10月の展覧会まで、早いものであと1ヶ月ほどとなりました。
今回ご紹介する写真は当日展覧会で飾る物の試作品ですが、皆さんなんだかわかりますか?
これは会期中に小学生の展示室の入り口に飾る「アーチ」となる一部分で、試作として作ったものです。
テーマは「トーテムポールでアーチを作ろう!」ということで、小学生クラスは2週課題として取り組みます。
トーテムポールとは、昔インディアンが集落の入り口などに建てる柱状の木の彫刻で、一族の歴史を刻む紋章
でした。(後に記念碑や墓標として建てられました。)
今回はこれをモチーフに小学生クラスのみんなは、「自分の想像する神様」を作っていきます。
素材はなんとトイレットペーパーの芯を軸にして、色紙などを切ったり貼ったり、穴を開けたり・・・どんな形ができるか色々な方法を試して欲しいです。「神様なんてわからないよ~」と思っても、そのわからないところから自分だけの形を探し出して、目に見えるものに再現できたらきっと楽しいはずです!
そして出来上がった一人一人の作品を全クラスで繋げて、ひとつのトーテムポールのアーチとして飾りたいと考えています。
どんな風になってくるか今から完成が待ち遠しいです。
展覧会場では、一人一人で制作した作品と同時に、普段は別々に制作してこのように共同で一つの大きな造形になるものの
両方を同じ空間に展示するので、そこはもう、生徒さんの渾身のエネルギーが集まる場所となることでしょう・・・!
この貴重な機会をみなさんもぜひ楽しみにして頂けたらと思います!
来週は生徒さんの完成したトーテムポールの作品をご紹介します。
さとう