エリザベス女王には特別な親しみがある。六十数年前BBCの短波放送でエリザベス女王の英連邦向けのクリスマスメッセージを聞いた。若い女性らしいちょっと甘い声のクイーンズイングリッシュで、えーこれが女王の声かと感激した記憶がある。一方、女王を見たことのある人に小柄だが堂々として凄い威厳があると聞いたことがあり、やはり英国の女王はユナイテッドキングダムの女王で存在感が違うのだと思っていた。最後の仕事がトラス首相任命で、公務を全うされての幕の閉じ方も劇的だ。複雑な21世紀にも尊敬され慕われた女王を追悼する声は英連邦を越えて世界中から聞こえてくる。
万年皇太子のチャールズ皇太子も元気なうちにキングに成れて良かったと僭越ながら申し上げたい。尤もこれから真価を問われるわけで、KingdomをUniteする英王室を背負う国王の重責を担うことになる。