駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

老害でなく

2010年04月09日 | 政治経済
 桜が散り始めた。誠に下手な写真だが、桜の花びらを踏みしめて出勤してきた。清々しく感じながらどこか心が引き締まる。日本人は桜の潔い散り際を愛でてきたのだ
 渡部恒三が惚けた事を言っている。何のために自分が所属する党の党首に沖縄基地問題が期限内に解決出来なきゃ辞めろ次は誰などと発言するのか。マッチポンプで既得権益を守ろうとするマスコミに利用されるだけだ。利用されて名前を出してもらいたいのだろうか。老人の戯言に聞こえる。首相に言葉の選び方、外交長期戦略、大衆の心理などを表に出ないでアドバイスするのが年功者の仕事だろう。
 二大政党は妥当な政治の方向だ。不慣れな民主党がもたつくのはある程度やむを得ない。自民党は捲土重来を期しもっと腰を据えて野党に徹しろと発言している自民党の柳沢伯夫に遠く及ばない。しかも柳沢さんの凄いところは、与謝野氏は国際自由派で合理的、平沼氏は国内守旧派で情緒的でとても合わない、今の動きは拙速無謀と分析し、返す刀で政権復帰は十年のスパンで考える必要があり、六十過ぎの桝添氏も出番はないと切って捨てているところだ。これは年功賢者の言葉と思う。
 桝添氏が世論調査では首相候補としてダントツの人気だ。町医者ごときが何をと言われるかもしれないが国民は錯覚している、そして人気などというもので世論を誘導しようとするマスコミのあざとさに危うさを感じる。桝添氏がどういう人物かは、彼がどう動いてきたかを見て慎重に判断する必要がある。
コメント
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