10月15日 17時25分 NHK JP
参照記事
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20211015/2010012400.html
新型コロナウイルスのワクチンを接種した人などを対象に、接種証明書を提示することで宿泊料金を割り引く実証実験が、15日から京都府内の宿泊施設でも始まりました。
政府は、新型コロナウイルスの影響からの日常生活の回復に向けて、ワクチンを接種した人や検査で陰性が確認された人を対象に、行動制限を緩和していく方針です。
観光庁は、制限の緩和による観光分野での課題を探るため、15日から今月末まで、全国108か所のホテルや旅館で実証実験を行うことになり、京都でも4つの宿泊施設が対象になりました。
このうち、京都市の繁華街・四条河原町の近くにあるホテルでは、ワクチン接種証明書か陰性証明の提示で、1泊あたり300円を割り引くポスターが設置されました。
ホテルのマネージャーの今村勇貴さんは、「実証実験で得られたデータを経済活動が戻ったときの活動に生かしていきたい。せっかくの割り引きのキャンペーンなので、多くの人に利用してもらいたい」と話していました。
実証実験では、今後、宿泊客のワクチンの接種履歴の確認などを円滑に行えるかどうか検証するほか、宿泊の2週間後に体調の変化についてアンケート調査を行うなどして、対策の効果を確かめることにしています。