大竹です。こちらのデッサンは川崎総合科学のデザイン科を目指す学生のデッサンです。受験日まで約2週間、いよいよ大詰めです!
川崎総合は90分で構成デッサン(一人ずつモチーフが配られ、自分で置き方・構図を決め描く)を描き上げなければいけません。短い時間の中でいかに正確に形をとらえ、モチーフの特徴を押さえつつ沢山のデッサンの中で主張できるものに仕上げられるか?彼等のデッサンを見てみると、まだ形の取りかたが甘かったり、輪郭線が強く立体感が弱くも感じますが、見える物全てを隅々までとらえて描いてやろうとする気迫が感じられます。私も川崎総合の出身で受験期はミオスでデッサン対策をしていたので、毎年この時期になると自分の受験期を思い出してしまいます。自分では今描ける限界まで出して描いているのに、形が狂ってる!色が単純!モチーフをよく見てない!と指導され「なんでー!!?精一杯描いてんのにこれ以上どうすればいいの〜?!」と講評の度に内心頭を抱えていました。しかしその精一杯を繰り返す事で、当時の受験倍率約3倍を乗り越え、今では指導者側に立っています。なので、毎回もうこれ以上描くところはない!自分が見て描ける限界!というところまで描く事が何より大切だと私は思っております。
本番ではこれまで学んだ事を忘れず、穴が開くほどモチーフを観察し、隅々まで妥協せず描写して描き切って欲しいと思います。今年もミオスから新たな後輩が出来ることを願っております!
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