梅雨半ば。我家の温度計は室外は24度・室外は19度を指しており半袖では小寒い。昨夏の暑さは厳しかったが、温暖化の時代にあって今夏も厳しいだろう。折からの節電の要請もあってニガウリの苗等が配布された街もあったようだ。我家は野菜を兼ねたツル科の植物(食物)を立木に適当に這わせて収穫しているが、今年は本格的に朝陽除けとして東窓にネットを設えた。
ネットしかみえなかった腰高の窓からツルが見えるようになった。ソレはみるみる間に触手を伸ばし、網にクルクルと巻き付いて上へ上へと見事に伸びていく。伸びゆく姿を食卓に腰掛けながらに眺めるのは心楽しく穏やかな気分にもなる。およそ一間の窓に4本のウガウリ。葉っぱはどの程度繁茂するだろうか。未だ中心軸を中心に上へ伸びるのみだが、そのうち横にも伸びてほど良い朝陽除けになってくれるだろう。
TVではあの大震災から100日たち、連日 ”娘の痕跡を残す遺品を” と土を掘り返していた若い母親が「そろそろケジメをつけないと前に進めない」と語っていた。震災以来2つのブログ(Dr桑山の「地球ステージ」と武田邦彦教授の「特設の2」)を追っているが、放射能対策については遅きに失したものの、武田氏の主張を後追いするような対策が採られ始めている。伸びゆくツルをぼんやり眺めながら、ニガウリの成長のように、元気の出るスピーディな対策があったらなぁと夢のまた夢を見ている。