駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

外国の絵

2013年02月09日 | 趣味

    

 十何枚目かの絵が完成?した。先生、「外国なのはわかるね」。とはあんまりの批評第一声ではないですか。まあ、書いた本人も会心のできからは程遠い心境ではありますが。

 もう一度額に入れたのをお目に掛ける予定、多少は見映えがよくなるだろう。

 生活費の一番高い都市は東京だそうである。そうかねと読んだ。暮らしにくい大都会のような報道の仕方だが、東京を含めて日本ほど恵まれた国はないように思う。何が仕合わせかなどと言い出せば、人さまざまで決めようがないけれども、衣食住に不自由しない見地からは日本はベストスリーを下らないはずだ。この絵に描いた町では中年女性の物乞いを何人も見かけた。

 あれこれ言っても働かずして雨風を凌げ、御馳走は希としても三食が保証されている国はそうはないだろう。後期高齢者で生活保護の一人暮らしの女性を十名近く診療している。中には借家に寝たきりでヘルパーさんや訪問看護師によって生き永らえておられる婆様も居る。なんだか、嫌らしい言い方になるかも知れないが、どのようなご不満を述べられようとも、北風ビュービューの寒い夜に曲がりなりにも暖房のある部屋に休め、風邪を引いたと気軽に医者に診て貰える国は口幅ったいが恵まれていると思う。

 

 

コメント
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