電脳筆写『 心超臨界 』

明日への最大の準備はきょう最善を尽くすこと
( H・ジャクソン・ブラウン・Jr. )

◆WGIPは日本国民の精神劣化を謀った

2024-06-28 | 05-真相・背景・経緯
多くの日本国民が、日本国憲法の、それも9条のおかげで平和が守られたと素直にそう思っています。理性では、軍隊は必要だと理解していたとしても、世界の厳しい現実からあえて目をそむけています。なぜなら、そのほうがラクだからです。そして、この「ラクでいい」という発想こそ、GHQが推進した精神劣化政策が見事に成功したことの一例です。 . . . 本文を読む

日本人はコメに甘えすぎている――司馬遼太郎

2024-06-28 | 04-歴史・文化・社会
「この農業」、つまり米作ですね。「この農業が西日本でテストされ、多数の人口を養ううえであまりにもすばらしものであったために、日本人は歴史的にコメに甘え、この農業を中心とした社会と宗教とモラルをつくり、それを水田耕作には不適地の東北にまで及ぼした」。この「甘える」というのは司馬さんならではのフレーズです。 . . . 本文を読む

“ドピー”は“白雪姫”7人のコビトの中で一番ののんびり屋――久米是志

2024-06-28 | 03-自己・信念・努力
浜松の旅館で久米は今までのホンダになかった新しいやり方を実行した。模造紙を張り巡らし、参加者全員で議論しながら、問題点を全員で共有できるよう。すべて書き出した。そのプロジェクトのやり方は、今も“ドピーシステム”の名で、ホンダの中で行われている。“ドピー”とは、“白雪姫”に出てくる7人のコビトの中で一番のんびり屋のコビトで、「どんなメンバーにも現状と、自分のなすべきことがわかるプロジェクト運営」という意味が含まれているそうだ。すべてのチーム構成員の知恵を結集して開発にあたること。それが新しいリーダー久米が考えたやり方だった。 . . . 本文を読む

未来に生きるものは過去の苦労を忘れる――山本健一

2024-06-28 | 08-経済・企業・リーダーシップ
「開発の過程には、筆舌に尽くせぬ幾つかの困難があった。しかし、未来に生きるものは、過去の苦労を忘れる。ロータリーエンジンは、今からのエンジンであり。未来に生きる新製品である。経営者も技術者も、過去の苦難を思い出す余裕もなく、ただひたすらに未来の夢に情熱を更に燃えたたせている」 . . . 本文を読む

「できるという考え方」を信じて実行する――バーバラ・バシンガー

2024-06-28 | 03-自己・信念・努力
ある春の夜、電話のベルが鳴って、「あなたは『できると考えることによって前進せよ』という本をお書きになった、あのシュラー先生でしょうか?」という若い声がとびこんできた。私はそうだと答えた。「私はあなたにお目にかからなければなりません」と彼女はいった。「私はあなたがいかさま師であるかどうか知りたいのです」。 . . . 本文を読む

易がシンクロニシティを演出する――河合隼雄

2024-06-28 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
私は一人残った患者さんに対して、自分は未熟だからもう一度やり直したい。そのために2カ月の休暇を欲しい、自分自身の分析に集中し、その結果もし出来そうに思ったら再開したいと頼み、了承して貰った。私はまったく初心にかえり、自分自身の分析に集中した。この2カ月間の体験は、非常に大きい成果をもたらし、私はもう一度、統制分析に挑戦することにした。待っていてくれた一人の患者さんが来てくれたのみならす、驚くべきことに、やめたと言っていた二人の人も帰ってきたのである。そして、この現象も考えてみると、「地雷復」のイメージにぴったりのことであった。 . . . 本文を読む

耳あかで人類の地球移動の歴史を探る――吉浦孝一郎

2024-06-28 | 09-生物・生命・自然
耳あかには乾燥質と湿り質の2種類があります。そして、日本人の70-80%は耳あかが乾燥しているといわれています。アジアでは一般に乾燥していて、欧州やアフリカなどでは湿っているそうです。そのため、研究チームは最初にアジアの人間で起きた遺伝子の変化が、人類の移動とともに世界各地に広がったと推測しており、人類の地球移動の歴史を探るてがかりにもなると期待しています。耳穴のなかで人類の歴史が展開されているとは驚きです。 . . . 本文を読む

砂糖の甘さ、塩の辛さのわかる経営をする――松下幸之助

2024-06-28 | 08-経済・企業・リーダーシップ
日経新聞「やさしい経済学」が日本の企業家を特集しています。今回の企業家は、経営の神様と呼ばれる松下幸之助。解説は、作家の津本陽さん。以下にダイジェストを記します。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 対中で「FOIP」は生き残るか――篠田英朗 》

