玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*二つの慶事

2022年03月17日 | 捨て猫の独り言

 毎日のように私が覗いている著名人のブログが二つだけある。1960年沖縄県今帰仁生まれの芥川賞作家・目取真俊(島袋正)のブログ「海鳴りの島から」と、1976年千葉市生まれの囲碁棋士・高尾紳路のブログ「たかお日記」だ。

 「海鳴り」は連綿と続く辺野古新基地反対運動の写真満載の日報というべきものだ。「キャンプシュワブ前の座り込み」が始まって2800日余りになるというが、「海鳴り」のカテゴリー「米軍・自衛隊・基地問題」は2600回の多くを数える。海が荒れてカヌーでの抗議活動ができないときはゲート前の座り込む。彼の冷静沈着かつ持続する闘争心に深く敬意を表したい。

 「海鳴り」の、最近3月12日の記事はつぎのようなものだった。「昨年の夏、イタリアで小説集『水滴』が翻訳・出版された。表題作のほかに「魂込め」「風音」が収録されている。 以前、『魂込め』『風音』がフランスで翻訳・出版されたことに続く出版となる」 ずいぶん遅れた報告ではなかろうか。翻訳出版されていることを初めて知って、わがことのように喜んだ。(盛りを過ぎた梅と河津桜)

 

 「たかお日記」の、3月13日の記事のタイトルは「NHK杯・決勝」というもの。この日の正午過ぎに放送された決勝戦を、私はかたずをのんで見守っていた。敗れたものの、勝負を決めたのは「運」というしかないと解説者が言うほどの大接戦だった。NHK杯は放送より前に結果が外に出るのは厳禁。だからブログの公開は決勝戦が放映された日の21時になった。その中で「本人もまさかまさかの快進撃で決勝戦」と謙虚に記して、いつものように対局のポイントを碁盤で解説していた。祝・準優勝!

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