オリオン村(跡地)

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ロッテに迷走の兆し

2009-11-11 21:00:09 | 千葉ロッテ

清水、橋本将と一騒動が終わったので一息つきたいところなのですが、来季に向けてのチーム編成を休むわけにもいきません。
ロッテの場合は現時点での支配下選手が62人ですから、2人の新外国人選手を獲得しても育成枠を維持するためには1人足りません。
さらにはシコースキーの動向も水面下に潜ったままですので、今後もいろいろと動きがありそうです。

橋本FA「捕手で出たい」横浜が獲得へ (11/11 日刊スポーツ)

ロッテ橋本将捕手(33)が10日、昨年取得した国内移籍可能なFA権を行使し、他球団への移籍を目指すことを正式表明した。
千葉マリンで会見を行い、「捕手として出場する機会がほしいというのが一番」と説明した。
数年前まで同年齢の里崎と併用で起用されていたが、今季は守備機会が35試合に減少。
指名打者での出場が多かった。
「捕手として試合をつくる楽しみを味わいたい。里崎に負けているつもりはない」と、新天地を探す意向だ。
横浜が獲得に興味を示していることには「ありがたい」と前向き。
ロッテ瀬戸山球団社長は「残留もありだが、ひとまず様子を見ます」と話すにとどまった。

まずは橋本将ですが、他紙でも「球団関係者」が手を挙げると報道をされていましたし、19日の交渉解禁とともに横浜・橋本が誕生をするのは確実です。
今季に残留をした理由に前監督の名前を挙げたことは不愉快でしたが、それでも里崎に負けていないとの気概を持っての移籍ですから文句はありません。
もっとも負けていないのであればロッテで勝負をすればいい話で、その勝負をさせてもらえなかったとの思いがあるのでしたら自らのコメントと矛盾をしますし、さらには体制が変わったことでチャンスは充分にあるわけですから、やはり心の底には敗北感があるのでしょう。
それらを封印して横浜で頑張ってくれることがロッテファンへの恩返しにもなるでしょうし、間違っても復活をした野口あたりの後塵を拝することがないように願いたいです。
清水とともに「ロッテの主力ってこんなもの?」などと他球団のファンや、ましてや横浜ファンには思われたくはないですし、里崎とともにレギュラー捕手として堂々たる成績を残して「さすがはロッテの2枚看板だったことはある」と評される2010年であることに期待をします。

ロッテ ドラ4清田入団濃厚、結論は…? (11/11 スポーツニッポン)

指名順位が低いことに難色を示していたロッテドラフト4位の清田が12日にも結論を出す。  
当初は12日開幕の日本選手権前にNTT東日本・垣野監督へ結論を伝える予定だったが、清田が体調を崩したため延期。
同監督は「本人は入団したい気持ちが強いかも。それなら、こちらは無理に引き留めることはしない」と話しており、入団する可能性が高い。

一方の補強ですが、機関紙が嬉しいニュースを届けてくれました。
指名巡目に難色を示していた清田が、どうやら入団に気持ちが傾きつつあるようです。
やはり会社からの引き留めがあったことが監督のコメントから読み取れますので、清田が入団を決意してくれるのであれば長野に感謝をしなくてはならないでしょう。
清田の背中を押してくれたのは長野、これは私の中では確信になりつつあります。
球団には清田が入団の意思を表明するとともに速攻で交渉にあたること、それこそ明日12日に仮契約を結ぶぐらいの準備をしてもらいたいです。

また今日は1回目のトライアウトが開かれて、未確認情報ではありますがロッテでは高木、神田、小林憲、田中崇、白川、大谷、そして末永(神戸)が参加をしたようです。
引退をする選手以外では江口を除いて全員が参加をしていることには複雑な心境ですし、特に大谷らの育成枠の選手には頑張ってもらいたいです。
末永も関西独立リーグが危ういことになっているだけに必死でしょうし、ストレートの力さえ戻っていれば声をかけてくれる球団があるのではと、そう願わずにはいられません。

今岡“8打数2安打”ロッテが熱視線 (11/11 スポーツニッポン)

