大雨の七夕。九州地方が豪雨で大変な被害にあわれました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りし、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
試練は新型コロナだけではない。様々な天災があること、毎年どこかで被害があることを忘れてはいけないのだと思い知ります。
今回の豪雨で熊本県で避難がはじまった4日、藍hanaさんで七夕の御茶会をさせていただきました。
今年は新型コロナの影響で春からの御茶会はすべて中止していましたが、今回の七夕は「こんなときだからこそ御茶会を!」と、あるプライベートグループよりの強いご希望で行うことになりました。
人数を制限して、ソーシャルディタンスをとり、換気をしながら・・
心穏やかに楽しい時間を過ごしつつ、ご自身、そして家族、友人の健康と無事を祈る御茶会。
◆白茶とハルジオンのお茶(白茶:ダージリン・マカイバリ茶園ピオニーホワイト ハルジオンティー:Chemin♪自家製)
☆豆花
◆手揉み煎茶 氷出し(ゆのつる手揉み茶 お茶の坂口園 熊本県水俣市)
◆矢部紅茶 べにふうき 2019年夏積み(千代乃園 福岡県八女市)
☆フレッシュ杏のパウンドケーキ
◆釜炒り茶 香駿 2020年(お茶のカジハラ 熊本県葦北市告)
☆メレンゲクッキー三種(ナッツ・緑茶・抹茶×玄米)
手揉み茶、紅茶、釜炒り茶
すべての茶農家さんが今回の豪雨の被災地九州にあります。
朝のニュースで被害を受けた地名を見て言葉を失ってしまいました。
やれることは、みなさんのご無事を祈りながら、心込めて丁寧にお茶を淹れること。
御茶会の最後、豪雨にさらされている九州のみなさまのご無事を全員で祈りました。
友人が夏越の祓でくぐった茅の輪の一本で作ってくださった可愛らしい茅の輪を小さな鈴と一緒に袖に付けて御茶会に臨みました。
お茶を淹れる、手を動かすたびにチリチリと小さく鈴が鳴り、茅の輪が揺れる。
半年の穢れを祓い厄を落とし、後半の半年の健康を祈って。
参加されたみなさまは雨の足元が悪い中でしたが、それぞれ趣あふれる夏着物の装い。
それぞれの想いをお話しされ、「やっぱりこういう時間は楽しいわ~」と笑顔がこぼれます。
またいつか笑顔で会いましょう!
それまでお互い元気でいましょう!
「竹緑の下深や冷奴」
いかにも涼しげ、親しみが湧くお軸
藍hanaさんの大きな作品。
梅雨が過ぎれば暑い夏。
まずはこの豪雨がおさまりますように。