電脳筆写『 心超臨界 』

どんな財産も誠実にまさる富はない
( シェークスピア )

否定掛ける否定は肯定だ――江川ひろし

2024-06-20 | 08-経済・企業・リーダーシップ
挫折(ざせつ)を知らない人生はない。挫折のない人間は温かみがないし、思いやりにかける。挫折は人間にとって大切なものである。人生は成功と失敗の繰り返しだ。失敗は恐れるに足らずである。彼は一度や二度の失敗で自分の可能性を殺すことなく、自分の力を信じて生きてきたのだろう。このように人生を考えていけば、怖いものはないのである。 . . . 本文を読む

最も神聖な生き物とされる白い野牛の子牛に変わった――ラコタ族の伝説

2024-06-20 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
村人が見送るなか、女の後ろ姿は黒い野牛に変わり、茶、赤と色を変え、しまいにはひとが目にすることのできる最も神聖な生き物とされる白い野牛の子牛に変わった。子牛が消えた地平線からはやがて野牛の群れが現れ、村人はそれから飢えを知らなかった。 . . . 本文を読む

人生の首途において逢うて訣れた一人の旅人に捧ぐ――森信三

2024-06-20 | 03-自己・信念・努力
松本文子の父は予備役の陸軍大佐で、すでに現役を退き、隠退生活に入っていた。たまたま林の近所に住んでいたこともあって、文子はときどき林の仕事を手伝っていた。心惹かれ、密かに恋するようになった信三は、林を通して結婚を申し込んだが、見事に断られてしまった。信三は何かと道草の多い人生を歩いており、すでに25歳になっていたから、両親は将来性がないと見たのだろう。しかし、それっぽっちで諦めてしまう信三ではなかった。 . . . 本文を読む

わしの人生は失敗の連続だった――大原孫三郎

2024-06-20 | 08-経済・企業・リーダーシップ
12月14日の新聞にクラレの全面広告が掲載されました。創業者の大原孫三郎の反抗の生涯と、40年の歴史を誇る製品であるクラリーノ開発の苦労とを重ね合わせた、ちょっといい話です。経営者も製品もどちらも社会的存在であること、社会的良心を持つことが出発点でありゴールであるとしてクラレは活動しています。失敗だったのかどうか、数十年後にまた振り返ってみたいと、広告は結んでいます。 . . . 本文を読む

私もいつかこんな、ユーモアたっぷりの洒落た会話をしてみたい――名取芳彦

2024-06-20 | 03-自己・信念・努力
名人の誉れ高い古今亭志ん生さんですが、一方で大酒飲み、貧乏のどん底の経験者として数々の逸話を残している噺家でもあります。多くは本になっていたりするのでご存じの方も多いでしょう。しかし、村上さんは、志ん生さんほど、心優しく、いつでも茶目っ気を忘れない人は他に知らないとおっしゃいました。 . . . 本文を読む

日産の仕事は丁度植木屋家業と似通っている――鮎川義介

2024-06-20 | 08-経済・企業・リーダーシップ
日経新聞「やさしい経済学」で日本の企業家を特集しています。一人8回のシリーズで、作家や大学教授が紹介文を担当します。今回の企業家は鮎川義介。紹介者は東京大学教授の岡崎哲二さん。以下に、8回シリーズのダイジェストを記します。 . . . 本文を読む
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一流大学出身者は創業経営者にならない――船井幸雄

2024-06-20 | 08-経済・企業・リーダーシップ
旧帝大を卒業し、自ら会社を創業し、その会社を成長させて株式を証券市場に公開した人は、船井社長、あなたで三人目です。一人目は堀場雅夫さんです。堀場製作所の創業者ですね。1971年(昭和46年)に上場されました。二人目は京葉産業(現代名ケーヨー)の永井幸喜さんです。1984年(昭和59年)の上場です。そして三人目が船井幸雄さんです。面白いことに、三人とも京大の卒業生なのですよ。 . . . 本文を読む
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不都合な真実 《 真実と使命に背を向けるメディア――門田隆将 》

2024-06-20 | 05-真相・背景・経緯
トランプ大統領は自らツイッターで多くの情報を発信し、マスコミをできるだけ遠ざけた。そのためトランプ糾弾はさらに強まり、選挙でも眉(まゆ)を顰(ひそ)めるような一方的報道が続いた。その裏では、民主主義の根幹を揺るがすかもしれない大問題さえ追求されないという奇妙な現象が生じた。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 「家族の解体」ここまできている――渡辺利夫 》

