玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*ついに補聴器

2014年06月30日 | 捨て猫の独り言

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 最近は運動不足解消のために、気が向いた時にウォ-キングを行っている。体育館のトレーニング室で定期的に開かれるエアロビクスに参加したこともあったが長続きはしなかった。散歩でもなく、スロージョギングでもなく玉川上水の緑のトンネルの中を手を大きく振り、普段の歩行より足を一歩前に踏み出す。上流へ向かって歩き出し2キロの地点にある小川橋で折り返す。往復40分ほどだが、少し汗ばんで心地よい。二人の小学生を送り出した後に行う。

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 自分の耳に異変を感じて早くも八か月が経過した。会話には困らないが片方の耳は聞こえないという人など耳の話を聞く機会が多くなる。それに補聴器の広告に目が止まるようになる。自分はテレビなどの音が割れて聞こえるが、それを除けばとくに困らない。しかし周りが困るのだと猛抗議を受けた。たとえば介護の現場で認知症の人はそれなりに対応できるが、耳のとおい人はどこまで理解したか分からずにコミニュケーションをとることが難しいという。

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 隣りの町の国分寺にリオン株式会社の本社がある。旧社名は小林理研製作所で、昭和19年の設立だという。我が国で初の補聴器を発売した会社だ。知人の女性にそこの補聴相談室の存在を教えられて訪ねることにした。通院しているクリニックで紹介された業者が持ってきたのは外国製の高額のもので、迷ったあげくにお断りした直後だった。相談室では聴力検査のあと調整された補聴器を無料で一週間貸し出してくれた。私が選んだのはポケット型で、市販の単四型アルカリ電池一個を使う。

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 相談室には2時間ほど滞在した。なるほど改善されてほどほどに聞こえるようになった。まずは歯、つぎに眼、それに続いて、こんどは耳の通院で、医療費の増加にどれほど加担したことか。命長ければ恥も多いが、金もかかる。補聴器をマイクロホンに見立てて、小学生とインタビューのまねごとをして遊んだ。相談室を紹介してくれた知人の女性は、4歳の男の子の母親で言語聴覚士だ。その男の子に「今朝は涼しいね」と挨拶すると「ひんやりするね」と訂正された。(写真はいずれも6月26日)

コメント (2)
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