モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

最後の遠足

2020-04-10 20:21:18 | 小学生・遠足

4月から新社会人として美容室で働くことになり、ミオスを卒業したりなです。最後のお手伝いとして、小学生クラス遠足引率のお手伝いに行って参りました!

今回の遠足では高学年女子グループを担当させていただいたのですが、最初ペンギンやフラミンゴなどの人気コーナーに向かったものの、通り過ぎていく彼女たち。「ペンギンやフラミンゴはいいの?」と聞くと「うーん、もう少し見てから選びたい!」と悩ましげな表情で、小動物コーナーへ。そこで各自お気に入りの動物、オウム、タヌキ、プレーリードッグ、などさすが高学年、皆と同じではつまらないと、なかなかツウなところを選んだ印象でした!
その動物の可愛さをどうしたら表現できるか、ということにこだわり、時々愛くるしさに悶絶しながらも完成させていました。
やっぱり女の子!癖のある動物の中にも可愛らしさを見付ける観察力が素晴らしいですね!



美大生でもないボランティアの私ですので、見て周る時の技術的なアドバイスは思い切って幸介先生に任せました。

そして、ノリ先生が大人に近い高学年女子を私に任された理由を考え、私の得意なコミュニケーション能力を活かし、どこのパーツにこだわって描いていて、その動物の何が気に入ったのか、ということを聞いてみることにしました。
「何を描こうか悩んでいたら、オウムが私の目の前に来てくれた!」という理由もあれば、「今!いいポーズで止まってくれた!」など動物達と、瞬間的、運命的な出会いを果たしていたようです
(^^)

ただやはりせっかくスケッチ遠足でしたので、役に立てるような美術の
知識が不足していると感じたことが私の反省点です。

どのようなタイミングでどんなアドバイスをしてあげたらいいのか、構図にしても「全体的にバランスを考えよう。少し頭が小さいんじゃないかな?今度は紙いっぱいに描いたらもっといいかも!」など直接的な言葉だけでなく、そうした方がより良い理由なども考えて言えるようになれるのが理想です。
社会人になってしまいミオスでお手伝いできることはなくなってしまいましたが、今回の遠足で得た『相手の気持ちを引きだしモチベーションを上げる会話力』に磨きを掛け、ヘアメイクの技術や
創造力だけでなく、トークでお客様を喜ばせることができる美容師を目指そうと思いました!

コメント
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