2024-06-20 | 04-歴史・文化・社会
家族の問題について「個人の尊厳」をつきつめてゆくと、憲法24条は、家長個人主義のうえに成立していた近代家族にとって、―ワイマール憲法の家族保護条項とは正反対に―家族解体の論理を含意したものとして意味づけられるだろう。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 「ようこそ民主主義の国へ」――ホワイトハウスの報道官 》

2024-06-20 | 04-歴史・文化・社会
1997年に当時の江沢民総書記が公式訪米した時のことである。ワシントンで出迎えたのは在米チベット人の大規模デモだった。ホワイトハウス前のラファイエット公園に、保守派からリベラル派まで約30団体数千人が結集して、「政治犯の釈放」と「チベット解放」を訴えた。江沢民にはこれが気に入らない。早速、アメリカ政府にデモの取り締まりを要求した。この件を記者会見で聞かれたホワイトハウスの報道官は、ひと言「ようこそ民主主義の国へ」と巧みに応じていた。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 ドゥーリトル空襲——林千勝 》

2024-06-20 | 04-歴史・文化・社会
山本長官は、ドゥーリトル空襲に連合国側が込めた日本の「西進」を「東進」に転換させるという意図の実現に協力したのです。真珠湾攻撃に続く大罪です。そして、日本の国家戦略「対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案」がふっ飛んだのです。 . . . 本文を読む

従軍慰安婦という嘘 《 「韓国軍慰安婦」問題――呉善花 》

2024-06-20 | 04-歴史・文化・社会
2014年6月25日、韓国人女性122人が1953年の朝鮮戦争休戦後、在韓米軍基地周辺の「基地村」と呼ばれる地域でアメリカ軍兵士を相手に売春を強いられたとして、韓国政府に対し謝罪と賠償を求める国家賠償請求訴訟を起こしました。この訴訟について日本では次のような発言がかなり多かったと思います。「日本軍がやっていたのと同じことを韓国もやっていたのだ。韓国でもやっと日本軍の慰安婦問題だけではなく、自分の国の慰安婦問題をも問う動きが出てきた」。しかし、この見方はまったく間違っています、と呉善花さんはいいます。 . . . 本文を読む

南京大虐殺という嘘 《 捏造の決定的証拠――古荘光一 》

2024-06-20 | 05-真相・背景・経緯
アメリカ議会は、1935(昭和10年)年8月、「中立法」を制定し、戦争当事国に対する軍需物資の輸出を事実上禁止した。日本と支那の双方が開戦からしばらく戦争状態を認めず“事変”と呼称したのは、このためである。当事者が戦争を認めると、アメリカは同法を発動し、日本は屑鉄や石油などの原材料を、支那は工業製品を輸入できなくなる恐れがあった。これに対し、支那は日本に対してだけ、輸出を止めさせようと企んだ。 . . . 本文を読む

悪魔の思想 《 大塚久雄――艶やかな表皮につつまれた毒饅頭/谷沢永一 》

2024-06-20 | 03-自己・信念・努力
一般世間に顔出しするときには紳士的に居座(いずま)いを正し、社会主義者であり共産主義者である厳(いか)ついご面相を露呈しないために、近代主義者の仮面をかぶり、自由主義者の衣裳をこれ見よがしにまといます。のちに歴史学研究会、通称歴研(れきけん)は、世界史の発展法則、という便利な惹句(キャッチフレーズ)を持ちだして、一世を風靡(ふうび)したものです。この毒饅頭の外側を掩(おお)っている世界史の発展法則という艶々(つやつや)とした薄皮をめくると中には世界革命必然論という黒々とした餡(あん)こが入っているという仕掛けです。 . . . 本文を読む

パール判事の日本無罪論 《 占領政策の一環――田中正明 》

2024-06-20 | 05-真相・背景・経緯
パール博士の言葉を借りていえば、「この裁判所は、法律執行機関としての裁判ではなくして、権力の表示としての政治機関」であった。すなわち「この裁判は、法律的外貌はまとっているが、実は、ある政治目的を達成するために設置されたもので、それは占領政策の宣伝効果をねらった“興行”以外の何ものでもなかった」のである。 . . . 本文を読む