2021年3月19日 11:46 京都新聞
参照記事
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/530671
新型コロナウイルス終息を願い、青龍、白虎、朱雀(すざく)、玄武の四神をそれぞれ描いた大凧(おおだこ)が、滋賀県の東近江大凧会館(同市八日市東本町)で展示されている。炎を口から吐き、疫病退散を託した迫力のある四神に来館者が見入っている。
大凧はいずれも高さ3メートル、幅2.5メートル。染織デザイナーで「日本の凧の会」会員の小野喜象さん(80)=大阪府枚方市=が手掛けた。キトラ古墳(奈良県明日香村)の壁画に描かれていた四神をモチーフに、火を噴く霊獣をデザインしコロナを焼き尽くすイメージを表現した。
小野さんは昨年10月にコロナ終息を祈り、平城宮跡歴史公園(奈良市)で四神の大凧を揚げたという。小野さんは「凧を見た人に元気を届けられれば」と話す。4月11日まで。水曜休館。有料。