30 伊藤義弘 投手 26歳 年俸1000万円
【2008年成績】 51試合 0勝0敗0S 防御率3.05 59回 55被安打 1被本塁打 23与四球 3与死球 52奪三振 被打率.256
オープン戦の時から守護神にもと期待の高かった伊藤ですが、序盤の不振もあってベンチの信頼を勝ち取ることは出来ませんでした。
しかし数字を見れば見事な結果を残しており、来季も引き続きクローザーへの待望論は根強く残るものと思われます。
大学時代からドラフト候補として名前が挙がりながらもなかなか指名に至らなかったのは、その綺麗なフォームからは想像もつかない制球難が理由だと言われていました。
実際のところシーズン序盤は制球に苦しんで打ち込まれることが目立ち、防御率も7点台まで落ち込んでしまうなど期待に応えることができませんでした。
しかし何度か2軍での調整を経るうちにプロの水に慣れたのか、ピッチングが変わったことに気がついた方も多かったと思います。
序盤とは違って攻めのピッチングの傾向が強くなり、逃げて四球を与えることがほとんど無くなったことで、その150キロ近いストレートを軸としたスライダー、チェンジアップとのコンビネーションが活きてきました。
そして最後は防御率も3点ちょっとまでに落ち着き、ルーキーイヤーとしては充分すぎる活躍を見せてくれました。
攻めることでコントロールが安定したと言うよりは、早いカウントで勝負することができるようになったことが大きかったと考えています。
そもそもが伊藤の特徴はその鼻っ柱の強さで、危険球で退場となった次の登板でいきなり内角にボールを投げ込むことができる胆力は並大抵ではありません。
そんな伊藤が序盤は逃げの傾向があったのは、もしかすると昨年の荻野と同様に、捕手が伊藤の特徴を掴むのに時間がかかったためかもしれません。
何にせよ序盤戦での失点が響いたことで防御率に差がありますが、昨年の荻野とさほど遜色のない結果を残せたのではないかと思います。
残念なのはベンチが伊藤を信頼しきれなかったのか、登板の多くが敗戦処理であったり、投球イニングが短かったりと、今後の伊藤をどう使っていくかをイメージしながらの起用をしなかったことで、小宮山を使っている場合ではないだろうと思ったことが再三ありました。
また幾度かチャンスがありながらも勝ち星に恵まれなかったこと、もし1勝でも挙げていれば違った展開もあったかもしれませんので、その点でも惜しいところがありました。
26歳という年齢を考えれば今年の活躍も本人は当然だと思っているでしょうし、来季は更なる飛躍を誓っていることでしょう。
気持ちの強さと三振を奪える球威があるだけに守護神としての素質がたっぷりですし、その被本塁打の少なさも魅力的です。
まずは来季の目標として中継ぎの軸として勝ち試合で起用してもらえるようベンチの信頼を勝ち得ること、今年になぜ信頼されなかったかが不明ですので難しい課題ではありますが、その上で荻野の後釜を虎視眈々と狙って欲しいと思います。
【オリオン村査定】 1000万円 → 1800万円 (△80%)
後半は安定してましたし勝ち試合で投げさせて欲しかったです。
数年後荻野を中継ぎ復帰させ伊藤守護神が理想ですね。
来年は敗戦処理の短いイニングでの起用が減るようにじっくりキャンプで調整期待したい。緩急を付けたウイニングショットとなる球種が必要でしょうか。
伊藤始め若手にうまく教える臨時コーチもキャンプで招聘してもらいたいです。野茂さんを雇えるような人脈は無かったのでしょうかねえ・・・
伊藤ですが、私もかなり抑え候補として期待しておりました。あのストレート、スライダー、チェンジアップがあれば、クローザーの資質は十分に持ち合わせているはずです。そもそも、クローザーは大体2種類のタイプがおり、一つは速球+フォーク・高速スライダー型、もう一つはスライダー、シンカー系の球種を持つ絶妙なコントロール型(変則フォームタイプも多いですが)。前者はクルーン、小林(雅)、藤川、寺原などで、後者は岩瀬、(全盛期の)高津、潮崎などです。
荻野はコントロールやマウンド度胸も含め、どの球種も適度に良いバランス型の投手なので、究極のセットアッパーとして使いたい投手です。他方、伊藤は速球派のクローザーとして使いたい資質を持っていながら、制球難がネックとなっています。
とはいっても、コントロールが抜群に良い速球派のクローザーはなかなか居ないものです。また、(特に大学、社会人出の選手に多いですが)プロ入り後に制球難を克服できる選手はかなり少ないのも事実です(フォームがほぼ出来上がってしまっているため)。余程、適切な指導のできるコーチの下で、フォームの改造を行わない限り、大抵はフォームを崩し、体を壊し、戦力外となる傾向が高いです。となると、ロッテの1,2軍の投手コーチ、バッテリーコーチでは厳しいでしょう。となると、(他チームを含め)諸先輩方との合同自主トレが最適かと思います。単に、筋力アップだけでなく、精神面や野球理論、投球術など色々とアドバイスを与えてくれるはず、いや、自分から求めなければなりません。そうすることにより、何かしらを掴むきっかけを得られれば、素質が開花する可能性は十二分にあると私は思っています。
また、ベンチが今年の荻野のように、本人に自覚を持たせ、失敗してもひたすら信じ続けるという我慢も必要です。何より、実戦が一番自身を磨けますから。
本格派クローザーとして来季だけでなく、その先も見据えて成長を期待しています。
是非、フォークを習得してほしいですね!
