「お前は野牛を追う狩人のようにビジョンを追い求め、精霊を捕まえようとした。自分にはビジョンを得る権利があると思っていた、しかし、ビジョンが孤独に耐えたり勇気を示すことや力ずくで得られるものではないのだ。ビジョンとは慎みのこころと知恵と忍耐に対して与えられる“大いなる神秘”からの贈り物なのだ。ビジョン・クエストで何もえられなかったと泣く前に、その経験から学んだことをよく考えてみることだ」 . . . 本文を読む
「自分のことで卑屈になったり、ひっこみ思案になったりしがちなのを克服する最上の方法は、他人に興味をもち、他人のことを考えることだ。気おくれなど嘘のように消え去ってしまう。他人のために何か尽くしてやることだ。常に親切を尽くし、友人のような心で接すれば、あなたはそのすばらしい結果に驚くであろう」( デール・カーネギー ) . . . 本文を読む
「その苦悩がだんだん君の覚悟を作っていくんです。『念々死を覚悟して初めて真の生となる』――これは真理です。自問してみなさい。今日のこの一日で自分のいのちが終わるとしたら、生涯の最後の日に何をしたいと思うか。あと幾ばくもしないうちに息が絶えるとすれば、どうしてもやっておかなければならないことは何か」 . . . 本文を読む
長男は15年前、6歳で白血病になりました。化学療法で完治した例のないタイプで、骨髄移植が唯一の望みでした。当時は骨髄バンクがなく、1年後に生まれた次男が、長男に移植する骨髄の量が足りる10カ月になるのを待ってから、骨髄移植をしました。発症から2年がたっていました。 . . . 本文を読む
これは要するに、科学の唯物論的前提にはそろそろ見切りをつけよう、自然界は盲目的な機械的要因だけでは説明が不可能で、「デザイン」すなわち思想、目的、計画といった要因が働いていることを科学として認めようではないか、という運動である。 . . . 本文を読む
歌は歌詞がたとえ外国語でも、悲しいか、うれしいか、さびしいか、怒っているかが伝わります。人間が深い部分では普遍的で共通の思いを持っているからではないでしょうか。ネアンデルタール人の昔から、言葉より前に歌が存在していたというのが持論なんです。音楽は人と人をつなぐもので、奇跡の力があると信じています。だから時には劇場を飛び出して、子どもたちや、病気や障害のある人たちのために歌ってきました。 . . . 本文を読む
ドラッカーは、企業も含めたあらゆる組織は、社会的な貢献がその存在意義であることを一貫して主張している。そのため、企業にあっては、利潤動機ではなく企業の倫理性、価値観の重要性を指摘していた。組織の価値観と個人の価値観が一致したとき、人は働く喜びを覚えるのである。 . . . 本文を読む
「民進党や社民党、共産党をはじめとする左派野党の国会質疑は、批判ばかりに終始して時間の無駄だ」とはよく聞かれる苦言です。「批判するがための批判」は、もはや慣用句のようにもなっています。しかし、「批判ばかりだ」というクレームは、彼らにとって、実はクレームでも何でもない――ということを私たちはそろそろちゃんと理解すべきです。彼らは、対案を出す必要性も感じていませんし、批判に終始することを「時間の無駄だ」とも思っていません。 . . . 本文を読む
フランクフルト学派の「批判理論」といわれるものは、現実批判にもとづく社会のあり方を追究するとともに、社会分析において従来のマルクス主義のような経済学的解釈だけでなく、フロイトの精神分析をはじめとする近代の心理学、社会学の方法を取り入れたものであった。労働者の概念よりプチブルといわれた小市民層、とくに学生に訴えるもので、従来のマルクス主義とは相容れない層の精神変革に重点をおいていた。 . . . 本文を読む
朝日新聞がなぜ日本の宝なのか。その理由は日本にとっての反面教師の価値がこれほど高い存在もまずないことである。日本がこれからどんな道を進めばよいのか。迷ったときは、朝日新聞の主張をみて、その正反対の道を進めばよい。戦後の日本は現にそういう道を選んできたために現在の平和や繁栄を得てきた。朝日新聞の主張とは反対の選択を下したことで、戦後の日本国は成功したのである。 . . . 本文を読む
世の中には、何にでもケチをつけたがるへそ曲がりがいる。新元号「令和(れいわ)」が発表され、社会が沸き立っていた2日、立憲民主党の辻元清美国対委員長は党会合で、安倍晋三首相をこうくさしていた。「首相はしゃしゃり出すぎではないか。首相が解説や思いを述べれば述べるほど、元号は軽くなり重みがなくなる」首相が1日の記者会見後に産経新聞のインタビューに応じたことや、テレビ2局の報道番組に出演したことがどうやら気に障ったようである。 . . . 本文を読む
深圳市では未来世界のヒントとなる出来事が起きた。ある市民が赤信号を無視して道路を横断すると、道を渡り切るまでに大きなスクリーンに彼女の顔が映し出され、警察からの警告が鳴り響いたのだ。彼女の違反行為はどこかのコンピュータに、彼女の他の違反行為の記録と共に保存される。監視カメラが1億7900万台あると言われ、さらにその数が増え続けている国では、どこでも人の顔を追跡できるような大規模な監視システムの誕生の予兆がある。
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チャーチルの回顧録では自分の提案だと言っているんですけど、百歩譲って彼の提案だとしても、ルーズベルトがいない時にどうしてそれを提案できたのだろうかという疑問が当然生じてくるんですよね。しかも、自分で東欧を売り渡しておいて「私は何も知らなかった」というヤルタの釈明はできるはずがないんですよ。その他の、たとえば日本のことなどについては、自分が知らなかったと言いたいわけでなんでしょうけど、そうはいかないだろうという気がしてね。 . . . 本文を読む
米国政府が8年もかけて実施したドイツと日本の戦争犯罪再調査の結果(11月27日付朝刊既報)は、日本にとって慰安婦問題での貴重な教訓を与えた。まずはこの問題での国際的な日本糾弾が虚構であること、その日本糾弾の真の主役が中国系勢力であること、そして日本が次世代の国民のためにも冤罪(えんざい)を晴らす対外発信を欠かせないこと、などだといえる。 . . . 本文を読む
今年1月31日、日本と中国の学者による日中歴史共同研究の報告書が公表され、概要を翌日の報道で知って肌寒いものを覚えた。「溝埋まらず」「両論併記」の見出しが躍り、一見、双方が互いに激しく渡り合ったようだが、実際は中国側ペースで進んだことは、大阪本社発行の最終版の見出しを並べれば分かる。 . . . 本文を読む