらいでどこかと契約をしてくれればと思います。
とにかくシコースキーに伝えたい言葉は「ありがとう」「頑張って」であり、ついでに川崎の背番号を49に戻したい気分です。

そうなるとプチトライアウトに新たなテスト生が加わっても何の不思議もなく、的場に続いて今度は台湾出身の林彦峰が浦和に合流をしました。
24歳の右腕で184センチ、95キロと堂々たる体格をしています。
球団公式サイトではフィリーズ傘下マイナーと紹介をされていますが、今年の春にリリースをされて今季は台北市成棒隊なるチームに所属をしていたようです。
マイナーリーグでもシングルAが最高で、これまたコントロールが課題の投手のようですから、おそらくは育成枠での契約になるのでしょう。
それでも台湾ナショナルチームに選ばれたこともあるようですから、若いですし期待をしたいと思います。

これで支配下選手は62人ですから、プチトライアウトから5人程度の合格者が出るかもしれません。
西村監督のズレータを評価するコメントもありますから外国人選手ではコーリーとズレータ、日本人では川越と山田と的場が有力のような気がします。
何にせよテストは明日が最終日、誰がロッテのユニフォームを着ることになるのかが楽しみです。

 

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