玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*本因坊戦は大幅縮小

2023年05月11日 | 捨て猫の独り言

 囲碁の三大タイトルの一つ本因坊戦は、来期から規模が大幅に縮小される。主催の毎日新聞社が4月に発表した。囲碁の七大タイトル戦は新聞各社が主催している。新聞不況の中で各棋戦はこれまで優勝賞金を減額するなどしてきた。

 本因坊戦は1939(昭和14)年に創設。現行の七大タイトル戦で最も古い棋戦。他の6棋戦の創設はすべて戦後。今回の本因坊戦の縮小はケタが違う。優勝賞金は2800万円から7割減の850万円に。これで序列は3位から5位に降格。縮小の内容は多くの棋士の想像を超えていた。

 今期本因坊戦を最後にタイトル戦で最も格式の高い七番勝負(持ち時間8時間の二日制)を行うのは、序列1位の棋聖戦(読売)と2位の名人戦(朝日)のみとなる。来期から本因坊のタイトル戦は持ち時間3時間の一日制で五番勝負となる。また挑戦者決定のリーグ戦は、本戦出場16人による持ち時間3時間のトーナメント戦に移行する。(沖縄の月桃の花)

 

 レジャー白書によると1980年代に一千万人以上いるといわれた日本の囲碁人口は8割を超える減少の150万人(2021年)まで落ち込んだという。そんな折に5月1日の朝日夕刊につぎの記事が出ていた。囲碁を知らない人が、一からルールを身につけて打てるようになる「囲碁であそぼ!」というスマホアプリが開発された。無料で広告は一切なし。ある79歳の実業家の無償の囲碁愛に、3名の棋士が協力して実現した。

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