モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

浮遊空間で・・・

2018-03-08 21:33:48 | 幼児

今週の幼児クラスの制作は、宇宙がテーマでした。大きな画用紙にお絵描きするのは、久しぶりでしたので、たっぷりと時間をかけて制作しました。

まず導入として、「いってかえって星から星へ」という絵本を読んで、宇宙の乗り物・惑星などをお話や絵からイメージしてみることにしました。この絵本は、宇宙の星の輝きや土星・地球の美しさなど、壮大な様子が見事に描かれていて、読みながら宇宙を旅している気分になれます。そしてびっくりなことに、この絵本の仕掛けがすごいです!!遠い銀河の奥から飛んできた宇宙船が地球にやってきて、また銀河に戻っていくストーリーなのですが、最後のページで本をくるっとひっくり返すと、【星へ行くお話】が終わって【星に帰るお話】が始まります。行きも帰りも同じ絵なのに、新たな文章を読んでも、上下逆になった絵がストーリーにしっくり合ってるので、びっくりです。

さてイメージができたところで、お絵描きです。宇宙飛行士は、宇宙空間で安全に活動するために、ヘルメットをかぶり、グローブをつけ、背中やあらゆるところに様々な装置をつけているので、普段描いている人物画の描き方手順とはかなり違ってきます。さらに、宇宙空間で船外作業しているシーンを描くということで、浮遊しているポーズを考えながら描きました。全員の作品を見ると、宇宙飛行士一人一人の目線やポーズが色々で、見ていて楽しくなってきますよね!

スペースシャトルと惑星を描いた後、全ての絵を輪郭線に沿って切り取りました。切り取ったものを宇宙の画面(黒画用紙)にコラージュすることで、とてもダイナミックな構図になりました。コラージュの仕方を工夫することで、壮大な宇宙空間が感じ取れる遠近感やスケールの大きさが表現できたかと思います。3歳~6歳のこども達が描いた作品、力作ぞろいです!!(Eri Ito)


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