小学校受験プライベートレッスン 年長
今秋小学校受験を控える生徒さんが通う小学校受験クラスは9月末で終了となり、10月からは先生と生徒が1対1の授業スタイル(プライベートレッスン)に変わります。
神奈川と東京の私立小学校の入学試験は、10月から11月に行われるので、これからは心身共に調整しながら絵画制作の総仕上げに向かっていきます。
夏休み中は、プライベートレッスンの予約枠が連日朝から夜までいっぱいとなり、中には一人の生徒さんが1週間に6コマのプライベートレッスンをご受講することもありました。
夏のプライベートレッスンは、通常の集団授業ではできないような問題を多く取り入れた授業がほとんどです。
年長さんは、少し課題にハードルを上げてみたり、入試過去問題にチャレンジしたり、弱点克服の特訓を重ねたり、制作時間を設けてたり、生徒さん一人一人にとって今大事なこと・やるべきことを保護者の方とお話しながら授業を進めてまいりました。
時には厳しい話をしたこともありましたが、いろいろな経験を乗り越えてきた生徒さん達の成長ぶりがとても頼もしく、残り数か月も良い状態で過ごして本番を迎えてほしいと心より願っております。
今日の作品は、全て夏休み中のプライベートレッスンで制作した力作です。
どれも非常に完成度の高い作品ですが、今試験で重要視されていることは、出題された課題に沿った制作ができたかどうかという観点よりも、どのように考えてその作品ができたのか・・・そのプロセスを自分の言葉で説明できるかどうかということです。
同じ課題を与えられても、作品が出来るまでの道筋は一人一人違います。
幼稚園生の言語力でも自分の考えを相手に伝える為には、あと一言何を言えば良いかを考える場の経験が必要です。絵画・制作の試験問題は同じ問題は出ないので、少し違った要素の問いかけがあったら手が付けられないというのではなく、普段から自分で考え試行錯誤しながら制作して『考える力』が定着していれば、本番もきっと自分の力が出せるはずです。
夏に培った経験が自信となって本番に力が発揮できるよう、あと数か月私達もしっかりとサポートさせていただきます。
伊藤絵里