玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*玉川上水を歩く

2021年02月04日 | 捨て猫の独り言

 私の東西南北の四つの散歩コースのうち、あまり知られていない西のコースを写真を多用して紹介したい。西武国分寺線の「鷹の台駅」のすぐ近くに玉川上水に架かる「鷹の橋」がある。そこから左岸を上流に向かって歩き出す。目的地は「金毘羅橋」で全行程約5㎞なのでたっぷり1時間はかかる。創価小中高、白梅中高の先には上水公園がある。朝鮮大学の先には、きつねっぱら公園。公園の北側に上水と交差する幹線道路が最近開通して橋は「百石橋」と名付けられた。

 

 小平西高の先の「東小川橋」を右岸に渡ると、上水新町地域センターがある。ここの館内で鈴木忠司著の「玉川上水四季さんぽ」を見ることができる。

 

 左岸に戻って先に進むと、ごみ焼却場に隣接して「こもれびの足湯」がある。まもなくして水道局の小平監視所がある。ここから下流は長い間水は流されず玉川上水は荒れるがままに放置されていた。1986年に清流復活事業で処理水が放流されるようになる。放流地点には「上水小橋」が設けられ、ここは本流まで降りることのできる数少ない場所だ。

 

 監視所から上流は幅8メートルほどの昔ながらの上水路で、のり面は整備され水底には小石が敷きつめられている。出発から40分ほどで西武拝島線と多摩都市モノレールが直角に交差する玉川上水駅に着く。監視所から金毘羅橋までは立川市になる。左岸の私立の国立音学大学の近くの橋が「千手橋」だ。反対側の右岸にある、かまぼこ型の建物はインターナショナルスクールだった。明治初期に2年間ほど玉川上水に船が浮かんだことがある。つぎの「宮の橋」近くには船着き場の跡と思われる土手が見られる。「金毘羅橋」の交通量はかなり多く、交差点には馬頭観音が鎮座している。

 

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