早朝新聞取りに庭に降りて先ず瞬く星空をいつも仰ぐ。星座や星占いには全く無縁だけれど、”今こうしてあることの幸せ” を感謝する。住宅街の家並に囲まれた一角。もっと見渡せる空を広げたかったし、敷地内の庭木の剪定もそろそろ身に応えていたので、彼の地の高く広い空を仰いだばかりの私は早速枝降ろし、丈詰めの作業に取り掛かった。
15年以上前に植えた木々は幹も太くノコギリでは間尺に合わない。チェンソーの出番が必須となって主婦が一人でマーケットに出向く。我が家の同居人はこの手の作業はいつも腰が重い。一人で段取りする主婦を見かねて助太刀を出す方だ。対応した店員はチェンソーを要求しているのに高枝降ろしのハサミ等紹介した。チェンソーと共に切れ難くなった剪定ばさみと刃研器を購入した。
「またにしよう」と言っていた同居人も、チェンソーが届いて知らぬ顔は出来ない。その音といい切れ味の良い事といったら! 面白いように切れる。9本の白樫、柿の枝や幹詰め。降ろした枝木のまとめも捗る。あと残すはくろがねもち、ハナミズキ、梅、赤芽垣。この週末を含めあと数日のうちに庭は生まれ変わるだろう。そのあと野菜の種を播いて一段落する。
まるで丈詰められて包帯をした人を思わせます。もっとも枝の剪定は木の健康上必要なのかしら? Hair-cutと同じかな。
高い梢の向こうに広がる空が眺められる
幸せを思います。