駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

心にゆとりを

2022年09月30日 | 身辺記

           

 

 もともと気が長い方ではなく、どちらかといえばせっかちで滞ると内心イラつく方だったのだが、この頃我慢の限度が下がった。年を取るとのんびりして気が長くなる人も居るようだが、私は逆だ。患者さんも年を取ってゆかれるので当然のことだが、耳の遠い患者さんが増えた。マスクをしていて声がこもるせいもあるが、一回で質問が聞き取ってもらえないことが多くなった。大きな声を出さなければならない。大声を出し続けると疲れてしまう。

 一度に一つのことしかできなくなった。数年前までは、受付からの電話に答えながら診察している患者さんのことを頭に置いておけたのだが、今は中断されると振り出しに戻ってしまう。

 

 

 空いている時はまどろっこしくてもあとがつかえていないので良いが、混んでいる時は手間取ると遅れ遅れになって待合室が一杯で座れなくなってしまう。10月半ばから新しいコロナワクチンやインフルエンザワクチンも始まるし忙しい季節になるので、心にゆとりをもってできるだけイライラしないで急がず遅れず診察してゆかねばと思っている。できるかなあ。

コメント
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