荻野と川崎の登板過多が心配なので、左腕の木村&松本と右腕のブライアン&伊藤とで、いきのいい抑えスタッフをつくれれば、シーズンを戦えそうですね!
今年コーチに加わった成本がその仕事を担当するんですかね?手腕はいかほどなんでしょう?
そちらの方が心配です!
ただ、大事な場面での起用が少なかったので印象は薄くなってますが。
やっぱり伊藤は制球が安定すれば球種が少なくても、そうは打たれせん。
走り込み走り込みで下半身強化ですね。
来季は開幕から安定した投球を見せて、守護神への足かがりにしてほしいと思います。
しかしベンチからは信用されずにつすぶったままでした。
伊藤は僅差の場面で本領を発揮すると思いますし、彼もそういう場面で投げたい気持ちが強いと思います。
来年は中継ぎエースとしての活躍を期待したいですし、将来は守護神になってもらいたいですね。
シーズン当初はどうなるかと思いましたが最終的には
来期以降への期待を抱かせる活躍でした
シーズン始めの時に後半のような活躍をしていたら、間違いなくもっと重要な場面で使われていた
でしょうね、後半はOKコンビとシコースキー
というのが確立していただけに
あとは、バレンタイン監督は去年の川崎投手の時も
そうですが、若手投手は結構慎重に使われますね
タイプ的には荻野投手よりも抑え向きだと
いうことに対して異論はありませんが
個人的には、今シーズン後半荻野投手的な抑えも
それもありかなと思っている者にとっては
何ともいえませんが
思い起こせば昨年の川崎も同様な使われ方でしたので、来季の伊藤に期待というところでしょうか。
ちなみに私は久保の守護神を諦めていません(笑)
>なしもぎさん
そろそろコーチも入れ替えなければ、指導もマンネリ化しているでしょうし、もちろん指導していればですが、早急に検討してもらいたいものです。
やはりタイミングは来年オフのバレンタイン退陣の時になるのでしょうかね。
>放浪カモメさん
そう言えば伊藤はたぶんフォークは投げていないような、そんな気がします。
縦の変化は最大の武器であるスライダーがあるので不要なのかもしれませんが、落ち方が違いますので球種は増やしたいところです。
あとは全体的にボールが高いところをどうするか、でしょうね。
>真砂マリンさん
成本の立ち位置、見えませんね。
他球団の飯を食っていますし、故障という経験もありますのでコーチとしての資質は充分にあると思うのですが。
試しに井上と役目を入れ替えてみて欲しいものです。
>takaさん
縦のスライダーが決め球なのでしょうが、今ひとつのところはありますね。
やはりストレートがウイニングショットなのでしょうか。
横の変化があれば面白いのですが、それよりも鼻っ柱の強さを見込んでシュートを習得してもらいたいものです。
>富山マリンさん
背番号30ですから、球団も守護神として期待しているはずです。
鼻っ柱の強さだけではなく、入団発表会でユニフォームを後ろ前に着てみせる度胸も持っています。
考えれば考えるほど、クローザーにぴったりの人材ですね。
>キャラメルさん
重要な場面での失敗も何度か繰り返すでしょうが、そうやって成長していくものですから、とにかく伊藤にはいろいろな経験をさせたいところです。
アマチュア時代の経験が長いとは言っても、やはりプロとのレベル差は歴然としていますので、まずは経験だと思います。
>マッサンさん
まあ資質的には伊藤>荻野であることは間違いないと思っているのですが、まずは中継ぎとしての足場をきっちりと固めることが伊藤にとって来季に求められることだと思います。
その上で荻野との勝負ができれば、チームにとっても好都合ではないでしょうか。
伊藤も来季は当然勝ちパターンでの登板は増えるでしょうし、そこでしっかりアピールして欲しいですね。