電脳筆写『 心超臨界 』

水の流れが岩と衝突するところ常に水の流れが勝る
力ではなくその持続性によって
( お釈迦さま )

悪魔の思想 《 反日的日本人の正体とはなにか――谷沢永一 》

2024-06-27 | 04-歴史・文化・社会
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


本書では、この人は平素から怪(け)しからんというような、概評は一切いたしませんでした。特定の人物が、内輪でのささやきとしてではなく、公開の活字にした文言(もんごん)だけに限って採りあげました。そして出所(でどころ)のはっきりした、公表された言論の中から、原文のまま、ひとめで反日的と受けとれる発言を列挙しました。証拠をはっきり示さないで批判してはいけませんものね。


『悪魔の思想』 「進歩的文化人」という名の国賊12人
( 谷沢永一、クレスト社 (1996/02)、p16 )
第1章 こんな国家に誰がした――今も続く、スターリンの呪縛
(1) 「悪魔の思想」の誕生

◆反日的日本人の正体とはなにか

さて、この本の主題は、読者にかなり興味をもっていただけると信じます。

この本の内容を、もう少し詳細に示すと、次のごとくです。

第一に、反日的日本人の言論をひとつひとつ具体的に紹介し、それがなにゆえ反日的であるかについて、できるだけ簡単明瞭に説明しました。

第二に、このような反日的日本人がなぜ出現したかについて考えてみます。つまり反日的日本人が発生する原因となった条件に光をあて、歴史的な由来をさかのぼってたずねました。

このふたつの方面にわたる探求を照らしあわせていただければ、今まで、なんだかおかしいなと、首を傾(かし)げておられた奇体(けったい)な風景について、なるほどそういう次第であったのかと、ようやく納得していただけると念じております。

反日的日本人とはなにか。反日的日本人とは、純粋の日本人でありながら、わが国の国情と社会の成りゆきと歴史の流れを、非難し攻撃し弾劾する人たちです。その種の言立てを以て、自分の言論活動の基本方針としている連中です。

したがって、また反日的日本人は、われわれ日本国民のすべてを、貶(おとし)め、蔑(さげす)み、罵(ののし)り、卑(いや)しめ、自分を高いところにおいて国民を見下しています。この人たちは、日本国民は愚かであって、おおいにやっつけてやらなければならんと、心に決めているかのように見うけられます。

ただし、言論は自由です。世の中に損害を与えたり、人びとに危害をおよぼすような破壊活動につながらないかぎり、言論は完全に自由です。自分の信ずるところ、考えるところにしたがって、国家を批判し国民を論難するのは勝手です。それが宜しくない、態度が悪いと、喰ってかかったところで仕方がないでしょう。

今までに書かれた進歩的文化人批判、反日的日本人批判の中には、具体性に欠ける発作的な野次り倒しが少なくありませんでした。しかし、お腹立ちはごもっともですけれど、ただ気に喰わんというだけの反撥には、説得力がありません。また、総括的に、一般論として、印象論として、やみくもに叩くだけでは、多くの方々のご同意はえられないでしょう。

そこで本書では、この人は平素から怪(け)しからんというような、概評は一切いたしませんでした。特定の人物が、内輪でのささやきとしてではなく、公開の活字にした文言(もんごん)だけに限って採りあげました。そして出所(でどころ)のはっきりした、公表された言論の中から、原文のまま、ひとめで反日的と受けとれる発言を列挙しました。証拠をはっきり示さないで批判してはいけませんものね。

さらには、この文章の奥底には反日的な姿勢が隠されているらしいぞ、というような、推理ごっこは一切しませんでした。その方向へ進むと、言いがかりにおちいりかねませんから。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京裁判はインチキ 《 「事... | トップ | 真珠湾攻撃の真実 《 奇襲攻... »
最新の画像もっと見る

04-歴史・文化・社会」カテゴリの最新記事