電脳筆写『 心超臨界 』

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( 中国のことわざ )

真珠湾攻撃の真実 《 奇襲攻撃はれっきとした国際的伝統に基づく――G・ブレイニー 》

2024-05-25 | 04-歴史・文化・社会
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「アメリカは日本の真珠湾攻撃を大々的に非難した……これは驚くにあたらない。なぜならば、国際戦争は感情的なものだからである。しかし、驚くべきことは、近代戦がすべて宣戦布告をしてからのみ開始されたという誤った考えが、広まっていることである……開戦前の正式宣戦布告は、当然の行為であると通常みなされているが、1700年以来の証拠によると、それは異常であることが分かる。1941年の日本の真珠湾奇襲攻撃は、れっきとした国際的伝統に基づくものである」(G・ブレイニー)


◆国際的伝統

『日露戦争を演出した男 モリソン 上』
( ウッドハウス瑛子、新潮社 (2004/10)、p333 )

旅順のアレクセーエフ総督から、日本の奇襲攻撃の報告をうけたツァー・ニコライ2世は、その日の日記に、

「戦争は宣戦布告なしに開かれた。神よ、われわれを助け給(たま)え」

と書き込んだという。

日本は、その37年後、真珠湾に奇襲攻撃をかけた。その時には、賞讃どころか非難の声が、世界各地にごうごうと上がった。「リメンバー・パールハーバー」を合言葉として、アメリカは憤然と立ち上がった。

そして、日本はたたきのめされた。

その後の研究で、実はルーズベルト大統領は諜報部の暗号解読により、真珠湾攻撃を事前に知っていたと発表されたが、ここではその詳細に立ち入らない。

現在でも、反日派の欧米人の中には、日本を信用ならない国と非難したい時には、好例として真珠湾をもちだす人がいる。真珠湾事件により、日本は卑怯者(ひきょうもの)の汚名をきせられた。その上、歴史をさかのぼって、その当時は問題にもされなかった日清戦争と日露戦争の奇襲攻撃が新たにもちだされ、非難され、これが日本の常套(じょうとう)手段だ、と決めつけられることになった。

日本は、初の近代戦・日清戦争で、清国軍艦を撃沈し、戦争を有利に展開した時の味が忘れられず、これが日本戦略の基本的パターンとなったのである。

オーストラリア在住のウォーナー夫妻は、第三者の冷静な目で歴史をふりかえり、著書『日露戦争全史』で言っている。

「東郷は1894年(明治27年)日清戦争の開始に当っても、衝撃戦法を用いていた。日露戦争から37年後にも、日本は真珠湾にたいして奇襲攻撃を実施した……旅順攻撃の戦果は、その後の日本の軍事戦略戦術思想に大きな影響を与えた……真珠湾攻撃は、旅順の戦訓によって計画されたのである。1941年(昭和16年)、アメリカ太平洋艦隊を撃破するための攻撃機を発進させた空母の戦艦『赤城(あかぎ)』のマストに翻(ひるがえ)っていた旗は、37年前に『三笠(みかさ)』に翻っていたのと同じものであった」

宣戦布告前の奇襲攻撃について、オーストラリアのメルボルン大学歴史学教授G・ブレイニーは、著書『戦争原因』で、次のようにいっている。

「アメリカは日本の真珠湾攻撃を大々的に非難した……これは驚くにあたらない。なぜならば、国際戦争は感情的なものだからである。しかし、驚くべきことは、近代戦がすべて宣戦布告をしてからのみ開始されたという誤った考えが、広まっていることである……開戦前の正式宣戦布告は、当然の行為であると通常みなされているが、1700年以来の証拠によると、それは異常であることが分かる。1941年の日本の真珠湾奇襲攻撃は、れっきとした国際的伝統に基づくものである」
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