過日ニュースの一端で、「熱っ」「寒っ」「まずっ」「やばっ」など「つ止め」の汎用を報じていた。言われてみれば、日々TVを賑わしているお笑い芸人を通して耳慣れていて、文字として接していないせいでか左程の違和感も感じていなかった。そして当の私も思わずそう発してしまった。いくつかの忌み嫌っている単語の一つである「歯槽膿漏」という用語と共に。
私の受診する歯科は、さる施設に特設された歯科で、医師は大学からくる若い医師だが、長年勤務している衛生士3人は、患者の歯を熟知し説明やケアが丁寧で信頼がおけるのだ。市の定検歯科医院の対象外だから予約を要する。毎年ケアしてもらっているが、昨年は抜け落ちていたようで一年半ぶりの受診となった。歯磨きチエックも兼ねて染めだしを塗ってもらい歯磨きした。磨き残しがあると色が残り盲点が判明する。毎日の習慣は時にチェックし修正し直す必要もあるだろう。
次いで歯槽チエック。ポケットの2ケ所は6mmと深いのだが、それは例年の事でそれ以上の悪化はなく虫歯もなかった。衛生士がチックしたカルテと私の口内を見回して若いDrが発した言葉は「歯槽膿漏ですね」だった。「歯磨きは難しく私達プロでも完璧とは言えない」と付けた足したが、歯槽膿漏とは・・。膿漏という言葉はヨロシクナイ。時に奥歯周辺が疼いたり、歯ブラシに血液が混ざる程度なのに。床づれじゃあるまいに膿が出るようになったら一大事だろうが・・・。あるいはこの忌まわしい言葉は、対象者に大きなダメージを与え悲惨な状況を回避させる為周到に用意された用語なのか?。
それほど感じない病名にもびんかんに反応するところ、貴方の言語感覚の鋭さと職業意識に由来します。
さても見事なヤマユリの花、クリック拡大、下からのアングルがGoodです。