五月は芽吹きのシーズン。青葉は目に風は肌に心地よい。窓を開け青葉越しの風には色、匂いすら感ずる。日毎にそれらは増しウッカリすると繁茂し過ぎて重苦しくさえなる。
この時期我が家では例年の如く小さな諍いが繰り広げられる。折角の緑を私が刈り込むからだ。広い庭なら放置もできよう。広くもない庭で草木の繁茂を放置するとオオゴトになるのを理解し難いらしい。
剪定作業は今日はここ、明日はあそこと少しづつ何日か要する。その度毎に枝葉のゴミが発生する。ゴミの収集場所は数ヶ月前までは我が家の門扉斜めハス向かいで、前のお宅の裏側だったので気軽に置けた。回収場所は自治会でもモメルことが多く、最近持ち回りと決まり移動した。そんな訳で回収場所とはいえこの種の嵩張るゴミは置き難い。
回収場所以外は回収しないという男感覚と、我が家の門扉前に置いて回収車が来たら頼むという私とで又モメル。毎朝ほぼ定刻に訪れる回収車の音色に飛び出すと「了解」といった表情の運転手さんの笑顔に出会った。民活は生きていて、市民である私は気持ちいい。