玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

この所なんだか不気味

2009年08月13日 | ねったぼのつぶやき

 連日ゆらゆらガタガタみしみしと不気味に揺らいでいる。寛いでいる夕刻や、まどろんでいる早朝、食後の一服時に。一瞬身を固め心身を集中させ、次なる行動を思案しつつ収束を待つ。

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 雨や台風は集中豪雨をもたらし、死傷者を含む被災の報は後を絶たない。緩みにゆるんだ地盤を地震が襲う。終戦記念日を迎え、TVでは勝つ筈のない戦争であった事や、日本に落とされた原子爆弾の威力の詳細や、いつ終わるとも知れぬ核実験(地下を含む)の恐怖を重ねて教える。先日映像で体験した(若い頃私自身も体験したが)日蝕中の白昼に迫ってきた薄闇の世界。それやこれを時を移さず体験すると、そんな「奇妙な薄闇の時代」が程なくやっ来やすまいかと不気味になる。オバマ演説に微かな希望を見出しはしても理念の域を出るのは難しい。良識が勝つとは言えないことは隣の国を見れば明らかだ。

 そんな折、ヤット彼の地とビデオ通信が復活した。久しぶりに対面した姉妹は確かな成長を見せ、こちらの手拍子を食い入るように見つめて笑顔を返す。何にも増して無垢な幼子の笑顔は萎えそうな大人に元気をくれる。それだけは奪ってはならない。

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