電脳筆写『 心超臨界 』

水の流れが岩と衝突するところ常に水の流れが勝る
力ではなくその持続性によって
( お釈迦さま )

この状況の中で私はどうレスポンスするか――神渡良平

2024-06-27 | 03-自己・信念・努力
歴史家のアーノルド・トインビーはチャレンジ(挑戦)とレスポンス(応答)という観点、つまり外敵の脅威にどう反応したかで、文明の成長と衰退を分析した。私は同じ観点で、個人の歴史もみることができるのではないかと思っている。自分が立たされている状況をあれこれ問題にしても、不平や恨み、つらみが出るばかりで、建設的なものは何も生まれてはこない。それよりもその状況を甘んじて受け入れ、「この状況の中で、私はどうレスポンスするか」とチャレンジしたとき、そこから活路が開けていく。 . . . 本文を読む

母から教師の原点を学ぶ――田中繁雄

2024-06-27 | 06-愛・家族・幸福
「教官会議は毅然たる態度で退学処分にすべきだという強硬論が多く、紛糾したものの、今回は見逃そうということになり、温情処分になりました。仕出かした事件が及ぼした波紋の大きさに悄然(しょうぜん)として家に帰った私に、母は私を難詰することなく、側に座ってさめざめと泣きました。そのときほど、母にすまなかったと思ったことはありませんでした」 . . . 本文を読む

猫は毛をそばだてて威嚇する――鍵山秀三郎

2024-06-27 | 08-経済・企業・リーダーシップ
「猫は毛をそばだて、フーッと怒って、威嚇(いかく)します。大きく見せることによって、敵の戦意を削ごうというわけです。でも、自分で自分を興奮させて大きく見せているだけですから、長続きしません。私たちが今社会のあちこちに見る出来事は、これに類することが多いのではないでしょうか」 . . . 本文を読む
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精神の貴族性こそ人間の魅力――伊藤肇

2024-06-27 | 03-自己・信念・努力
道元の魅力は、鉈で薪を割るような豪快な歯切れのよさと、権力という不純な泥沼の中に咲いた蓮の花の純粋な貴族性であろう。「学道の人はまずすべからく貧なるべし、貧しうして道を思うは先賢古聖の仰ぐところ、諸仏諸祖の喜ぶところなり。」身は貧しくとも、心は高くありなむ、最低の生活、最高の理想。「精神の貴族性こそが人間的魅力の根源である」といいきっているのだ。 . . . 本文を読む

戦後次々と独立国が誕生する――前野 徹

2024-06-27 | 04-歴史・文化・社会
戦後間もなくインドネシア、インド、パキスタン、フィリピン、ビルマ(現ミャンマー)が独立し、その後、独立の気運は周辺地域にも波及し、セイロン(現スリランカ)、マレーシア、ベトナム、ラオス、カンボジアも西欧の植民地から脱し、たった5年間でアジアの地図は20世紀初頭とは一変しました。民族自決運動はアフリカにも飛び火し、アフリカ大陸でも独立国が次々と誕生、白人の夕食人種支配の歴史は幕を閉じました。 . . . 本文を読む

私達一人ひとりの内に全人類が内包されている――ウエイン・W・ダイアー

2024-06-27 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
あなたは現実世界では、常に地上の一部しか見ることのできない局限的な存在だ。しかし、あなたという細い感光帯には全人類が焼きつけられており、光を当てて宇宙のスクリーンに投影することで、それらが浮かび上がるのである。いわば私達一人ひとりの内に、全人類が内包されているのだ。これは、動かしようのない事実である。つまり、あなたの一部があなたの全身を内包し、あなたの全身が全人類を内包しているということになる。 . . . 本文を読む

一度口から発せられた言葉は魂を持って人の間をさまよう――豊田泰光

2024-06-27 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
西鉄・稲尾和久、南海・杉浦正、両投手譲らず迎えた終盤、稲尾自ら2ランを放ったという試合があった。野手はアテにできんという態度の稲尾投手に中西太さんが「野球は一人でやるもんじゃない。おれんとこに来たらエラーする」と脅しにかかった。「オレもトンネルするかも」と私も悪のりした。しかし言霊とは恐ろしいもので、9回の守り、中西さんが本当に失策、続けて私もトンネルを犯した。今でも稲尾投手は我々がわざと球をそらしたと思っているが、制裁のために失策する野手はいない。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 リンカーンの妻——D・カーネギー 》

2024-06-27 | 06-愛・家族・幸福
エーブラハム・リンカーンの生涯を悲劇的にしたのも、やはり結婚であった。彼が暗殺されたことは、彼の結婚にくらべれば、悲劇というに足りない。リンカーン夫人は世にもまれな口やかましい女で、4分の1世紀のあいだ、リンカーンを痛めつけとおしたのだ。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 「デジタルゆでガエル」――寺崎明 》

