カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

新井蜜さんの二首。

2011-10-11 08:40:58 | Weblog

今朝ポストを覗くと歌誌「塔」10月号が来ていました。特集記事は「追悼 諏訪雅子」。


朝の出がけに10月号ページをぱらぱらと繰って、目に留まった新井蜜さんの作品の二首。


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見上げればえごのきの枝にからみつき蛇が見張つてゐる夏の坂  新井蜜

 

階段の上の部屋では鏡台の前で女が昼寝してゐる  新井蜜

 

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新井さんの短歌作品は一篇の小説のようで、一首一首にユニークな味わいがあります。読んでいていつも面白いなあと思います。次はどんな歌を詠まれるのだろうかと非常に気になります。

コメント
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