確か週末は雨の予報だったと思うのだが、今朝は日本晴れとまではゆかないが晴れている。
生煮えの選挙戦は終わった。一体どのくらいの割合の人が、主張の異なる報道に目を通し、沈思黙考し自ら判断して投票に行かれるだろうか。それ程多くない気がする。
マニフェストという言葉があっという間に廃れた。マニフェスト通りに実現できなかったからだ。現状変更は一朝一夕には出来ないし、日本の権力は多重構造で、既得権との齟齬は容易には解消できない仕組みになっている。日本は本音と建て前のある国と言われるが、憲法さえ建前と捉えようとするところがあると感じられる。殊に現行憲法には出自からそう感じる人も居るようだ。
マスコミにはいつまでも保守革新右派左派と単純に分けて物事を報道しないで戴きたい。自分は保守的だが右派を自認する人の言辞には違和感を憶えることが多い。保守革新右派左派よりも一番大切なのは手法だと思う。気に食わない奴は、ぶん殴ってしまえは何とかして避けなければならない。気を付けなければいけないのは殴ったりしませんよという戦略的な手法だろう。山口代表はあまりにも滑らかに話されるので、逆に怪しげに感ずることもあるのだが、論議は端緒に付いたばかりという話を戦略的でなく、文字通りに受け取りたい、どんなものか。
いい年をして、青臭く一つの考え方を書いてみた。元よりこれは一例に過ぎず、寝言のような一表現に過ぎないだろう。まあ、しかし人を貶め叩くだけの週刊誌よりは良いかもしれない。
今回の参院選が大きな意味合いを含んでいるのは確かだろう。