モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

待望の兜完成!

2023-03-27 22:39:44 | 小学生 工作

いつもの火曜日ではなく、月曜日ですがホノカです。
小学生クラス23月のカリキュラムである「兜」がようやく完成したので今回はそれらをご紹介します。兜の作り方はマユカ先生のブログで詳しく解説されているので、こちらも併せてご覧ください!

今回の製作ではパーツごとに紙を切ってホチキスで留め、それを木工用の塗料で塗装、そして革や金・銀の画用紙を使い装飾という手順で行いました。そのため、元はボール紙で出来た兜ですが、立体的かつ自立するほど強固なものになっています。

塗りにはカシューナッツのカシュー漆を使い、吹き流しには革紐を使うような、かなり本格的な工作でしたので、「なぜ5月の端午の節句のカリキュラムにしなかったのだろう?」とお思いの保護者様もいらっしゃるのでは?熊手をお正月前ではなく10月に作ったのと、同じような理由があります。(熊手に関しての豆知識はこちら『熊手の時期?』をご覧ください。)

まず1つ、6年生が卒業する前に、今までミオスで覚えたたくさんの技巧が復習できる兜を作らせてあげたかった為。
2つ、4月には新1年生がたくさん入会してくるので、その子たちには難易度が高すぎる為。
3つ目、4月末に完成すると、飾る時期が短くなってしまったり、欠席で4月中に未完成だった場合、節句後に持ち帰ることになってしまう為。
と、実は色々考えての事でした。だから皆さん是非すぐにでも飾り、4月から5月5日までは見せびらかしてくださいね!

また兜の飾りも、ただ金銀の紙を切って貼り付けるのではなく、折り目をつけたり、丸めたり、立体的にしてから貼り付けています。そうすることで、パーツから作った兜の本体に負けないくらい立派な飾りが輝きます。そして、その形も人それぞれ。クワガタのように2本のツノが生えていたり、武器の形をしていたり。動物の耳のようにしたり、中には好きな戦国武将の兜を参考にしている生徒もいましたね。

そして今回の製作もう一つの特徴は「家紋」です。着物も、家紋がデザインされたものは普段着と違って礼服と言われ、結婚式や成人式などの式典で着るフォーマルなものになります。この兜にも家紋を付けたことで、格の上がった兜になっています。

平たい紙のパーツを立体的に組み合わせて作っていく。時間のかかる作業にはなりますが、昨年末のくす玉製作と併せて「もう立体はなんでも作れるくらいになった!」と言えるくらい腕が上がっていることでしょう。「早く持って帰りたい!」という声が今までで一番大きかったこちらの兜たち、ちゃんと飾ってあげてくださいね!


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