詞書「カツコのなかは読みません。」
まんもすの凍つたよだれを湯に溶かし抹茶塩振りかけ(熱いうちに)さあ飲みなさい。
コルンゴルトを広め隊 第3回公演
コルンゴルトと《祈り》
[日時]
2012年10月5日(金)19:00開演(18:30開場)
[場所]
日本キリスト教団霊南坂教会
[曲目]
《劇的序曲》 op. 4[オルガン編曲版、編曲:野田優子]
3つの歌 op.22
2つのヴァイオリン、チェロ、左手のピアノのための 組曲op. 23より 第4楽章
4つの別れの歌op. 14
ピアノ五重奏曲op. 15より第2楽章
テノール独唱、女声合唱、オルガン、ハープのための 《祈り》 op. 32
[出演](敬称略)
ソプラノ 中江 早希
メゾ・ソプラノ 梁取 里
(バリトン) 田中 俊太郎
ヴァイオリン 梶川 空飛亜 藤井 杏子
ヴィオラ 大角 彩
チェロ 大澤 久
オルガン 野田 優子
ハープ 南 志歩
ピアノ 川口 成彦 三木 蓉子
合唱 柿長 飛鳥 上島 緑 佐々木 美歌 村松 稔之
合唱指揮 石坂 幸治
企画・解説 中村 伸子
[公演に寄せて]
エーリヒ・ヴォルフガンク・コルンゴルト(Erich Wolfgang Korngold,
1897-1957)は、20世紀前半にウィーンとハリウッドで活動したユダヤ系の作曲家です。幼いころから才能を見出だされ、「モーツァルトの再来」とも言われるほど、ヨーロッパ中で注目を集めます。ナチスの迫害を逃れてアメリカへ渡ってからは、映画音楽作曲家として活躍しました。第二次世界大戦後、もう一度ヨーロッパの「クラシック音楽」の世界へ戻ろうとするも叶わず、ハリウッドで生涯を終えることとなります。
「コルンゴルトを広め隊」は、そんなコルンゴルトの作品の演奏機会を増やすことを目的として、東京藝術大学在学生により、2009年に発足しました。3回目を迎える今回は、亡命先で書かれた《祈り》op.32を中心に、歌曲から室内楽曲まで、静かに祈りを捧げられるような作品をお届けします。
[チケット]
全席自由 学生1000円 一般1500円
[アクセス]
東京メトロ
南北線 六本木一丁目駅より 徒歩約5分
銀座線 溜池山王駅より 徒歩約6分
日比谷線 神谷町駅より 徒歩約8分
都営バス
都01 赤坂アークヒルズ前より 徒歩約5分
(お車でのご来場はご遠慮下さい)
〈主催〉 コルンゴルトを広め隊
〈助成〉 武藤舞 音楽環境創造教育研究助成金
〈お問い合わせ・チケットご予約〉 korngold.hirometai@gmail.com(ご担当:中村さん)
詳細は以下各サイトでもご覧いただけます。
○Facebookイベントページ→https://www.facebook.com/events/242756302494813/
○Facebookファンページ→https://www.facebook.com/korngoldHT
○Twitter→https://twitter.com/korngoldHT
○東京芸術大学公式HPイベント情報ページ→http://bit.ly/NnyEzy
北方にあるその町を吹く砂塵は、どこにも逃げ隠れようのない冷淡さであらゆる軒下を掻い潜り、粗い氷と砂の合わさった粒のようにいつもざらざらと乾いて頬や額に冷たく当たってくるのだ。だから、伝い歩くすべすらまだ知らない頃より、その町からどうにかして脱出してやろうという願望と企みは私の中で確実に芽生え、成長したのである。ある程度物心がつくようになると、その町からどのようにすれば出て行かれるかわかるようになり、見よう見まねで駅へ出て、列車に潜り込んだ。そうして、手を回されてすぐに連れ戻されはしたものの、一度は町境越えに成功した。だから、大人になって、また町から出て行こうと考えたとき、迷うことなく私は駅へ向かったのだ。
小学校の時分に国語の教科書に掲載されていた金子光晴さんの詩「若葉よ来年は海へゆこう」を時々懐かしく思い出します。
この詩の詩句のいくつかをうろ覚えに口ずさむと、私の心は優しくほっこりとあたたまります。
以下はメモです。。。
『詩集・若葉のうた―孫娘・その名は若葉(増補版)』金子光晴著(発行勁草書房1974/1/10)
http://d.hatena.ne.jp/toumeioj3/20090327/p1