33 橋本将 捕手 33歳 年俸7500万円
【2009年成績】 94試合 252打数 19得点 59安打 打率.234 14二塁打 0三塁打 2本塁打 27打点 0盗塁 33四死球 80三振 得点圏打率.246
FA権を行使せずに里崎とガチの勝負をすると意気込んだ割には、不振を極めた里崎の後塵を拝する結果に終わった今季の橋本将でした。
残念ながら捕手としての底を見せてしまったシーズンでもありましたし、明日にも横浜へのFA移籍が決まりそうです。
数字を見てちょっと驚いたのですが、実は出場試合数としては昨年とほとんど変わりません。
もちろん昨年に比べれば捕手としての出場は激減をしているのですが、DHとして打撃を期待されての出番が意外にも多かったようです。
しかしその三振の多さが物語るように、今季の橋本将は持ち前の選球眼の良さを活かしての好球必打に徹することが出来ず、ただバットを振っているだけの感がありました。
里崎とともにどこかやる気のないようにも見えたのは色眼鏡かもしれませんが、この覇気の無さは捕手としての橋本将にも影響をしていたように思えます。
とにかく橋本将がマスクを被れば盗塁はフリーパス、そんな印象すら与えてしまった弱肩に、腕だけで捕りにいく雑なキャッチングなど、守備面では嫌になるほど橋本将の悪い面を見せつけられてしまった2009年であったと言えます。
リードでは外角一辺倒は里崎にお株を奪われたものの、やはり橋本将ならこのリードと言えるような特徴を見せることはできませんでした。
もちろん橋本将らしい、投手が投げたいボールを要求するという里崎とは違った面を見せはしましたが、果たしてそれが結果に結びついたかどうかは微妙なところです。
これはある意味で橋本将が自分の考えでリードをすることを放棄したとの厳しい見方もできますし、あれだけ里崎が不調でもベンチが里崎を使い続けた理由なのかもしれません。
来季は横浜へのFA移籍が確実であり、そういう意味では橋本将にとってはその方が良いのかもしれません。
もちろんロッテに残留をして欲しかったことに変わりはありませんが、しかし成績に見合わない条件の提示をしたり、あるいはレギュラーを確約することができなかったことは言うまでもなく、また田中雅や金澤らのことを考えれば強制的な世代交代もありとの考えもできます。
何にせよ横浜・橋本将の2010年が捕手としての正念場のシーズンとなるであろうことは間違いありませんので、今度こそ早々に怪我でリタイヤをするという不甲斐ない姿を見せずに、結果がどうなっても満足のできるシーズンとなることを願っています。
【オリオン村査定】 7500万円 → 6500万円 (▼13%) ※11/10にFA宣言