駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

アウエーで勝ち点一はまずまず

2016年10月12日 | スポーツ

          

          

 午後5時からメデイア情報をすべてカットし、ロシアワールドカップ予選を録画で観戦した。開始五分原口の見事なゴールでこれは勝てそうと思ったのだが、原口の寄せで相手が転びPKを与え引き分けてしまった。勝てた試合だったと思う。しかしアウエーでの引き分けは合格点だ。

 ハリル監督が名指しで本田のできの悪さを指摘したが、確かに身体の切れがもう一つで、チャンスに決めきれなかった。もう少し早く、後半十五分くらいで浅野と交代させた方が良かったと思う。相変わらず冴えない香川に代えて、清武を後半の早い時期から投入すべきだった。過去の実績や評価を選手起用の決め手にしてはならない。

 上手く守れていたので、ハリルの逡巡は懸念材料だ。重い緊迫した試合で的確な判断が出来るのが優れた監督で、ハリルに証文の出し遅れ?が見られたのは残念だ。選手の選択と作戦では、まずまず納得の線を出しているが、重圧が掛かった時の判断力には懸念が残る。オフト、ジーコ、ザックとここ一番で間違えてきた。今まででは岡田監督が実績でも判断力でも一番だと思う。ハリルは岡ちゃんを越えなければならない。

 NHK解説の早野と福西で意見が割れた。私は福西の見方を支持する。アウエーでは負けないことが第一になる、引いて守ったのはやむを得ない作戦だったと思う。

 サッカーの記者は勉強不足というかサッカー観戦経験が足りないと思う。話題作り人気選手作りで記事を書いているところがある。地味な人物では売れる記事は書きにくいかもしれないが、ビッグマウス本田以外にも目も向けてほしい。

コメント
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