電脳筆写『 心超臨界 』

想像することがすべてであり
知ることは何の価値もない
( アナトール・フランセ )

煉瓦を一枚ずつ積み重ねる光景から勇気をもらう――トーマス・カーライル

2024-06-30 | 03-自己・信念・努力
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日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
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成功哲学の本を読む楽しみは、本当に起こった話がふんだんに登場することです。実話の重みというのは、明らかに読む者を勇気づけてくれます。渡部昇一教授はこういいます。「この種の読み方のこつは、同じ思想を形を変えて何度も読むことにあると思う。同じ著者の、また違う著者の書物の中で同じことを繰り返し読むことで、その思想から感化をうけたイメージが信念になるからである」。

同じ思想が、いろいろに形を変えた実話で肉付けされるとするならば、感化されるイメージはより鮮明となり、強い信念につながるものと考えられます。ここに登場する話は、イギリスの歴史家トーマス・カーライルが2年間かけてやっと完成させた何千ページにも及ぶ原稿が、ある日消失してしまう話です。失意のどん底に突き落とされたカーライルは、果たして立ち上がることができたでしょうか。


◆煉瓦を一枚ずつ積み重ねる光景から勇気をもらう――トーマス・カーライル

『世界で一番簡単な運命を変える本』
( ロバート・シュラー、 三笠書房 (2003/7/1)、p146 )

イギリスの歴史家トーマス・カーライルがフランス革命に関する何千ページにもおよぶ原稿を書き終えて、読んでもらうために隣人のジョン・スチュアート・ミルに渡した。

それから数日たって、ミルは青ざめて、困りきった様子で、カーライルの家にやってきた。ミルの家のお手伝いが、火のたきつけにして原稿を燃やしてしまったのである。

カーライルは何日も頭がおかしくなってしまった。2年間の仕事の結果が失われてしまったのである。彼にはそれを書きなおすエネルギーをふるい起こすことができなかった。

そんなある日、カーライルは、一人の職人が、煉瓦を一枚ずつ積み重ねながら、長い大きな壁をつくっているのを見た。この光景が彼を勇気づけた。彼はもう一度やってみようと決心した。「今日1ページ書こう――それから毎日1ページずつ……」。

彼はそれからゆっくりゆっくりと書きつづけ、ついにその原稿をつくりあげたのであったが、それは最初の原稿よりもはるかに満足のいくものであった。
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