モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

色んな角度で

2020-04-16 20:06:55 | 幼児

肩こりを最近実感しました、一平です!
今週は幼児クラス第二弾!本日は僕が担当させていただいた授業をご紹介します。
これは、僕が大学で勉強しているプロダクトデザイン(物のデザイン)からヒントを得た授業で、1つのものを、色んな角度から観察して描いてみようというものです。今回はその勉強として、僕の私物のスニーカーを持ってきて、みんなに描いてもらいました!

まず写真中央のようにスニーカーの横面輪郭に沿って切り取られた紙をスニーカーにカポッとはめます。そうすることで完全に横から見えるスニーカーになるので、子供達も奥に続く向こう側や角度を変に気にしないで描くことが出来ます。上面、底面も子供達の座高に合わせて台を下に置いて、真正面から見えるよう角度を調節しながら描いてもらいます。 

まず僕がお手本で描いてから、みんな描き始めていたのですが、あれ…みんな思ったより上手いぞ…?!子供達のテンションが上がるようにマイシューズの中で1番配色が派手なスニーカーを選んできたのが功を奏したようで、みんな楽しそうに色を塗ったり描いてくれていました。
横面、上面、底面それぞれみんな同じ靴とは思えないくらい自由な線で描かれていて(褒めてます笑)、普段僕らデザイン科の学生の「こことここの比率が違うからこれじゃ成立しない…描き直さなきゃ…」みたいな現実主義の感覚ではない、生き生きとした線に圧倒されてしまいました。デザインも、もっと自由であるべきですね。
目の前にある靴を描いたら次は、自分で靴をデザインして貰います!
授業の初めに、知識として足を支えるソール、足の甲を包み込むベロ、足の側面を包むアッパーなど基本的な事を教えてはいましたが、いざ自分でデザインするとなるとこれは難しいだろう、と思っていたんですが、みんなガンガン描き進めていく!
虹色にする子やローラースケート用の靴、自分の名前をローマ字で書いちゃう子など、本当に色んなスニーカーが出来ました。みんなにデザインを教えるはずが、みんなから自由さを教わってしまいました…なんだか悔しいです!

コメント
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