オリオン村(跡地)

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球団の高笑いが聞こえる

2009-11-23 10:38:58 | 千葉ロッテ

何度か囁かれながらも具体的なニュースとなっていなかったことから安心をしていたのですが、どうやら心配をしていたことが現実のものとなりそうな雰囲気がでてきました。
藪田への具体的な待遇が数字として機関紙の報道となりましたので、近日中にも具体的な動きが出てきそうな予感がします。

“戻ってこい”ロッテが薮田を獲得へ (11/23 スポーツニッポン)

ロッテがロイヤルズから戦力外通告を受け、FAとなった薮田安彦投手(36)の獲得を目指していることが22日、分かった。
複数の関係者によると、日本球界復帰が確実な薮田側に対し、非公式ながら水面下でロッテ復帰を打診。
シーズン中から調査を続けており、条件面で折り合えば“出戻り”の可能性は高い。
ロッテ在籍時は05年の日本一に貢献するなどセットアッパーとして活躍した薮田は、07年オフにFA宣言しメジャー移籍。
米国では硬いマウンドに苦しみ、思うような成績が残せなかったが、球団関係者は「日本ならまだまだやれる」と力の衰えはないと判断している。
チームは薮田らが抜けた08年から救援陣が不安定で、2年連続Bクラスに低迷。
来季は小林宏のクローザーへの配置転換が決定しているが、シコースキーの退団で中継ぎの絶対的な柱が不在。
実績のある薮田を獲得できれば、その不安も解消される。
国内他球団も薮田獲得に興味を示す可能性もあるが、ロッテ側はマネーゲームには参戦する意思はなく、獲得する場合は年俸2000万~3000万円プラス出来高程度となる見込み。
条件面は決して高くはないが、他球団が正式なオファーを出さなかった場合には、古巣ロッテが“救いの手”を差し伸べる。

これではシコースキーのリリースが経費削減だと言われても仕方がないような、そんなあからさまな獲得報道に見えます。
テストに合格を出した同じ右腕の川越やコーリーとの契約が遅々として進まないのも同様の理由と考えられますし、ベテランには甘い顔は見せないということなのでしょう。
それはそれで間違ったことだとは言いませんが、あまりに露骨すぎる感があり、その年代にさしかかる選手は気が気でないでしょうし、他球団に色目を使わずにロッテ一筋で頑張ってくれているベテランであっても同じような待遇に貶めるのであれば、チームとしての求心力にも影響をしかねません。
また金泰均のような例外を除けば外国人選手の年俸が3000万程度が上限であることがハッキリとしたことも、今回の藪田の件では失望の原因となっています。

その藪田ですが、メジャーで結果を残せなかった理由を伝えられる硬いマウンドに求めるのは危険なような気がします。
実際問題としてロッテ最終年はホールドのタイトルを獲りましたし防御率も2点台ではあったのですが、中継ぎに転向をしてから初めて被安打が投球回を上回り、また年々低下をするイニングあたりの三振の数も気がかりな要因です。
要は来季に37歳となるのに応じた衰えが出ているのではないか、先発をやっていた際には140キロ前半のストレートに変化球中心のピッチングであったところが、中継ぎになってからは150キロ近いストレートで押すスタイルとなって成功をしたプラス要素が失われつつあるのではないかと、ごく当たり前の心配をされてもおかしくはありません。

藪田に声をかけるチームが現れず、その程度の年俸で藪田が再びロッテのユニフォームを着ることになれば、他球団がなぜ手を出さなかったかなどは気にもせずに球団は仕事をしたと言い放つでしょうし、そして笑いが止まらないことでしょう。
まさにシコースキーの代わりになると胸を張りそうですし、しかしなまじ名前があるだけに西村監督も使いづらく、公平な観点での若手の起用に差し障りが出そうな気がします。
藪田にはこれまでの貢献に感謝をしていますし、愛着がある選手であることは間違いありませんが、小林雅ともどもたかが2年で日米にこだわらずなどと口にして欲しくはありませんし、今のロッテには不要との考えに変わりはありません。
来季に勝負をかける服部のためにも、球団が血迷わないことを願っています。

 

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2009年通信簿 37 林啓介

2009-11-23 02:26:59 | 千葉ロッテ

37 林啓介 投手 22歳 年俸580万円

【2009年成績】 なし

今年もダメなら今度こそ戦力外通告は間違いない、そう力一杯に断言をした昨年でしたが、林はまたしても逃げ切ることができました。
結果が伴わなければ1巡目の指名であっても数年で解雇となる中で、しぶとく生き残る林の魅力とは何なのかに頭を悩ませています。

フューチャーズやシリウスでは登板機会があったのかもしれませんが、公式戦ではついに登板がないままに4年目のシーズンが終わりました。
5年間は解雇がないとの条項が契約に盛り込まれているのではないかと思いたくなるぐらいに、この林の待遇は摩訶不思議なものとなっています。
三島や木興、あるいは柳田や末永といった林よりも結果を残していた同年代の投手が次々とNPBを去っていく中で、この林の存在は理解の範囲外です。

フェニックスリーグでは力のあるストレートを投げていたようですが、とにかく林の課題はコントロールであることに間違いありません。
全くストライクが入らないなんて話もよく聞きますし、昨年までの成績がそれを裏付けています。
さすがに来季も公式戦に登板ができないようですとユニフォームを脱ぐことになるでしょうから、周りの期待を裏切らない林であってもらいたいですし、栄光のドラ2の伝説を復活させるためにも佐藤とともに奮起を促したい2010年です。

2007年通信簿
2008年通信簿


【オリオン村査定】 580万円 → 戦力外通告

 

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