カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

龍の雲

2008-08-14 21:02:43 | Weblog
 先日、8月2日3日、父とふたりで小豆島の父方先祖たちの墓参りに行ってきたことは前の日記に書きました。今回の小豆島行には、単念珠、布袍(ふほう)、輪袈裟(わげさ)、浄土真宗経本、ティンシャ(別名ラマシンバル。龍神様とつながるためのチベット密教法具ですが、どうしてもお鈴(おりん)を用意することができなかったため音が似ているこれで代用することにしました)、それに明治神宮御苑内の清正井で汲んだ湧水入りのペットボトルを持参しました。そして、父に先祖たちのそれぞれの墓石に清正井で汲んだ水をたっぷりかけてもらって、私は単念珠、布袍(ふほう)、輪袈裟(わげさ)を身に付けて、手にはティンシャを持って、先祖たちの墓前でお勤めを略式でしたが初めてさせていただきました。三奉請(さんぶじょう)で始めて、讃仏偈(さんぶつげ)、念仏、回向句(えこうく)まで。その日の小豆島の墓山がものすごい暑さでなかったら、仏説阿弥陀経を読みたかったところですが、年老いている父を長時間酷暑の日射しに身をさらさせることに危険を感じたのでやめました。その判断は正解だったと後で痛感しました。本当に、熱中症寸前だったようです。
 そして昨日、唐突に、小豆島に清正井の水を持っていってティンシャを鳴らしたことをあらためて思い返したのでした。私はあくまでも浄土真宗のお勤めをきっちりさせて頂いたわけですが、元来龍神様にゆかりがあるらしい清正井の水と、同じく龍神様にゆかりのあるティンシャを今回の小豆島行で持って行ったことは、偶然が重なったとはいえ、何かよいことをさせて頂いたような不思議な感じがしたのでした。
 そして、今日、夕方の空に、くっきりとした龍雲を見ました。あれは、どう見ても龍だったと思います。写真に撮ることをすっかり忘れましたが。
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