2024-06-27 | 05-真相・背景・経緯
最近、「デジタル庁」「デジタルトランスフォーメーション(DX)」といった言葉が注目され、日本社会のデジタル化が改めて議論になり始めた。すでに日常生活も職場もパソコン、スマホ、地デジのテレビなどデジタル機器であふれているのに、「5G」などその最新化が言われるならともかく、なぜいまさらデジタル化自体が問われなければならないのか。その理由を端的に言えば、わが国の役所や企業(大手、中小とも)のデジタル化が欧米、先進の発展途上国と比べても大きく遅れているということに尽きる。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 外国人労働者問題――西尾幹二 》

2024-06-27 | 05-真相・背景・経緯
この問題はじつに難しいのだ。扱うのは人間である。一度試しに入れてみたらどうか、とテストするわけにいかない問題なのだ。いったん導入に踏み切ったら、ずるずると増えていくだけである。しかも数が、問題の質を決める。人口比7%は、日本の人口に合わせれば約900万である。首都圏に半数が集まったとした場合の深刻さが分からない人は、よほど想像力のない人間である。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 自覚なき国家漂流――西尾幹二 》

2024-06-27 | 05-真相・背景・経緯
日本は国家漂流の状態になりかけていた。思い出せばぞっとするほど恐ろしい事態である。国民が半ば浮き足だって列島内を右往左往する場面で、国家は司令塔のない無政府状態に近づく。アメリカ政府があのとき見ていたのは、極東の地域全体の政治権力の喪失であった。日本の中枢が壊れれば、東アジア全域は流動化する。中国が動き出さないはずはない。米政府にあって今の日本政府にないのは、地域全体を見ている統治者の意識である。日本人は幕末より以前の時代感覚に戻ってしまっている。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 堪忍袋の緒が切れたトヨタ社長――川口マーン恵美 》

2024-06-27 | 05-真相・背景・経緯
私の見た限り、氏は腹を括(くく)っており、記者たちに対して「明日の朝刊で、私のことをどんなに悪く書いてくださっても構わない」とまで言っていましたが、なんとテレ東以外の多くのメディアはこれを無視するか、あるいは、吹けば飛ぶような記事に仕立てただけでした。世界中が「2050年カーボンニュートラル」一色に染まっている状況下、極めて勇気あるゲリラ的発言で、コメント欄も絶賛だったにもかかわらず、です。テレ東が取り上げなければ、誰も知らずに終わっていたかもしれないと思うと、日本のメディアの偏向さ加減に憤りを感じます。 . . . 本文を読む

不都合な真実 《 奴隷制がなかったのは日本だけ――高山正之 》

2024-06-27 | 04-歴史・文化・社会
ベアテがここまで恥知らずだとは思わなかった。大体、彼女の民は女性蔑視が正しいと教典に書いている。女は不浄視され、男の子を産むと30日間忌小屋に閉じ込められ、不浄な女の子を産めば倍の60日間、閉じ込められた。女は男を惑わさないよう髪の毛をスカーフで隠させ、今でもエルサレムの嘆きの壁に触ることも許されない。ユダヤには奴隷制があり、アブラハムは正妻サラに子供ができないので女奴隷ハガルに子供を産ませた。 . . . 本文を読む

不都合な真実 歴史編 《 北軍側に奴隷州が五つもあった――高山正之 》

2024-06-27 | 05-真相・背景・経緯
奴隷制問題を争点に1861年南北戦争が始まったとき、リンカーンの北軍についた州のなかに奴隷州が五つもあった。デラウエア、ケンタッキー、ウエストバージニア、メリーランド、そしてミズーリだ。リンカーンは62年9月、奴隷解放宣言を出すが、このとき対象となったのは戦う相手の南部連合の各州だけだった。 . . . 本文を読む

従軍慰安婦という嘘 《 代議士としての身分が問われるべき重大事——西尾幹二 》

2024-06-27 | 05-真相・背景・経緯
インタビューに、「政府が聞き取り調査をした軍人・軍属の中にも強制連行があった、と証言した人はいたのですか」と問われ、河野氏は「直接強制連行の話はなかった。しかし、総合的に考えると『文書や軍人・軍属の証言がなかった。だから強制連行はなかった。集まった人はみな公娼だった』というのは、正しい論理の展開ではないと思う」と、まことに非論理的、情緒的で曖昧な反応を示している。一、二の例外を国家総合犯罪ときめつける判断の飛躍を示している。 . . . 本文を読む