電脳筆写『 心超臨界 』

偉大さは偉大であろうと試みることにある
それ以外の道はない
( アルベール・カミュー )

カニバリズムは存在した――マルロ・モーガン

2024-08-12 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
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日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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ミュータントは人を殺して死体を捨てたまま去っていく。食人種は殺した体を栄養として生かす。どちらの目的がいいか悪いかは問題ではない。人を殺すというのは、動機が自己防衛であれ復讐(ふくしゅう)であれ食べるためであれ、すべて同じだ。人を殺してはならない・・・・・・〈真実の人〉族とミュータント族の違いはそこにある。


◆カニバリズムは存在した

『ミュータント・メッセージ』
( マルロ・モーガン、角川書店 (1999/4/1)、p101 )
《ミュータント(突然変異体)とは、アボリジニが著者であるマルロ・モーガンにつけた呼び名であると同時に、いわゆる文明人と呼ばれる人類すべてを指す》

このグループと一緒に歩いて打ちとけたあと彼らは私の質問に答えてくれた。それが私個人が彼らを理解するのに必要なことだとわかってくれたのだ。私はカニバリズム(食人風習)のことを持ち出した。歴史の本でも読み、オーストラリアの友達がアボリジニのその風習について冗談を言うのを聞いてもいた。自分たちの子供まで食べるという噂(うわさ)は本当か、と私はきいた。

そうだ。人類は地上に生まれたときからあらゆることを経験してきた。この大陸でさえ人にそれを禁ずることはできなかった。アボリジニのなかには王や女王が治める部族があり、ほかの部族から人を盗む部族があり、人を食べる部族もあった。ミュータントは人を殺して死体を捨てたまま去っていく。食人種は殺した体を栄養として生かす。どちらの目的がいいか悪いかは問題ではない。人を殺すというのは、動機が自己防衛であれ復讐(ふくしゅう)であれ食べるためであれ、すべて同じだ。人を殺してはならない・・・・・・〈真実の人〉族とミュータント族の違いはそこにある。

「戦争にモラルはない」と彼らは言った。「だが食人種は食べきれるだけしか殺さない。あなたがたの戦争ではほんの数分で数千人が殺される。双方の指導者に5分間だけ戦闘させたらどうかと提案したらいいんじゃないか。それから兵士の親をみんな戦場にやって子供のばらばらの死体を持ち帰らせ、葬式をあげさせればいい。それがすんだら、また5分だけ闘うかどうか話し合ったらどうだろう。無意味なことに意味を見いだすのは難しい」
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