2024-06-28 | 05-真相・背景・経緯
ところが中国に対し穏健な姿勢をとりたい人々は「FOIP」概念の理念的部分を和らげることを画策する。「FOIP」は自由主義を標榜(ひょうぼう)し、海における法の支配を強調する非公式ネットワークの構想だ。しかし中国に穏健な姿勢をとりたい人々は「FOIP」の代わりに、中国と共に安全と繁栄を目指すインド太平洋地域、といったメッセージを出そうとする。そうした勢力にとって「FOIP」は中国に対する警戒心が強かった安倍・トランプ時代の遺産だ。より穏健な政策をとるのであれば軌道修正をする対象となる。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 恋愛対象は「特定の異性」➡「特定の相手」/改訂『新明解国語辞典』 》

2024-06-28 | 05-真相・背景・経緯
変動期にある日本社会の姿を、日常で使われる語を説明する国語辞典も映し出している。9年ぶりに改訂され、このほど発売された三省堂の『新明解国語辞典』第8版が収めた新語・新項目は約1500。新語はもちろん、語の意味や用法の広がりからも時代の変遷がみえてくる。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 グローバリズム経済に染まった日本――馬淵睦夫 》

2024-06-28 | 04-歴史・文化・社会
たとえば、水道民営化の話が出てきています。民営化を進めれば、水道料金はもっと安くなるから国民のためになるというのです。しかし、これはもともとグローバリストたちがでっちあげた話です。財政的に苦しい開発途上国の政府に、IMF(国際通貨基金)を通じて、「国の非効率な公営事業を民営化すれば、公共料金がもっと安くなる上にサービスも充実する」と囁(ささや)かせ、世界銀行から借金させて民営化を進めさせているのです。そのとき、「あなたの国の企業にはない高度な技術があるから」と言って出てくるのが多国籍企業です。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 世界がグローバリズムの嘘に気づき始めた――馬淵睦夫 》

2024-06-28 | 04-歴史・文化・社会
グローバリズムと民主主義の関係を国際金融資本の価値観から説明したのが、先般亡くなったアメリカ政界の重鎮ズビグニュー・ブレジンスキー(2017年5月26日没)です。彼は「国家の評価は民主化の程度だけでなく、グローバル化の度合いによってもなされるべきである」として、「グローバル化が公平な機会をすべてのプレーヤーに提供するといった考え方は、現実かどうかに関係なく、新しいグローバル化という教義に歴史的な正当性を与える重要な根拠になった」と論じています(『孤独な帝国アメリカ』ズビグニュー・ブレジンスキー著 朝日新聞社)。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 薬害エイズ事件――門田隆将 》

2024-06-28 | 05-真相・背景・経緯
ウイルス不活性化のための過熱処理をしなかった非加熱製剤がなぜ治療に使われ続けたのか。そこには、社長、専務、東京支社長が、いずれも厚生官僚の「天下り」だった業界最大手「ミドリ十字」の存在がある。「あそこは、ミドリ十字ではなく“厚生省薬務局分室”だ」。業界でそう称されていたのがミドリ十字である。当時、日本では血液製剤マーケットのシェアのおよそ40%を占めていた。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 移民受け入れの本質――高橋洋一 》

2024-06-28 | 05-真相・背景・経緯
すでに日本には、少なくない外国人労働者がいた。実は安倍政権になってからも、すでに外国人労働者は70万人から130万人へと、60万人も増えていたのだ。そのうち雇用環境に大きな影響を与えるとみられたのが、30万人の留学生アルバイトと25万人の技能実習生だが、安倍政権で増やしたのが、それぞれ20万人と10万人だ。そこへさらに、2019年から5年間で最大34万人を受け入れると決めたのである。賃金の動向を見る限り、そんなにあわてて外国人を受け入れるほど、本格的な人手不足になっていないと考えたのは筆者だけではないだろう。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編《 近代国家の生みの苦しみ――西尾幹二 》

2024-06-28 | 04-歴史・文化・社会
近代国家の生みの苦しみを書かない。この点がどうも私の世代の習った教科書よりも、さらに一段と内容が片面的になっている証拠ではないかと思われる。子供がこれを読むと、明治の初めから日本の体制のどこかに巨大な力を持つ悪魔がいて、貧しき民、アジアの民を苦しめているという風にしか読めないだろう。しかるにその悪魔の名は書かれていない。教科書の執筆者が何か名のないものを目がけ絶え間なく砲弾を投げている姿ばかりが目に映るのである。じつに不思議な印象を与える文章――それが私が目を通したこれら歴史教科書の文章である。恐らく子供は狐につままれた思いがするばかりであろう。 . . . 本文を読む