駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

岡の上の鳩時計

2010年03月05日 | 町医者診言
 鳩山首相と岡田監督、二人共、この頃巷での評判が宜しくない。私は世の流れに抗して?細く長い支持というか今に力を出すという期待を捨てていない。
 結果がもろに出る岡ちゃんの方はバーレーン戦で首が繋がったようだが、勝利は偶然の勝利ではないと私は見ている。
 細かいことに立ち入れば、選手起用作戦ときりがないが、この試合には70点の合格点を付けたい。決定力不足とフォワードの人材不足が指摘されるが、岡崎、玉田に森本で行けると思う。本田の突破力得点力も期待できる。遠藤、長友、中沢、楢崎は貴重で不動だ。松井長谷部はサッカー通としては捨てられない味がある。何で内田を使うのかと思ってきたが、だいぶん良くなった。Aマッチで育ててきた訳かと、多少納得している。大久保と闘莉王は己を見失う時があるので要注意。中村憲剛と小笠原は国内向きの選手でファンには悪いが外して正解。
 つい余計なことを書いてしまったが、岡田采配が面白くないという批判をする人はよくサッカーを知らないのだろう。あるいは岡田監督のキャラクターを批判しているのかもしれないが、本当は結構おもろいおっさんなのだ。
 ワールドカップが真剣勝負としたら、面白くないという批判は当たらない。100日後に照準が合っていればよいのだ。一分け2敗ないし3敗が、世界の見方だろうが、一勝できると私は見ている。
 鳩山首相は相変わらず丁寧で馬鹿正直。成算もないのに五月一杯と期限を切っているように見える。まじ、こんなんで大丈夫かと心配になる。岡田ジャパンと同様に決定力違った決断力不足で駄目だと切り捨てられそうな雰囲気だ(既に切り捨てている人も多い)。頼りない官房長官が足を引っ張って、余計に危なげだ。しかし、丁寧で馬鹿正直に育ちの良さが加わって線が細そうに見えるが、結構能天気というか鈍感なところがあり、難関を切り抜けるように見ている。鈍感というのは実は非常に大切な能力で、摩訶不思議な防衛力を持つ鳩首相は五月危機を乗り越え七月に繋げると観測している。
 愚かにして賢い大衆が、愚かな井戸端政治評論家、愚かも混じるサッカー評論家に惑わされなければ、岡の上の鳩時計は明日への展望を告げるだろう。
 町医者としては既にいくつかの予言をしてきたが、大きく外したことはない。この予言に賛意を表す人は少ないだろうが、それだけ予想しがいがある。
コメント
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