阪神で抜群の実績を残した今岡は、8打席で安打性の当たりは2本だった。
「思ったよりも緊張した。あんまり緊張しないんですけど」と言い、独特の雰囲気に戸惑ったようだ。
「きょうで区切りと決めていた」そうで、第2回のトライアウトには参加しないという。
「正式なお話はいただいていません」と話す35歳について、ロッテの編成担当者は「十分にやれると思った。代打とかでベテランが必要になってくると思うので」と熱い視線を送っていた。

そんな中で流れてきたのが今岡(前阪神)を評価するロッテとのニュースで、せっかくチームが若返りを図ろうとしているところへ井口と同級生で来季に36歳となる今岡の獲得は、まさに流れに逆行をしているとしか言いようがありません。
守備でも三塁で不安定さを見せていますし、この2年間の低迷と今年は2軍でも試合に出場をしていなかったブランクを考えれば、戦力になるかどうかはかなり微妙です。
本人に現役を続けたいとの強固な意志があり、1500万程度でも是とするのであれば話は別ですが、その程度の年俸であれば大阪を中心に評論家活動をすれば稼げるでしょう。
記事中にある代打やベテランの役割は堀に期待をする2010年ですから、そういう意味でも今岡の必要性を感じていません。
もちろんロッテのユニフォームを着ることになれば応援をしますし、同期の井口やPL学園の後輩であるサブローや田中雅、今江などがいますのでチームに溶け込みやすい環境のロッテであることは確かですので、話題性を考えての獲得を球団が考えていることは否定ができなかったりします。
獲得となれば背番号2をロンダリングすることにもなるのでしょうし、それはそれで意味があるかなとは思いますが、何にせよ「関係者」のコメント程度に考えておけばいいかなと、しかしこれは迷走の兆しなんだろうなと、そんな受け取り方をしています。

その他でトライアウトに参加をした選手で気になるのは、もちろん実際に見たことがない選手が大半ですのでイメージ論でしかありませんが、丸山(前ヤクルト)、中村(前中日)、西谷(前楽天)、古木(前オリックス)といったところです。
捕手では的場(前ソフトバンク)しかいなかったようですし、意外に諦めてしまった選手が多いような感じがします。
昨年は森岡(中日→ヤクルト)が即日で決定をするなどしましたが、今年はややゆったりとしたスタートのようで、むしろ参加をしていない中里(前中日)の巨人入りが決まるなど水面下での動きの方が主流であり、そういった動きをする球団が勝利者なのでしょう。
またロッテ入りが噂をされていた山田(前福岡)がお眼鏡にかなったのかどうか、一番気にしているのは16日からのテストを控えている南かもしれません。

ロッテ、WBC韓国代表の金泰均獲得へ (11/11 サンケイスポーツ)

ロッテが11日、今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表の中軸打者で、今オフに韓国プロ野球のハンファからフリーエージェント(FA)宣言した金泰均内野手(27)の獲得に乗り出すことを表明した。
瀬戸山隆三球団社長ら幹部が交渉のため、12日に韓国に渡る。
石川晃球団副代表は「当然欲しい選手。真っ先に(交渉の)手を挙げたい。(獲得の)自信はある」と話した。
金泰均はWBCで大会トップの本塁打と打点をマークし、ポジション別優秀選手にも輝いた。
4番打者の補強が懸案のロッテは今季途中から調査していた。
ほかにも阪神や楽天、韓国ではLGなど複数球団、米大リーグ球団も興味を示している。
外国人選手の補強は同じく16日からテストを受けるズレータで決まりかと思っていましたが、金泰均の獲得に向けて球団が本腰を入れ始めました。
瀬戸山球団社長や石川球団副代表の名前が出てきましたのでガセではなく、真剣に渡韓をするのでしょう。
獲得が成るかどうかは他球団の動向次第でしょうが、仮にそれが別会計であっても驚くような待遇での獲得となればロッテファンの猛反発を食うことが必至で、親会社の方だけを見たスタンドプレーにはならないよう願いたいものです。
何にせよ金泰均でもズレータでもバスケスでも構いませんが、新人やトライアウトなども含めて今月中には来季を戦う布陣をしっかりと固めてもらいたいですし、全員が日本を留守にして清田の交渉の場に赴く要人が誰もいないようなバカなことにはならないよう、そのぐらいの頭は働かせてくれると信じています。

 

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