昔スナックという形態の店があった。一年振り二度目に訪れたらマスターやママが私を覚えているという経験を一度ならずした。何か私が特別な印象を与えるのかなと思ったが友人に聞くと、同じような経験をした人が多くいわゆる水商売の人は人を記憶する能力に優れているようだ。そういえばこの頃水商売とは言わなくなった。若干差別的なニュアンスがあるからだろうか、それともどんな仕事も不安定で水商売的になってきたせいだろうか。
患者さんを何回で覚えるか、これは一概には言えない。一回で覚えることも有るし三回掛かることもある。それには患者さんの印象や病態が大きく関与している。印象の薄い人でも三回診れば覚えるものだ。四回診ても覚えられない人はよほど影の薄い?人でそれも一つの特徴だろう。
どこがどうとは言えないが特徴があって記憶に残りやすい人と印象の薄い人が居る。どうもそれは誰にとってもで、看護師や事務もあああの人ということが多い。ある人には印象深く他の人には印象薄くということは少なそうだ。