今朝の新聞の投書欄を見てあわてた。「陛下の平和への思いに共感」と題した下関の71歳の僧侶の方の投書を読んだ時のことだ。戦後70年の今年、天皇陛下が新年のご感想で「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが今極めて大切なことだと思っています」と述べられましたとある。
3日の新聞には皇居での一般参賀の記事があったはずである。その記事を読んだかすかな記憶がある。その内容をいまいちど確認したかった。小さなスペースながら「皇居で一般参賀、佳子さま初参加」という記事はすぐに見つかった。そこには陛下のあいさつとして「本年が国民一人一人にとり少しでも良い年になるように願っています」という結びの部分しか書かれていない。(写真は左からメタセコイア・イチョウとケヤキ・クヌギとコナラ)
3日の記事では「満州事変の歴史に学び」のくだりこそ書くべきではなかったか。そのことが疑問として残った。そう書かれてあったならどんなによかったことだろう。投書はさらに陛下の誕生日での「日本が平和で健全な国として、近隣諸国はもとより、多くの国々と共に支え合って歩んでいけるよう願っています」という言葉も引用している。
この国の一部の政治家の言葉の軽さにくらべて陛下の言葉には想いがこもっている。美智子皇后の存在がそれを支えているのだろう。よき伴侶を得られた。年が明けて沖縄の動向を見逃さないようにしている。お気に入りに「琉球新報」「沖縄タイムズ」を登録してチェックする。今日の未明に辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前で資材搬入に抗議の市民約100人と県警120人以上が激しく衝突とあった。明日、私は観光で石垣島へ向う。