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守山市伊勢遺構展示施設・管理棟実施設計

2020年10月28日 | 滋賀県

[ 2020-10-26 建設通信新聞 ]

(各イメージ画像)











【先鋭性浮かび上がらせる】
 滋賀県守山市は、「伊勢遺跡(遺構展示施設・管理棟、展望施設)整備に係る実施設計業務」の公募型プロポーザルを実施した結果、平田晃久建築設計事務所を特定した。次点は隈研吾建築都市設計事務所。平田晃久建築設計事務所は、大きな屋根を持つ遺構展示施設やらせん状のスロープを備える展望施設を整備し、伊勢遺跡の先鋭性を浮かび上がらせるプランを提案している。
 業務内容は、遺構展示施設(S造平屋建て577.5㎡)、管理棟(同52.9㎡)、展望施設(S造、高さ6m)の建設に向けた実施設計、展示計画・実施設計、方形区画内の外構設計など。業務期間は2021年3月30日まで。建設地は同市伊勢町。
 
伊勢遺跡は、約30haにも及ぶ弥生時代後期の大規模な遺跡。祭祀空間中央部の方形区画には建物がL字形に配置され、その周辺には円周上に建物が規則性を持って配置されているのが特徴だ。

 平田晃久建築設計事務所は提案において、遺構展示施設に大屋根を掛けて周辺環境との調和を図るとともに、地域の交流を育む拠点となるプランを示している。大屋根は古代の舟の造形や銅鐸の色合いをイメージし、弥生式土器の柔らかな造形と親和性があるものとするほか、内側はプロジェクションマッピングの投影が可能なリブ付き鉄板屋根とする計画だ。
 
想定する整備費は、遺構展示施設と管理棟の建築が1億6332万円、展望施設が3391万9000円、設備・外構・諸経費を含む総額は3億3499万8000円を見込む。

















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